自社でオリジナルアイシャドウを作りたいと思っても、わからないことばかりですよね。
また、アイシャドウの種類や特徴、OEM製造の流れなどがわからないと思っている方も多くいると思います。
そこで本記事では、アイシャドウの化粧品OEMをはじめて検討している方に向けて、アイシャドウの説明や需要、化粧品OEMで作る際のポイントについて説明していきます。
アイシャドウとは
アイシャドウとはアイメイク製品の一種です。
目の周りやまぶたに塗ることで光や陰影をつけ、立体感をだします。
アイシャドウの塗り方や色味、質感で印象が大きく変わり、さまざまな種類が展開されています。
OEM製造できるアイシャドウの種類
アイシャドウの種類は、主に6つあります。
- パウダータイプ
- リキッドタイプ
- クリームタイプ
- ジェルタイプ
- ペンシルタイプ
- アイグロス
それぞれの特徴を紹介します。
粉状のアイシャドウのことです。
サラッとした軽い着け心地で指先やチップ、ブラシなどで塗り、ふんわりとした印象の目元になります。
1番オーソドックスなタイプで、塗りやすいのが特徴です。
初心者の方におすすめです。
液体状のアイシャドウのことです。
肌馴染みがよく、崩れにくいのが特徴です。
しっとりとしたつけ心地なので乾燥しにくく、色持ちがいいです。
乾燥肌の方におすすめです。
クリーム状のアイシャドウのことです。
パウダータイプとリキッドタイプの中間で保湿力もあり、軽すぎない仕上がりになります。
固めのテクスチャーで指を使って直接塗るタイプなので、調節がしやすいです。
高密着で発色が良く、使い方も簡単で長持ちするのが特徴です。
ジェル状のアイシャドウのことです。
触り心地はふわっとしており、伸びがよく少量でもしっかりと色付きます。
指で直接塗るタイプなので、調節がしやすいです。
水分量が多いため、よれやすいと感じる場合は仕上げにパウダーを塗るのがおすすめです。
ペンシル型のアイシャドウのことです。
鉛筆のような見た目で、使用量も調節しやすく、手が汚れにくいことが特徴です。
発色も良く、アイラインのように使用できるので使いやすいです。
液体のグロスのようなアイシャドウのことです。
水っぽくなく、軽い付け心地が特徴です。
しっかりと濡れ感をだしたいときにおすすめです。
アイシャドウの質感
アイシャドウの質感の種類は、主に6つあります。
- マット
- パール
- ラメ
- メタリック
- サテン
- シマー
それぞれの特徴を紹介します。
マット
光沢感がなく落ち着いた質感のこと。
うるっとした感じもなく、スモーキーな大人っぽい雰囲気の目元になります。
パール
ジュエリーのような細かい艶があり、エレガントな印象になります。
白のパールだけでなく、ライトグリーンやパステルピンクなどのアイシャドウもあります。
ラメ
ラメの粒の大きさや、質感などによって印象が大きく変わります。
ラメが小さめだとかわいらしい印象に、大きめだとゴージャスな印象に。
多くの種類があるので、場面によって使い分けることができます。
メタリック
英語で「金属的な」という意味です。
金属のような光沢があり、クールで鋭い印象になります。
サテン
軽い光沢感が特徴です。
サテン生地のようにサラッとした、艶のある雰囲気に。
ラメほどキラキラ感はありません。
シマー
英語で「きらめき」という意味です。
ラメタイプのものより細かい粒子で、さりげないきらめきが特徴です。
アイシャドウの需要の高さ
コロナ禍でマスクが欠かせない中、アイメイクに力を入れる女性が増えており、「マスク映え」という言葉をよく耳にするようになりました。
また、「メイクの楽しみがアイメイクのみになったため、アイシャドウのカラーを気分によって変えるようになった」
「マスクをしていると目元が強調されるので、アイシャドウを可愛いカラーにしてよく使う」
という声も。
マスク着用時には顔の一部分のみをメイクする方が多く、このことから、アイシャドウの需要が高くなってきていることがわかります。
人それぞれ肌のタイプや、目の形、パーソナルカラーが違います。
消費者の求めているものやニーズを考え、オリジナルアイシャドウを製作することが大切です。
アイシャドウを化粧品OEMで製造するプロセス
- 打合せ
- 試作品の提出
- 製品仕様の検討
- 製品処方の決定
- 契約
- 製造・生産
- 納品
打合せから納品されるまで約6ヶ月がかかります。
企画や開発に3ヶ月、製造に3ヶ月かかると考えると、1つのオリジナル製品を開発するにあたり、約半年ほどかかります。
全てがスムーズに進むとは限りませんので、トラブルや予想外のできごとに備えて余裕を持ったスケジュールを組み立てましょう。
アイシャドウを化粧品OEMで作るポイント
オリジナルアイシャドウを化粧品OEMで検討している方にとって、依頼する際のポイントは気になるところではないでしょうか。
オリジナルアイシャドウを化粧品OEMでつくるときのポイントを3つ紹介します。
まず最初にすべきことは、製造先を決めるためにさまざまなOEM会社にアプローチすることです。
OEM会社によって、得意分野や実績が異なるため事前にリサーチをしたり、展示会に参加することをおすすめします。
希望に合ったアイシャドウを製造できるかどうかはOEM会社にかかっているため、重要なポイントです。
信頼できるOEM会社を選びましょう。
製作したいアイシャドウの種類やコンセプトを明確にする
販売されているアイシャドウの数は非常に多く、ただ作るだけでは競合製品に埋もれてしまいます。
製品のアピールポイントや、パッケージデザインなどの見栄えも売上に大きく影響します。
ターゲットはどんな人なのか、消費者はどんなものを求めているのかなど、コンセプトを明確にして、OEM会社に伝えることが大切です。
適切なロット数の設定
初めてのOEMは販売予測が立てにくいため、基本は小ロットからのスタートになります。
小ロットのメリットは、トータルでかかる製造費用を抑え、在庫をかかえるリスクが少ないことです。
しかしロット数があまり小さいと割高になってしまい、利益が出にくくなってしまいます。
製造コストと販売価格をよく考えて、適切なロット数を設定することが大切。
ロット数をいっしょに考え、親身になってくれるOEM会社を選ぶことがポイントです。
実績のあるOEM会社を選ぶ
アイシャドウ製造の実績のある企業を選ぶことで、選択できる原料が豊富だったり、コストを抑えられたり、マーケティングのアドバイスを受けられるというメリットがあります。
OEM会社を選ぶ際には、実績について詳しく調べましょう。
まとめ
本記事ではアイシャドウを作りたいと考えている方に向けて、アイシャドウの種類や特徴、需要について、化粧品OEMで作る際のポイントをご紹介させていただきました。
ぜひ参考にしていただきながら、素敵なアイシャドウを作ってくださいね。