化粧品や健康食品の保管を配送倉庫に外注したい場合の注意点をご説明します。化粧品や健康食品の保管を外部委託する場合は確認してください。化粧品や健康食品のアウトソーシングを検討したことがありますか? 配送倉庫に外注しましょう。その場合は、以下の条件を確認することをお勧めします。
- 必要となる免許
- 保管温度
- ロットの管理
必要となる免許
化粧品の取り扱いや保管では免許やライセンスが必要となります。
化粧品の免許
化粧品製造免許(包装/ラベリング/保管分類)を取得している場合は、合法的なラベル付きのラベルの貼付、組み立て/包装、添付文書の添付などの作業も行うことができます。そのため、ギフトやセット商品の倉庫でのセットのご要望にもお応えできます。化粧品製造免許を取得するには、責任技術者が立ち会う必要があり、責任技術者は以下の要件を満たしています。責任技術者とは何でしょうか?
次のいずれかに該当する者【医薬品・医療機器法施行規則第91条第2項】
(1)薬剤師
(2)旧制中学、高校、またはこれ以上の学校で薬学・化学の専門課程を修了した者。
(3)旧制中学、高校、またはこれ以上の学校で薬学・化学関連の科目を修了した後、医薬品、準医薬品、化粧品の製造に3年以上従事した者。
(4)厚生労働大臣が上記(1)〜(3)と同等以上の知識・経験を有すると認めた者。
担当技術者がいればスムーズに発送を決めることができます。さらに、労働者向けのトレーニングシステムが整備され、詳細な作業と丁寧な対応が可能です。
健康食品の免許
化粧品とは異なり、特別な免許やライセンスは必要ありません。
保管温度
化粧品と健康食品は常温で保管します。エアコンは常時稼働しているため、夏は30℃以下、冬は10℃以上の温度範囲になります。そのため、常温での保存は可能ですが、高温での保存はできません。また、直射日光の当たらない場所に保管してください。
ロット管理
ロット管理は、化粧品と健康食品では異なります。
化粧品のロット管理
化粧品を保管する際には、ロット管理(賞味期限管理)が必要で法律で定められています。 医薬品、医療機器等の品質、有効性、安全性の確保に関する法律では、製造番号または製造コードの記載が義務付けられています(第61条)。また、倉庫会社はロット管理に基づいて先入れ先出しを行います。製品によっては保管期間が長いと酸化などで成分が変化する問題がありますので、化粧品の取り扱いには先入れ先出しが必須です。
健康食品のロット管理
一部の健康食品には有効期限があります。賞味期限に近い商品はお届けできませんので、賞味期限管理は欠かせません! また、商品によっては品質管理のためにロット管理を行っています。
その他の注意すべき事項
化粧品
化粧品は小さな商品も多いことが予想され、商品によって適正な保管のためにラックで保存することも多いです。また最近は化粧品の中でも、スプレータイプのものも多いです。その際は成分表とエタノールなどがどれくらい入っているかで取り扱い可能か判断します。
健康食品
健康食品は定期便購入を行っている例も多いです。そのため定期購入の発送に対応できるか確認する必要があります。また1回目、2回目、3回目といった形でノベルティを変える運用もあります。これらの対応は継続率に関わってくるため、必須になります。また〇回目ではなく送付月によってはサンプル品を取り入れるような運用を行っているところもあります。新商品のお試しサイズをノベルティとして購入商品と一緒に発送したり、また初回限定サンプルだけを出荷するような対応を健康食品では行うことも多いです。また、サンプルに関しては3種セットなど、セット組が必要となってくる場合もあります。