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医師・美容外科医・クリニック向け 化粧品OEMのメリット

医師・美容外科医・クリニック向け 化粧品OEMのメリット

医師・美容外科医・クリニック向け 化粧品OEMのメリット

注目されている「OEM化粧品」とは何でしょうか?

最近では、男女問わずにいつまでも若々しい年配の方々や、芸能人ではない一般の男性も、化粧品に対して興味を持つ人が増えました。 特に新型コロナ禍により在宅時間が多くなったことの影響で、脚光を浴びたのかもしれません。

今回は、美容・クリニック業界でのメリットやデメリット、また概要などを解説していきます。

化粧品OEMとは

2020年頃から起きている新型コロナウイルスの影響で、直接コミュニケーションが必要なリラクゼーションサロンやマッサージサロン等におけるサービス業では、お客様の利用が減るなど大きな被害を受けています。 美容外科、クリニック等においても例外ではなく、経営を回復させるには、従来とは別の業種や業態の転換をすることにより顧客の育成、増進が求められていますが、新たな商品として「OEM化粧品」を販売している事業者が増えていることはご存知でしょうか?

「OEM化粧品」とは、自社でプロデュースした化粧品類を商品化することです。 OEM化粧品メーカーは数多くあり、自分流の商品を開発する素地は多種多様と言えます。

化粧品OEMの特徴

メリット

  • 専門的なことがわからなくても製造できる
  • 化粧品製造業許可がなくても問題ない
  • OEM会社の技術を活用できる

デメリット

  • 製造したノウハウを自社のものにすることができない

化粧品OEMの流れ

1. OEMメーカーを選択する

製品を作るメーカーは全ての要なので、慎重に決めることが重要です。 ①実績、②自社工場か、③製造時のロット数をポイントに選択しましょう。

2. 製品を企画する

メーカー決定後は、製品の具体的なプロデュースを考えます。 自社でどのような製品にしていきたいか、しっかり企画していくことが大切です。 ポイントは以下の3点です。

  • 製品イメージ、アイデアを具体化する 自社の特徴を意識し、イメージを膨らませる
  • スイッチングコストを低く抑えるよう考える 「スイッチングコスト」とは、既存のものから新たなものへ変更するコストのことです。 顧客にとって魅力のある製品でなければ、誰も購入する気になりません。しかし、かと言って金額や使用方法が今までのものと大きな違いがあっては、なかなか新たなものを購入することに抵抗を感じるのではないでしょうか? 他社製品から自社の製品に興味を引くためには、このスイッチングコストに大差がないよう配慮することも必要です。
  • 顧客ニーズに近いものを分析 とても難しい事ですが、それぞれ抱えている悩みや要求を熟知し、顧客が本当に求めている製品を開発することが重要です。

3. 製品を開発する

製品作りが具体的に始まりますが、まずは試作品を作成し、安全性などを確認します。 そして、OEM会社で作られた試作品を社内の多くの人に使ってもらい、率直な意見、感想などを集めます。その結果を作成会社へ伝え、より良い製品になるよう開発していくのです。

4. 製品販売のしくみを考える

やがて改良を重ね愛情込めて作った製品が出来上がり、OEM会社から納品されて来ます。 いよいよ、この製品をどのように販売していくかを考えますが、体制をしっかり確立して行くことが重要です

通信販売やネット販売も視野に入れ、以下の事を決めていきます。 ①決済方法 ②販売経路 ③配送手段 ④顧客情報の管理

コロナ禍においては、ネットでの販売が急拡大しています。 ②販売経路と③配送手段は、通常販売よりも重点を置いて考えるべきでしょう。

5. 集客はどのようにするか具体化する

販売体制が整えられても、肝心の受注がなければ意味がありません。 新規事業としての商品開発、販売したことをアピールしていく必要があります。今現在サロン等に来られているファンには、直接説明やDMを送付するなどの営業をしていくと良いでしょう。また、4のように、SNSやWEB広告での宣伝も同じように重要と言えるでしょう。

成功するための特に重要なポイント

OEM会社の選択

OEMを利用したコスメ事業を成功させるためには、まずは「OEM業者の選定」が最も重要です。 自社の商材を開発し製造する訳ですから、当然ですが何万社をある企業の中から選び出すことはなかなか容易ではないかも知れません。 そこで、下記にポイントを記してみました。

OEMにおいて、過去に残している実績を参考にする

これまでにどのようなものを製造し、新しい製品を開発してきたか、その対応等詳しく調べましょう。

化粧品を製造するためのノウハウをどれだけ持っているか

OEM事業者にノウハウがどこまであるかは、なかなか分からないかもしれませんが、調査を続けていけば優良な業者に知り合うきっかけもあることでしょう。信頼できる事業者を見つけることは、成功するための最も重要なポイントと言っても過言ではないかも知れません。

化粧品OEMを生産するための体制はどのようになっているか

具体的には、自社工場を持っているかを確認しましょう。

生産ロット数はどのようになっているか

化粧品を製造するにあたって製造数をどうするのかも、生産コストを考える上でとても重要です。 容器の最小個数等は、初めから決まっている場合もあります。 また、製造原料においても利益がとれない材料を使用しても意味がありません。在庫管理の上でも、事業の展開に合わせて熟考して決定しましょう。

マーケティングの戦略をしっかりと構築する

OEMを利用したコスメ事業を成功させるための二つ目のポイントは、「マーケティングにおける戦略をじっくり考え実行に移すこと」です。 精魂込めて作られた製品をどのように販売していくかは、この戦略にかかっています。おつきあいなど他事業で見込まれる顧客がある場合は、比較的容易に新規販売を推進できますが、拡大するには、既存の信頼関係を保ったままで販売していくことが重要です。

既存の顧客とはいえ、他社のものから乗り換えてもらうことは、実際には難しいことかも知れません。 また、今まで化粧品コスメなどの商材を何も販売をしていない場合は、新しい顧客を取り込んでいかなければなりません。 この場合、認知されるまでが勝負といえます。

販売スタート時のアプローチ方法で、その後の売上は全くと言って良いほど変わって行きますから、ネットショップやSNSでの利用の仕方、広告代理店の宣伝方法などをしっかりと確認した方が良いでしょう。 ただし、広告をネットなどで載せるには、法律で規制されている項目が多数ありますのでご注意ください。

まとめ

OEM化粧品を製造販売するうえで、製造した技術を自社のものにする事ができないデメリットはありますが、専門的なことがわからなくても製造でき、製造許可がなくても問題なくOEM会社の技術を活用できるメリットもあります。

また、成功への鍵は「OEM会社の選択」、さらに「マーケティングのための戦略をしっかりと構築する」ことです。 数多くある化粧品OEM会社の中から、製造技術だけではなくマーケティングにおいての販売ノウハウも伝授してくれるような、優秀で信頼のおけるビジネスパートナーを探し出すことが、極めて重要と言えるでしょう。


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