指先のおしゃれとして主流となっている「ジェルネイル」。
おしゃれは指先から、と言われていますよね。
最近ではセルフで簡単にジェルネイルができるため、さらに需要が高くなってきています。
自社でオリジナルのジェルネイルを製作したいけど、どうしたらいいのか分からない。
また、化粧品OEM会社の選び方は?
本記事では、ジェルネイルの製作を考えている方に向けてジェルネイルの種類やメリット、デメリット、化粧品OEMで製造する際の流れやポイントについて説明していきます。
ジェルネイルとは
ジェルネイルとは柔らかいジェル状の樹脂を硬化させて、装飾を楽しむファッションネイルのこと。硬化には専用のUVまたはLEDの光線を使い固めます。仕上がりが自然で、持ちが良いのが特徴です。
ジェルネイルとマニキュアの違い
マニキュアは「ネイルポリッシュ」と呼ばれる液体を爪に塗布し、自然乾燥させます。
ネイルポリッシュとは爪に塗るカラー剤のことを指し、日本語で「塗料」という意味です。
ジェルネイルとマニキュアの、大きな違いを紹介します。
- 乾燥時間
マニキュアが自然乾燥するまでに掛かる時間は、約1~3時間です。それに比べジェルネイルは専用の硬化ライトを使い、約2~3分で硬化ができます。
- 除去方法
マニキュアは除光液を使用し簡単に落とせます。ジェルネイルは専用のリムーバーでしっかりと丁寧にオフしなければなりません。マニキュアに比べるとオフするのに手間が掛かりますが、その分ネイルの強度が高いということです。
- 匂い
マニキュアは有機溶剤が含まれているため、刺激のある独特な匂いがします。匂いを大量に吸い込みすぎると体に有害です。ジェルネイルはほぼ無臭なので安心して使用できます。
ジェルネイルのメリット
ジェルネイルのメリットを2つお伝えします。
ジェルネイルはラメやパーツを組み合わせるなど、幅広いデザインが楽しめます。さなざまなデザインと材料が展開されていくので飽きがきません。
また、透明度が高く、仕上がりがきれいなことも特徴です。
ジェルネイルは強度が高いため、長持ちするのが大きなメリットです。仕事や家事で指先を使う方におすすめです。ジェルネイルなら約2~4週間はきれいな状態を保つことができます。
ハードジェル・ソフトジェルの違い
ハードジェルの特徴は強度があり、長さを出すのが得意なジェルネイルです。折れにくく丈夫なため、重みのあるストーンやロングネイルなどの、派手なデザインのネイルアートに向いています。ハードジェルは溶剤でネイルのオフができないため、ファイルで削らなければなりません。そのため爪を痛めやすくなり、セルフネイルで行う場合におすすめできません。
ソフトジェルの特徴は柔らかく、セルフでジェルネイルするときに向いています。開発されたのはハードジェルより後ですが、現在はソフトジェルがネイルジェルの主流となっています。ソフトジェルは自爪の補強にもなり、溶剤で溶かして簡単にオフができます。
また、カラーバリエーションが豊富で自分の好みに合った色を見つけやすいです。
化粧品OEMで作ることのできるジェルネイルの種類
ここからは化粧品OEMで製作できるジェルネイルの種類について説明していきます。
ベースジェル
ベースジェル(クリアジェル)はジェルネイルの土台となるジェルです。自爪に1番初めに塗るもので持ちが良くなり、色は無色透明です。ベースジェルの役割はジェルネイルの定着を良くし、カラージェルによる爪への色素沈着を防ぎます。
カラージェル
カラージェルはベースジェルを塗った後、その上に重ねるジェルです。ざまざまな色があり、カラージェル同士を混ぜて使うことでバリエーションを増やせます。ラメやパールが入ったカラージェルもあります。
ライナージェル
ライナージェルは筆先が細くなっており、細かいラインを描くためのジェルです。粘土が高く滲みにくいため、細かいラインやデザインを描くのに適しています。
トップジェル
トップジェルはジェルネイルの最後の仕上げとして使うジェルです。トップジェルを使用することでぷっくり感、ツヤ感を出し、ジェルの強度を高めます。また、パーツを接着する役割もあります。
オリジナルジェルネイルを作るには
オリジナルのジェルネイルを作るにはどうしたらいいのでしょうか。
ここからはオリジナル商品の開発の流れを説明していきたいと思います。
コンセプトやイメージの決定
1番初めに行うことは商品コンセプトやイメージの決定です。
- どういう人がターゲットか(年齢、性別)
- 作りたい商品の種類
- ブランドイメージ
- 販売方法
- 予算
具体的にどういう人がターゲットか、それに合わせた商品展開、販売方法を考える必要があります。
また、どんな種類の商品を作りたいのか検討します。ジェルネイルといってもさまざまな種類があるため、それによって予算や販売方法が異なります。具体的なイメージが決まったら、化粧品OEM会社に依頼してみましょう。
化粧品OEM会社は試作から製造、容器の手配などオリジナル商品作りを1からサポートしてくれます。
化粧品OEM会社の製造プロセス
オリジナルジェルネイルを化粧品OEMで製造する流れを見ていきましょう。
1. 化粧品OEM会社選び・打合わせ
自社で作りたい商品の希望やコンセプトを決めたら、その商品に合うOEM会社を探し、問い合わせをしてみましょう。その後、打合せを行い、商品のイメージ、ロット数、予算、納期などを提案してくれます。
2. 試作品を開発する
打合せの結果をもとに、開発チームが最適な処方、成分を検討しながら試作品が完成します。試作品に改良を加えながら、何度も試作を行い、ターゲットのお客様にご満足いただける商品を目指します。
3. 資材選定、デザイン
商品のイメージにあった容器やパッケージデザインを選定します。デザインは化粧品OEM会社のデザイナーに頼んで製作することも可能です。商品のロット数やコストに合わせた最適な容器やパッケージを選びます。
4. 見積、契約、発注
予算に合った品目、仕様、生産方法、数、納期などの見積を出してもらいます。見積もりに問題がなければ、契約書を締結し発注となります。
5. 製造・生産
原料や資材の手配後、商品の製造が始まります。薬機法や景品表示法に沿って必要な手続きを踏みながら製造していきます。
6. 検査、品質チェック、納品
商品の製造後、品質に問題がないかどうか安全性試験を行います。基準をクリアしているか検査した後、納品されます。
化粧品OEM会社の選び方
どのようなOEM会社に依頼をしたらいいのか、まとめました。
OEM会社によって、製造できない種類の商品があります。会社によって、得意、不得意もあるため、製造したい商品の過去の実績がある方が安心して依頼できます。
製造したい商品の種類や、配合したい成分がある場合は、OEM会社に確認してみることをおすすめします。
商品の予算をOEM会社に相談すると、予算内でどれくらいの商品を製造できるか具体的に提案してもらえます。また、初めてオリジナル商品を作る場合、在庫を抱えるリスクを考えると小ロットで始めたいと思う方が多いと思います。
OEM会社や商品の種類によって対応できるロット数が異なるため、事前に調べたり、問い合わせてみましょう。
商品のコンセプトやイメージをOEM会社としっかり共有できるかどうかが、理想の商品を作るための重要なポイントです。商品が出来上がるまで何度も試作を重ね、理想の商品に近付けていきます。
その際、改善点や要望などを的確に伝えなければなりません。しっかりと要望や意見を聞いてくれるOEM会社を選びましょう。
まとめ
本記事ではオリジナルジェルネイルの製作を考えている方に向けて、ジェルネイルの種類やメリット、デメリット、化粧品OEMで製造する際の流れやポイントについてご紹介させていただきました。
ぜひ参考にしていただきながら、素敵なオリジナルジェルネイルを作ってくださいね。