自社でオリジナルマスカラを作りたいと思っても、わからないことばかりですよね。
また、マスカラの種類や特徴、OEM製造の流れなどわからないと思っている方も多くいると思います。
そこで本記事では、マスカラの化粧品OEMをはじめて検討している方に向けて、マスカラの種類や需要、化粧品OEMで作るポイントについて説明していきます。
マスカラとは
マスカラとは、まつ毛を長くみせたり、ボリュームを出すために使用する目元の化粧品。
さまざまなタイプや形のものがあり、理想のまつ毛にしてくれます。
OEM製造できるマスカラの種類
マスカラの種類は主に8つあります。
それぞれの特徴を紹介します。
ボリュームタイプのマスカラは、テクスチャーが重く、まつ毛にしっかりとマスカラ液がつきます。
まつ毛の1本1本を太く濃く見せることにより、ボリュームが出て、目元を強調することができます。
ロングタイプのマスカラは、繊維をまつ毛に付着させることで、物理的な長さを出すことができます。
まつ毛にボリュームが出るというよりは、細長いまつ毛に仕上がります。
カールタイプのマスカラは、油性成分が多く、ビューラーでカールさせたまつ毛をしっかりとキープさせます。
まつ毛を上向きにしたいときにおすすめです。
フィルムタイプのマスカラは、フィルムコーティングされているため、乾くことで耐久性が強くなるのが特徴です。
38~40度のお湯で溶けるようになっているため、簡単にオフすることができます。
自然な仕上がりを求めている方におすすめです。
ウォータープルーフのマスカラは、油膜でコーティングされているため、汗や水に強く、落ちにくいのが特徴です。
通常のクレンジングだけでは落ちないものが多いので、ポイントリムーバーが必要です。
汗や水に強いですが、皮脂などの油分には弱いので、にじみやすい場合があります。
スマッジプルーフのマスカラは、ウォータープルーフに比べて油分に耐性があります。
目元から分泌される皮脂に強いため、にじむのを防ぎます。
また、スマッジプルーフはお湯に溶けやすいという特徴があります。
そのため、専用のポイントリムーバーは必要なく、簡単にオフすることができます。
下地マスカラは、マスカラの前に塗る下地のことです。
使用することで、次のような効果があります。
- カールが長持ちする
- まつ毛のボリュームがアップする
- まつ毛を保護する
ラメマスカラは、マスカラにラメが含まれており、目元にうるおいのある印象を与えます。
繊細な光で白目をきれいにみせる効果もあります。
マスカラブラシの形状
マスカラブラシの形状は主に4種類あります。
それぞれの特徴を紹介します。
ストレートタイプ
ブラシがまっすぐになっているため、均一にマスカラ液がつきます。
カーブしていないので、角度を変えながら塗ることができ、下まつ毛にも塗りやすいです。
アーチタイプ
ブラシが扇状になっているタイプです。
まぶたの形にフィットするようになっているので、一度でより多くのまつ毛にマスカラ液を塗布することができます。
マスカラブラシの中で1番オーソドックスな形です。
コームタイプ
コームタイプは、ブラシがくしのような形状なっています。
まつ毛をコームで梳かしながら塗ることで、ダマになりにくく、きれいなセパレートまつ毛に仕上げます。
コイルタイプ
コイルタイプは、ブラシが細く浅い溝になっているので、短いまつ毛にも長さをだすことができます。
重ね塗りがしやすいためボリュームを出しやすく、かつ自然な仕上がりになります。
マスカラの色の種類
マスカラの色は大きく分けて4種類あります。
それぞれの特徴を紹介します。
ブラック
1番一般的なカラーで、目元をはっきりとみせてくれます。
目元の存在感をしっかり出したいときにおすすめです。
ブラウン
主張が強くないので柔らかく優しい印象になります。
カラーをブラウンにするだけでオシャレ感が一気に増し、透明感が出るため人気があります。
ネイビー
清潔感のある涼しい目元に見せます。
ネイビーは白目をきれいに見せる効果があるので、ブラウンとはまた違った透明感を出したいときにおすすめです。
カラーマスカラ
マスカラに色がついており、まつ毛を鮮やかに見せてくれます。
ピンクやブルー、オレンジなどカラーバリエーションが豊富で印象的な目元にします。
マスカラの需要の高さ
コロナ禍により、マスクをつけるのが当たり前の現在、多くの女性がまつ毛の大切さを再確認しています。
マスクで顔半分が隠れてしまうため、「目元メイク」は以前に増してかなり重要になってきました。
顔半分が隠れていると表情は「目元」でしかわかりません。
アイメイクの中でもマスカラは目元の印象を大きく変えるので、大切な役割を担っています。
そのためマスカラは、これまで以上に重要になってきており、マスカラ製品の需要の高さがわかります。
また、マスクをすることで、まつ毛メイクに次のような問題も。
- 時間が経つとにじんでしまう
- マスクの湿気でカールが持続しない
- パンダ目になってしまう
など多くの女性が悩んでいます。
このことから消費者は、湿気に負けないカール力とキープ力のあるにじまないマスカラを求めているのではないでしょうか。
このように消費者のニーズや求めているものを考え、オリジナルマスカラを製作することが大切です。
マスカラを化粧品OEMで製造するプロセス
全体のスケジュール感をつかむために、OEM会社の製造プロセスを見ていきましょう。
- 打合せ
- 試作品の提出
- 製品仕様の検討
- 製品処方の決定
- 契約
- 製造・生産
- 納品
打合せから納品されるまで約6ヶ月がかかります。
企画や開発に3ヶ月、製造に3ヶ月かかると考えると、1つのオリジナル製品を開発するにあたり、約半年ほどかかります。
全てがスムーズに進むとは限りませんので、トラブルや予想外のできごとに備えて余裕を持ったスケジュールを組み立てましょう。
マスカラを化粧品OEMで作るポイント
オリジナルマスカラを化粧品OEMで検討している方にとって、依頼する際のポイントは気になるところではないでしょうか。
オリジナルマスカラを化粧品OEMで作るときのポイントを3つ紹介します。
まず最初にすべきことは、製造先を決めるためにさまざまなOEM会社にアプローチすることです。
OEM会社によって、得意分野や実績が異なるため事前にリサーチをしたり、展示会に参加することをおすすめします。
希望に合ったアイブロウを製造できるかどうかはOEM会社にかかっているため、重要なポイントです。
信頼できるOEM会社を選びましょう。
オリジナル製品の種類やコンセプトを明確にする
販売されているマスカラの種類は非常に多く、ただ作るだけでは競合製品に埋もれてしまいます。
製品のアピールポイントや、パッケージデザインなどの見栄えも売上に大きく影響します。
ターゲットはどんな人なのか、消費者はどのようなものを求めているのかなど、コンセプトを明確にして、OEM会社に伝えることが大切です。
適切なロット数の設定
初めてのOEMは販売予測が立てにくいため、基本は小ロットからのスタートになります。
小ロットのメリットは、トータルでかかる製造費用を抑え、在庫をかかえるリスクが少ないことです。
しかしロット数があまり小さいと割高になってしまい、利益が出にくくなってしまいます。
製造コストと販売価格をよく考えて、適切なロット数を設定することが大切。
ロット数をいっしょに考え、親身になってくれるOEM会社を選ぶのがポイントです。
実績のあるOEM会社を選ぶ
マスカラ製造の実績のある会社を選ぶことで、スムーズな取り引きができる可能性が高いです。
また、選択できる原料が豊富だったり、コストを抑えられたり、マーケティングのアドバイスを受けられるというメリットがあります。
OEM会社を選ぶ際には、実績について詳しく調べましょう。
信頼できるOEM会社を見つけたあとも、スムーズにやりとりができるように心がけましょう。
お互いの意思疎通がうまくとれないと、理想のオリジナルマスカラが製造できないことも考えられます。
要望は具体的に伝え、確実に伝わる方法で進めていくことが大切です。
まとめ
本記事ではオリジナルマスカラを作りたいと考えている方に向けて、マスカラの種類や特徴、需要について、化粧品OEMで作る際のポイントをご紹介させていただきました。
ぜひ参考にしていただきながら、素敵なマスカラを作ってくださいね。