「シャンプーの種類はどんなのがあるの?」「シャンプーを作るのにOEMに委託するメリットは?」このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、シャンプーをOEMで作るときのポイントやOEMメーカーの選び方、おすすめの会社についてまとめました。
シャンプーを作るときのポイント
髪質は人それぞれ異なり、それぞれに悩みは付きものです。 OEMに委託する前に、作りたいシャンプーをあらかじめイメージしておくと依頼しやすくなるでしょう。はじめに、シャンプーを作るときのポイント2点をまとめてみました。
- 髪質や髪の悩みを把握する
- どんな髪質にしたいか
この2点を押さえることで、配合する成分が変わってくるので、このポイントを踏まえて読み進めていってください。
髪質や髪の悩みを把握する
オリジナルシャンプーをつくるにあたり、ターゲット層を決める必要があります。髪の太さ・ボリューム・くせ毛・ダメージの有無・頭皮の悩みなどあげればキリがないくらい悩みはつきません。髪質や髪の悩みを把握し、ターゲットを定めましょう。
どんな髪質にしたいか
ターゲット層が決まれば、自ずとどんな髪質に改善していきたいかという理想が見えてくるかと思います。 例えば、
- ダメージヘアの方には、ダメージケア中心のシャンプーを作る
- ボリュームが欲しい方向けには、ふんわりした髪質が手にはいるシャンプーを作る
などがあげられます。 悩みや髪質改善につながれば、商品のリピート率は確実にあがるでしょう。
OEMでつくれるシャンプーの種類
一概にシャンプーと言ってもたくさんの種類があるので、成分別と効果別に詳しく解説していきます。
【成分別】
石鹸系シャンプー
石鹸系シャンプーとは、石鹸系の成分が含まれているシャンプーのことです。 脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウム・石けん素地・石けん分などが使用されています。弱アルカリ性で、肌への刺激がすくなく、洗浄力のあるのが特徴です。動植物の脂が原料となっているものが多いので、アレルギーなど敏感肌にも安心して使えます。
アミノ酸系シャンプー
アミノ酸系シャンプーとは、アミノ酸系洗浄成分が含まれているシャンプーです。 グルタミン酸・アラニン・グリシンなどのアミノ酸の名称が使用されています。人間の皮膚や髪のタンパク質と同じ成分でできており、肌と同じ弱酸性なので、髪や頭皮にやさしいのが特徴です。
アルコール系シャンプー
アルコール系シャンプーとは、ラウリル硫酸ナトリウム・ラウレス硫酸ナトリウム・ラウレス硫酸アンモニウムが使用されているシャンプーのことです。 一般的に石油系シャンプーと呼ばれています。洗浄力と脱脂力が強いので、ハードなスタイリングや頭皮のベタつきが気になるかたにおすすめです。敏感肌や乾燥肌の方には、洗浄力が強すぎるでしょう。原価が安いので、コストパフォーマンスがよく、市販のシャンプーに多くみられるシャンプーです。
【効果別】
スカルプシャンプー
スカルプシャンプーとは、頭皮のことを考えて作られたシャンプーのことです。 頭皮を健康に保つために、必要な皮脂を残しながら汚れをしっかり落とし、頭皮に潤いを与えるという特徴をもっています。頭皮に悩みやトラブルが起きやすい方に人気です。
シリコンシャンプー
シリコン系シャンプーには、ケイ素をメインとした合成樹脂、シクロメチコン・フェニルトリメチコン・アモジメチコン・シリカ・シリル・シランなどのコーティング剤成分が含まれています。 洗浄中の摩擦を軽減し、ツヤのあるなめらかな仕上がりにしてくれるのが特徴です。
ノンシリコンシャンプー
ノンシリコンシャンプーとは、シリコンが含まれていないシャンプーのことです。 身体への刺激が少なく、髪のキューティクルを保護してくれることから、髪や頭皮をできるだけ健康にたもてるのが特徴です。ふんわりとした軽いスタイルを楽しめますが、髪質によっては、洗った後にきしみやパサつき、まとまりにくくなるといったデメリットもあります。アフターケアを行うなどでデメリットも改善できるので、髪や頭皮の負担を抑えたい方におすすめです。
オーガニックシャンプー
オーガニックシャンプーとは、有機栽培で育てられた植物を主成分とした成分が含まれているシャンプーのことです。 どのような効果を期待できるかなどによって、成分の選び方は変わってくるでしょう。植物由来の精油の香りでリラックスできるのも魅力的な特徴です。
OEMでシャンプーをつくるメリット
OEMでシャンプーを作るメリットには、以下の点が挙げられます。
- デザインや品質にこだわったオリジナルのシャンプーがつくれる
商品コンセプトに合わせ中身・容器・パッケージデザインなどすべてオリジナルで作ることで、通常のメーカーのシャンプーに比べて、独自の付加価値がつきます。 - 価格競争を避けられる
オリジナルの商品であることから、競合するメーカーがいないため独自の販売価格で商品を販売できます。 - 小ロットからの製造が可能
ヘアケア商品は、1個当たりの容量が大きいので、祥ロッテでも製造しやすい製品です。OEMによっては、小ロットからの製造も対応してくれるので、在庫を抱えずにオリジナルの商品を製造できるでしょう。
シャンプーを作れるOEMを選ぶポイント
シャンプーを作れるOEMを選ぶポイントは以下の通りです。
- ヘアケア製品を長年製造している
ヘアケア製品を長年製造している会社は、実績とノウハウが蓄積されているので、適確なアドバイスを受けられます。 - 医薬部外品の処方が豊富
ヘアケア製品は基礎化粧品と同様、有効成分によっては医薬部外品になるので、医薬部外品の処方が豊富であれば、さまざまな製品作りに対応できます。 - 小ロットでも親身に対応してくれる
初めてのOEMは、販売予測が立てにくいので、小ロットからでも親身になって対応してくれる会社を選びましょう。
シャンプーOEMメーカー3選
OEMでシャンプーを作るメリット、選ぶポイントを解説したうえで、ここからはオススメのシャンプーメーカー3社を紹介していきます。
ジュエル・コスメティックス (株式会社 ワイマックス)
他にはない独自の技術をもち、他には真似できないオンリーワン技術を多数持っているという強みのある会社です。 その結果として、日本特許やヨーロッパ特許を取得しました。 有名なカリスマ美容師さんとの商品作りも実績として持っているので、それに応え続けるためにも技術の進歩につながる商品開発が行われています。 数多くのサロンでオリジナルシャンプーに対応してきた長年のノウハウを活かした、サロン限定の特別パッケージとして小ロットからも対応可能です。
皮膚臨床薬理研究所株式会社
1986年創業以来、肌に安全なものを求め、天然・合成原料にこだわらず、毎日使い続けるからこそ、安全な薬剤を追及して、ニーズに合った製品づくりが行われています。 世界特許「ラメラ(細胞間脂質類似構造)テクノロジー」を保有している会社です。ラメラ構造製剤は、肌と類似している構造なので、肌なじみ・浸透性・保湿性・安全性に優れています。 シリコンフリーはもちろん、皮膚安全性を考慮したラウレスフリー処方のシャンプー開発や、こだわりを持った処方のヘアケアの開発も可能です。
株式会社ES-ROOTS
国産かつ無農薬のフルーツやハーブにこだわっている会社です。高島屋や星野リゾートなどとの実績もあります。 国産の原料を使用しているので、品質確かな有機無農薬栽培のフルーツ・ハーブが取り添えられているのが特徴です。防腐剤・合成着色料・鉱物油・乳化剤などを使用せず、自然由来のものを使っての開発が可能としています。 オーガニック認証取得希望の場合、各認証基準に合わせた成分配合も可能としており、さらには、動物実験も行わないクリーンビューティーとしてもアピールできる商品開発も可能です。
まとめ
シャンプーの種類やOEMメーカーを選ぶときのポイントについてお伝えしたうえで、シャンプーメーカー3社を紹介させて頂きました。 多くあるシャンプーの種類から作りたいオリジナル商品を企画していくのは、ワクワクする過程ですよね。 この記事が、オリジナルシャンプーを作ろうと考えてる方の参考になれば幸いです。