健康食品OEMの容器の選び方・おすすめ
健康食品には様々な形状があります。その形状に応じて、適切な容器を選択する必要があります。オリジナルの健康食品を作る時に、どう選べばよいか迷うことがあるのではないでしょうか。今回は、健康食品と容器の関係や、容器の種類や素材についてご説明したいと思います。
健康食品の種類について
健康食品の形状によって、選択可能な容器が変わってきます。まず、健康食品の形状のうち主なものを挙げてみたいと思います。
- 粒状タイプ
- 粉末タイプ
- 顆粒タイプ
- ハードカプセルタイプ
- ソフトカプセルタイプ
- ドリンクタイプ
- ゼリータイプ
健康食品OEMの容器メーカーを比較・検討する際には、これから生産したい商品タイプの充填が対応可能か事前に確認しておく必要もあります。
健康食品容器について
健康食品の形状がドリンクタイプの場合は容器を瓶や缶に、カプセルタイプならプラスチックボトルに、粉末状ならパウチ袋にというように、中身によって最適な容器を選定しなければなりません。ここでは健康食品容器の役割や種類、材質についてご説明したいと思います。
健康食品容器の役割
健康食品容器の役割は、以下の3つに分けることが出来ます。
- 摂取しやすくする
健康食品には様々な種類があるため、容器は、容量、内容物、目的、形状の種類によって適したものが変わってきます。開けやすさや持ちやすさ、中身の出しやすさや携帯のしやすさなど、商品の用途や使用シーンに合わせた容器を選びましょう。日常的に摂るものは自宅で保管できるもので構いませんが、外出先やフィットネスジム等で摂る必要がある場合には、そのシーンを考慮した容器を選ぶ必要があります。
- 健康食品の中身を守る
経口摂取するものに関しては、健康食品のみならず消費期限や賞味期限があります。空気や温度・湿度の変化、直射日光など、健康食品の成分や形状によっては外的環境の変化に弱い商品もあるため、商品の品質を維持できるような容器を選びましょう。顧客の安心感に繋がる、重要な選択となります。
- 商品のこだわりを反映する
容器やラベルのデザインは、その商品の顔となります。商品のブランディングの観点から、高級感を持たせたいという場合、それに適した形状やデザインを選択するのも大事なポイントです。期待できる効果を表現することでより多くの人の興味を引き、実際に手に取ってもらえることで購入にも繋がります。
健康食品容器の種類・材質
健康食品容器にも、様々な種類があります。ここでは、主な容器の種類をご説明したいと思います。
- ラミジップ
チャック付きのラミジップは、繰り返し開閉できて保存や保管に便利です。アルミやクラフト紙などの素材で作られています。特徴としては、防湿性や遮光性に優れています。商品ラベルは、直接印刷するタイプと袋に貼り付けるシールタイプがあります。
- ボトル容器
ボトルタイプの容器で使用される素材は、プラスチック、ガラス、アルミの3種類です。持ち歩いて使用することが多い健康食品には、取り扱いが容易なプラスチックが採用され、高級感がある健康食品にはガラスが採用されたりします。軽量であるアルミボトルは持ち歩くのにも便利なため、ドリンク系の健康食品に用いられることが多いです。
- PTPシート
錠剤・ハードカプセル・ソフトカプセルなどを1粒ごとに分けて包装します。素材はプラスチックとアルミで出来ているものがほとんどです。プラスチック側のほうからサプリメントを押し出すことでアルミのフタが破れ、サプリメントを取り出すことができるものです。数枚のシートをまとめて、ポリエチレンやアルミの袋でピロー包装することも多いです。形が崩れづらい点、気密性に優れている点がPTPシートの特徴です。
- アルミ包装
液体や粉末、顆粒や固形物などを包装するもので、素材はアルミです。持ち運びがしやすく、防湿性、遮光性に優れており、健康食品の品質の安定保持に向いています。また、個別に包装するため長期間保管する際でも取り扱いが容易というメリットに加え、サイズやデザインも自由に設定できるというメリットもあります。
健康食品容器の選び方と健康食品OEMの活用
健康食品容器の種類や材質などの特徴について、ご説明させていただきました。続いて、健康食品容器をどのように選べば良いかについてご説明したいと思います。
容器メーカーと直接取引をする
容器メーカーと直接やりとりすることにより、より具体的な容器イメージや質感、デザインについての情報を得ることができます。また、多くの容器メーカーの情報を収集することで、予算感の比較や納期までのリードタイムの比較をすることができます。そのような情報を総合して、どの容器メーカーがご自身の事業プランに合っているかを検討することもできます。また、容器メーカーによってはオンラインカタログ等で情報や製造実績を公開しているメーカーもあり、比較的容易に容器に関する情報を得ることもできます。
健康食品OEMに選定を依頼する
健康食品OEMメーカーが取引をしている容器メーカーがあります。そのメーカーが持つ容器から選定してもらうのも1つの方法です。選択の幅が若干減る可能性はありますが、バルクの中身も健康食品OEMメーカーに依頼する場合、サンプルの試作段階から容器とバルクの相性を確認しながら商品開発を行えるメリットがあります。そうすることで、最終的なコストの削減に繋がることもあります。容器メーカーが持っている容器は量産型のものが多いですが、気に入ったデザインがない場合は特注で型を製作してもらい、オリジナル容器を製造することも可能です。その場合、商品自体のデザイン性やオリジナリティの向上を図ることが出来ますが、容器の製造コストが上昇するというデメリットもあります。予算とブランディングのバランスを考えながら、決めるのも1つの方法です。
まとめ
今回の記事では、健康食品容器の種類や材質、選び方についてご説明致しました。健康食品容器は商品の「顔」となるもので、多くのメーカーが製品内容だけではなくデザインについても日々検討を重ねています。健康食品容器や、選定方法などについてご検討中の方は、この記事がご参考になれば幸いです。