化粧品OEM モニターアンケートの方法・ポイント
化粧品を開発する際に、モニターアンケートなどを実施している企業も多くあります。
アンケートの統計をもとに、処方が決定したり、商品化に繋がります。化粧品を開発していく上でも知っておいた方が良いモニターアンケートの方法やポイントについて説明しました。
モニター調査とは?
モニター調査とは、調査の対象者から、自社で開発・製造したものに対して、サービスや品質の評価を得られる調査です。
調査を繰り返すだけでなく、繰り返しながらも改善していくことが目的です。
そして、結果をもとに、より良いものを消費者に届けるという役目があります。
化粧品OEM モニターアンケートの目的は?
試作品のサンプルが出来上がったら、モニターアンケートを実施していきますが実施する際の目的を明確にすることが大切です。
しかし、いざモニターとして体験してもらっても、「どんなことを感じてほしのか」「ターゲットは?」などの目的がないと、前には進めません。開発する段階で、設定したコンセプトにそってモニターアンケートを実施していきましょう。どんな人に使ってもらいたいか?アラサー女性や働く女性になど、ターゲットを絞って調査依頼をすることで、知りたい結果が得られます。
モニターアンケートの中でも代表的な調査
モニター調査のなかでも代表的な調査方法、製品調査・サンプリング調査について説明します。化粧品を開発し商品化するまでにサンプリングの調査は重要であり、改善などにも役立ちます。
サンプリングモニターのポイント
指定したターゲットから直接意見が聞けることはとても大きなメリットに繋がります。また、ただ単にサンプルを配布するのではなく、条件を提示し、SNSや自身のブログで紹介してもらい同時にプロモーションの実施も可能になります。
ここでは、サンプリングモニターのポイントをまとめました。
調査の目的を明確にすることができたら、詳細などを詳しく決めていきます。
- コンセプトに沿って、モニター対象者を決める。
- 指定したサンプルを期間などを決めて使用してもらう。
- アンケート用紙を作成する。氏名・年齢などの基本情報に加え、普段使用している化粧品などを書いてもらう。
- サンプルを使用後の質問事項も大切。調査で知りたいことを掲載しましょう。
モニターの募集には、SNSや広告を利用しましょう。また自社の社員や家族に協力してもらうことでコストが抑えられます。結果の集計も、自社で実施できるなら社員と協力し集計することをおすすめします。調査の実施から集計まで一通り行ってくれる専門の会社もありますので検討しましょう。
留意事項
社員にモニターの参加をしてもらっていた場合も一般の方にモニターになってもらった場合も、調査中の肌トラブルなどの以上が出た場合には、すぐに使用を中止してもらいましょう。また、調査内容を漏らさないなどの注意などを促し、アンケート用紙には必ず責任者の氏名と連絡先を記載しましょう。
調査の計画を立てて行く際に、目的を明確にすることを忘れずに行いましょう。調査にはターゲットを絞る事でより良い結果がえられます。
目的別のアンケートもある
目的に合わせた、アンケート調査もあります。
ブランド認知度調査・サービス認知度調査は、自社のブランドやサービスの浸透率や評価を知ることを目的とに行われるアンケートです。認知度を調査することで市場占有率を把握し、コンセプトやマーケティング施策の効果検証を実施することが可能になります。
webサイト調査
実際にwebサイトを利用したモニターがアンケートに参加し評価をする調査です。ログ解析だけでは分からない、サイトの強みや弱みをユーザー目線になって知ることができます。
ターゲット層やニーズを把握するための調査
ネットを中心としたアンケート調査です。営業戦略の上で、ターゲットやニーズを把握することは、強みになります。ネットアンケートならば、オフライン時より人が集まりやすいため早めに集計結果が得られます。
顧客満足度が知れるアンケートについて
顧客のニーズや満足度が分かることで、改善点などに繋がりやすく、市場内での評価や商品の質を上げるためにも効果的なアンケートとなっています。
結果がでたら
結果がでたら、良い評価なのであれば試作品の段階でも処方の決定に至ります。結果が良くなければ、可能な限り試作品の修正をし、再調査をする流れになります。
他のアンケート調査について
アンケート調査には、モニター調査の他にビジター調査があります。
ビジター調査とは、ウェブサイトやホームページ、バナー広告でアンケートなどに回答してもらう方法で、誰でも回答することができるのが特徴です。
- Web調査
オンライン上で、アンケートの配信から回収まで完結することができます。オフラインと比較すると、安価で素早く調査結果が得られるのが特徴です。
- 郵送調査
調査対象の自宅に直接アンケートを送付し、回答後に返送をしてもらい調査結果が得られる方法です。イタズラなどの回答がほぼない点がメリットで、自治体や公的機関で用いられろことが多いです。
- 会場調査
対象者に会場に足を運んでもらい調査を行う方法です。会場代などがかりコストが高くなる傾向にあります。また、モニターの方々への負担の方が大きいため、調査できるだけの人数が集まらない可能性があります。
- 街頭調査
調査するエリア内で、通行人に直接インタビューのような形でアンケートに回答していただく方法です。対面のため、有効な回答が得られやすい反面、他の調査方法に比べるとコストと時間がかかってしまいます。
広告を使用したアンケート調査について
広告アンケートは、プランニング調査・クリエイティブ調査・広告効果検証調査の3つにわけられます。それぞれどんな調査なのか説明します。
・プランニング調査:企画段階でのターゲットやコンセプトを考える段階で行う調査
・クリエイティブ調査:商品を効果的に伝えるコピーやクリエイティブを検証する調査
・広告効果検証調査:出稿後にその効果を測る調査
引用元:https://www.research-media.net/contents/wp/glossary/koukokuchousa/
アンケート調査により結果を数値化し明確にすることが可能になりますね。
まとめ
化粧品OEMを製造・開発していく際にアンケート調査は、必要になってくると思います。企業によりアンケート調査利用をせずに、会社の上の方が決める場合もありますので、企業に合わせて対応していくようになりますね。
本記事を参考にしていただき、アンケート調査を実施してみてください。そして、改善点を踏まえながらより良い化粧品を製造してくださいね。