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化粧品OEM 容器・パッケージの印刷について

化粧品OEM 容器・パッケージの印刷について

化粧品OEM 容器・パッケージの印刷について

化粧品OEM容器やパッケージの印刷やデザインは、どのように作成していけば良いのか。容器のサイズ感にあったデザインや印刷について。また、メリットやデメリットについての説明をしました。

OEMで化粧品を作っていくには、容器はもちろんのこと、パッケージやデザインも重視しなければいけません。お店に並んだ際にパッと目を引くようなデザインにすることで他との差をつけられますよね。

ですが、初めてとなるとどこから手をつけていいのか、お客様に好まれるような商品にするために何をすべきか、印刷方法はどのようなものがあるのか…などわからないことばかりです。

本記事では、OEM化粧品のパッケージや容器のデザインする上で大事なことや印刷方法などについて、詳しく説明していきます。

商品化が決まったらデザインを依頼

商品化が決まったら、デザインを依頼しなければなりません。デザインを依頼する際にどのような事を前もって決めておくと良いのかいくつかのポイントにまとめたので、見ていきましょう。

コンセプト

デザインを依頼するにあたって、商品のコンセプトを明確にし伝えることが大切です。どんな、年齢層をターゲットにするのか?幅広くなのか、それとも若年層向けや大人向けなどによってもデザインは全然変わってきてしまうものです。年齢だけでなく販売チャネル(販路)や価格も意識して伝えましょう。

販売チャネル

  • コンシューマー系(ドラッグストアやコンビニ、ホームセンターなど)
  • 通販等
  • 専門店や百貨店など
  • エステや美容院
  • メディカル
  • クローズ系(訪問販売や連鎖販売など

価格帯

価格帯はデザインをする上で参考にする重要な資料のひとつです。価格帯は大幅に区切って伝える方がわかりやすいです。

化粧品OEMの容器に適した印刷方法

同じように見える印刷にも種類があります。沢山の種類の中でも容器に適した印刷方法を紹介します。また、印刷内容や容器のデザインにもより、印刷の仕方も変わってきますので、デザインのイメージに合ったものを選んでいきましょう。

印刷の種類

シルクスクリーン印刷

合成繊維(ナイロンやテトロン等)を貼り付けシルク版を使い、シルクの網目を乳剤で埋めスキージで圧力をかけながら塗料を擦り付けながら印刷する方法です。

インクジェット印刷

インキをノズルから噴射し粒子状のインキを被印刷物の上に堆積させる印刷方法です。

ホットスタンプ

熱した凸版を箔の上から押し付けるため、ホットスタンプと呼ばれており、表面に金箔や銀箔を貼り付ける方法です。

パッド印刷

金属製の凹版に塗布されたインキを搔き取り、残ったインキを柔軟性のあるパッドに転写させることで容器にインキ印刷する方法です。

フロスト塗装

容器を選んだ際にガラス製のものを使用する際に用いられることが多いです。曇りガラスのようなマットな質感にする事が可能な方法です。

ラベルシール加工

裏側の全面や一部に粘着剤が塗られており、長時間粘着力が保てるようになってます。粘着剤には、用途によって綺麗に剥せるものから、強粘着剤や弱粘着剤が選べます。

シュリンク

印刷しておいたものをシュリンク用フィルムで容器を覆い、熱を加え収縮するフィルムの性質を利用した方法です。容器にピッタリと張り付けられます。

転写印刷

印刷した転写紙に熱を加えプレスすることで、印刷する方法です。Tシャツなど布製品によく使われる方法です。

オフセット印刷

紙を使った印刷によく使われており、(パンフレットやカタログ等)容器の印刷にも利用でき、繊細なデザインや細かい文字の印刷にも適しています。

化粧品OEM容器やパッケージに適した印刷の方法

化粧品の製造に使われる容器には、大きく分けて4つあります。本体の中身や種類、処方内容やテクスチャーに応じて中蓋やキャップの他にポンプなどが付けられて完成となります。

ガラス容器

ポピュラーなシルクスクリーン印刷やインクジェット印刷が適しています。(ロット番号や使用期限を印刷するために使うことができます。)

ホットスタンプは、ロゴマークや高級感を出したい時に使いましょう。パッド印刷は、ロゴマークやワンポイントにおすすめです。他には、着色やフロスト塗装やラベルシール加工があります。

プラスチックボトル

シルクスクリーン印刷やインクジェット印刷はプラスチックにも使用できます。その他、転写印刷、パッド印刷、着色塗装、ラミネート加工、シュリンク、ラベルシール加工などが適していますので、デザインに合わせて組み合わせると良いでしょう。

ラミネートチューブ

オフセット印刷は、チューブによく使われる方法です。その他インクジェット印刷や転写印刷やラミネート加工なども使われています。

金属容器

シルクスクリーン印刷やインクジェット印刷の他にも、転写印刷やラベルシール加工などが使われています。

紙容器

オフセット印刷は使えますが、シルクスクリーン印刷は不向きのようです。その他は、金属容器と同じ印刷方法が使えます。

簡単に使える容器に印刷の方法のどれがあるかをまとめました。それぞれ印刷の仕方でも向き不向きが出るかと思いますので、デザイン担当者と話し合いながら作り進めると良いでしょう。

記載しなければいけない内容

記載内容の基本は商品名や用途、効能、使い方を記載します。この他に、絶対に記載しなければ行けないものがあります。

薬機法第61条に乗っ取った情報の開示

  • 成分名
  • 使用期限
  • 製造販売者名と住所
  • ロット番号 等

が必要です

記載の注意点

外箱がありの場合やパッケージで包装するなどの、販路や演出により、中身が見えないことがあります。

中身が見えない場合には、薬機法で定めらている内容をパッケージに記載しなければいけませんので、注意が必要です。

初心者で分からないことが多い場合には、化粧品OEMメーカーに相談に乗ってもらうと良いでしょう。

容器にインパクトを出して他と差をつけるには?

化粧品OEM製造で魅力的な演出とは

印刷方法や記載内容が分かったらどんな方法で魅力的に見せられるか、インパクトを与える容器を作ることが大事となってきます。商品の見せ方やロゴや容器の色など決めることは沢山あります。

使い勝手がいいだけで、容器を選んでもインパクトがないと惹き付けることはできません。文字のタイポグラフィティや色使いなどからオリジナリティが生み出せます。

容器の印刷・加工方法は以下の3パターンに分けられます。

  • シルク印刷やホットスタンプや転写を使った印刷方法で、容器の表面に直接印刷する方法
  • 容器や付属品を着色したうえで、成形→後から塗装をしていく方法
  • 容器にラベルシールを貼ったりシュリンクで覆う方法

この事を理解しながら、印刷方法も選んでいくと作業が進みやすくなっていきます。

まとめ

最後まで記事を読んで頂きありがとうございました。化粧品OEM容器やパッケージの印刷方法についてのメリットやデメリット、印刷の種類や注意点を説明しました。

参考にして、素敵な化粧品を作ってくださいね。


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