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化粧品の充填機械のおすすめ

化粧品製造に関する知識 おすすめの充填機械について

化粧品の充填機械のおすすめ

 

製造された化粧品は容器に充填されます。

充填の作業は人の手でも行われますが、機械で行うこともあり、そのときに活躍するのが「充填機械」です。

この記事では、化粧の製造を考えられている方に、化粧品の充填の方法、充填機械について解説します。

 

化粧品を充填機械で充填するとは

化粧品の容器に中身を入れることを充填といい、製造の現場では人の手で行う場合と機械で行う場合のどちらもあります。

化粧品の充填

化粧品の製造において

  • ボトル容器に化粧水を入れる
  • チューブ容器にクリームを詰める
  • 中皿にファンデーションの粉末を入れて圧縮する
  • 口紅の金型にまだ液体状の口紅を入れる(流し入れる)

これらはすべて化粧品を「充填する」といいます。

製造工程では、充填する中身(化粧品)を「バルク」といい、化粧品を容器に充填することを「バルク充填」といいます。

 

充填機械で充填できるバルクの種類

化粧品はほとんどの種類が機械で充填できます。

充填機械は製品の剤型に合わせて、ボトル充填やチューブ充填、スラリー充填(粉体充填)、口紅の金型充填などの機械が存在します。

 

ボトル充填

リキッドファンデーション、マスカラ、リップグロス、マニキュア、化粧水、乳液、美容液、クレンジング、日焼け止めなど

 

チューブ充填

保湿クリーム、美容液、歯磨き粉など

 

スラリー充填(粉体充填)

ファンデーション、フェイスパウダー、チーク、アイシャドウなど

 

充填機械で化粧品を充填する6つのメリット

化粧品を人の手ではなく機械で充填することによってどのようなメリットは以下の6つです。

  1. 生産能力の向上
  2. 品質の向上
  3. 自動化
  4. 作業の平易化
  5. 省スペース
  6. コスト削減

それぞれについて詳しく説明しましょう。

 

①生産能力の向上

人の手で充填するよりも機械で充填したほうが、充填量や充填速度が早いのはもちろん、泡立ちの防止やボトル口の汚れも減るので作業数が減ります。

その結果、時間あたりの生産量が上がります。

②品質の向上

手作業で一番差が出るのは、作業者によりバラツキが大きいことによります。

作業者の熟練度によりスピード、不注意やミスによる不良品数が変わります。

また、バルクは閉じられた機械の中を通るので、作業中の汚染を最小限にできます。

ファンデーションなどの固形物を壊さないように手作業でプレスするような技術のいる作業も、機械であれば数値を設定するだけで簡単にできます。

機械であれば汚染やミスを防いでバラツキがない充填が可能になり、品質が向上します。

③自動化

機械化することにより現場で最も恩恵を感じられるのが、この自動化です。

充填・計量をコンピュータ管理でき、重い充填物を持ち上げる必要が無くなり、目視で慎重に測る手間が減るなど作業者の負担が減ります。

最近は機械も自動清掃できたり、簡単に分解できるものが主流になり、面倒なメンテナンスが不要になってきていますので、洗浄にかかる人件費の削減も可能です。

④作業の平易化

最近では機械もタッチパネルで簡単に操作できますので、楽で簡単に誰でも作業が可能になります。

熟練作業者の不足を補うことができ、重労働や危険な作業が減るため、女性にも活躍しやすい環境となります。

少人数で作業することが可能になりますので、人材を別の業務へと振り替えることもできます。

⑤省スペース

作業スペースが機械の中に集約されて省スペースになるのも、充填器械を使うメリットです。

⑥コスト削減

1~5のメリットが発生することにより結果として、コストが削減されます。

 

オススメの化粧品の充填機械

ボトル充填機やその他の充填機の中でもおすすめの機種を紹介します。

 

株式会社CREATEC (クリエイテック)ななめ超音波シール式チューブ充填機 TUF-2000

化粧品、医薬品、食品業界で幅広く使われている充填機です。

工場で使いやすいよう設計されていて機能も充実の一台で、充填からシールまでを「これ1台」でこなします。

女性一人で作業できる簡単さで人件費の削減に大活躍します。

「斜め超音波溶着法」により内容物の付着物によるシール不良を軽減しています。

カートリッジ式カッターで着脱が簡単なうえ、トリミング部も多彩で、鮮鋭カッターによりさらに美しい外見になります。

 

関連URL:https://www.ipros.jp/product/detail/2000314503

 

岩下エンジニアリング株式会社 薬品・化粧品・食品用製造・充填装置 自動充填システム

完全自動化出来る充填機械で、個別制御に対応し高速処理を実現しています。

自動充填システムは高精度のシリンジポンプで液体を高速自動充填します。

アルコールなどの耐薬品性に優れていて、簡単に交換できる送液チューブで流路はいつも衛生的な状態を保てます。

自動充填機を使いたいが流路の洗浄や滅菌が心配な方にお勧めです。

お客様のご使用になりたい容器サイズ、容器形状、充填液量、時間あたり処理数などに応じて製作する、オーダーメイドの機械です。

分注・充填ロボットMODEL-100と高精度分注・充填ポンプSP1を組み合わせた分注システムとなっています。

 

関連URL:https://www.ipros.jp/product/detail/2000114153

 

株式会社ナミックス 汎用型半自動充填機FNW型

卓上型のボトル充填機械です。

ロータリーポンプやギヤポンプよりも精度の高いピストンポンプを採用し、ホッパー、切替えバルブ、ポンプを垂直直線配置する事により、吸収効率の大幅な向上と高精度充填を可能にしている機種です。

また、部品点数が少なくホッパーからノズル先端まで工具不要でワンタッチ分解が可能担っています。

どんな液種にも対応していて、化粧水からクリームまで様々な液種が本機1台で対応できます。

液切れの悪い液種に合わせたノズルバリエーションがあります。

1~750ccまで充填可能で、様々な化粧品に対応できます。

ピストンポンプはステンレス製なので取り扱いも容易で、衛生的です。

オールエア駆動で電源不要なので、どこにでも置くことができます。

ポンプの分解洗浄は工具レスで簡単かつ短時間で行えるため、作業者の負担が少ないです。

 

関連URL:https://www.ipros.jp/product/detail/2000403570

 

株式会社CREATEC (クリエイテック)小型汎用充填機 TJ-300N

こちらも小型のボトル充填機です。

ホッパーは10Lから必要に応じて変更可能担っています。

日本製の強みである「壊れにくい」設計で10年越しのユーザーを多く抱える優良企業の製品です。

設計から一貫制作なのでアフターフォローも万全で、内容物の粘性も化粧水のような水物から固い軟膏まで幅広く充填できます。

 

関連URL:https://www.ipros.jp/product/detail/2000177508

 

株式会社南陽 スラリー充填成形機 ロータリータイプ

粉体を充填する機械です。

粉末化粧剤の粉末供給・圧縮成形を行う次世代のプレス機で圧縮成形機構にサーボモーターを用いています。

コンパクトな機械サイズでホルダー類のアタッチメントが少なく、型替え時間を短縮できます。

オプションのパーツフィーダーを使用すると無人で生産でき、コスト削減を実現します。

製品品質に影響を及ぼす工程は全てタッチパネルから条件の選択、数値の入力ができ、条件の保存、読み出しができます。

スラリー製品(湿式)とはファンデーション・アイシャドウ等の粉末を、IPA、エタノール、イソパラフィン、水等の溶剤で混合したスラリー状化粧材を中皿へ単色又は多色を充填し、圧縮成形工程で溶剤をバキュームで回収し、乾燥工程を経て製品となるものです。

 

関連URL:https://www.ipros.jp/product/detail/51780003

 

ワイエル工業株式会社LFM-60 口紅充填冷却機

口紅の充填機は、融解した口紅の充填・充填後の冷却ができる機械です。

オジーブに口紅を充填する装置となり、熱を加えて溶融した口紅をポンプで送り充填します。

充填後冷却装置に送り冷却後取出します。

1分間で60本の生産能力を有し、導入現場に応じて、最適なカスタムができることが特徴です。

 

関連URL:https://www.ipros.jp/product/detail/2000181322

 

まとめ

化粧品の充填機械は化粧品の種類や容器に応じて色々なタイプがあります。

悩んだらプロの知識と経験を頼るのもいいでしょう。

この記事を参考にして、素敵な化粧品を作ってくださいね。

 


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