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健康食品OEMの開発期間

健康食品OEMの開発期間はどのくらい?短期間で納品するためには

健康食品OEMの開発期間

OEM(他社に商品の製造を委託する)は、自動車業界、アパレル業界、化粧品業界などではお馴染みですが健康増進で使われるサプリメントの開発でも需要が高まってきております。

そこで自社でもサプリメント開発をOEMで受託したいけど、どれくらいの期間で商品を開発できるか、また沢山ある企業の中から探すとなると色々な返答が飛び交うかと思います。

ある程度の開発期間の目安や急いでいるから短期間で作って欲しいなどあるかと思います。

そこで、今回は健康食品OEMの受託製造する際、開発する期間の目安をご紹介いたします。

1.どれくらいで健康食品OEMの開発商品かが可能か。

最初にどれだけ具体的な商品イメージがあるかによって、企画提案までの期間が大きく変わってきます。なので、最終的な商品の納品まで最短3ヶ月〜最長1年くらいかかります。

具体的に剤形や包装の形態、デザインなどが固まっている場合は、最短で3ヶ月での製造も可能ですが、実際はもっと長い時間がかかる場合が多いです。売れるための商品企画と効果の効く配合成分の打ち合わせに多くの時間を割く必要もあり、打ち合わせだけで数ヶ月かかることもあります。

事例では、最初の試作で効果は確認できたものの、味の決定のために試作を4回作り直すことで、商品化までに時間が掛かるケースもあるようです。

一概には言えませんが、デザイン・ネーミングも含めて全てが決定されてご注文頂いてから納期まで、約2ヶ月が目安になってくると思います。

2.短期間で納品するためには

多くのOEM製造会社は、すぐに商品化できるバルクや処方を準備しています。選択いただいたバルクサンプルをベースに、お客様ごとに安定性が維持できる範囲で機能成分を追加し、独自アレンジを施すのが最もシンプルな開発方法です。また、すでにお客様が販売経路をお持ちであれば、短期間で納品するのも可能です。

短縮のポイントは、すでに安定性試験で合格が出ているバルクから選択していただくケースや容器もリードタイムが短く、バルクとの相性に支障がないことがわかっているものから選択していただくなどが考えられます。

一つの商品を完成させるために、中身を工場で製造し、栄養成分の分析を分析センター、パッケージ、分包フィルム制作をデザイナーやパッケージ、印刷業者などといった複数の企業間で商品を製造する場合は、中身の製造はもちろん、パッケージや包装の形態、配送費を考えての厚さ設定など同時進行で進めなければなりずとても大変です。

その一方、商品の企画のご提案から商品の納品まで一貫して提携企業を持つ会社様で生産する場合は、ワンストップ製造になるため「低コスト」で「短納期」が実現できます。

また、中身の製造だけではなく、包装袋やパッケージ、デザインに至るまで対応可能な場合、より短期間で納品することができると思います。

3.健康食品OEM開発までの流れ

商品企画

  • 情報収集

商品を企画するためにまず、マーケティングデータやトレンド、顧客ニーズ、原材料データなど必要な情報を集めます。

  • データを分析する

集めた情報をまとめて分析することで商品企画に役立てます。

  • 商品コンセプトを企画する

大まかなアイデアが決まったら、それぞれの商品コンセプトを企画していきます。また、処方・成分・味・種類のライナップ、形状(剤形、カプセル)、ロット、包装、パッケージなども大まかに決めていきます。

  • 詳細を固める

商品コンセプトが決まったら詳細を詰めていきます。具体的にどのようなものにするのか各項目を詳細に固めていきます。

開発

  • 試作品の作成

開発段階においてまず、試作品を作るのが一般的です。健康食品製造専門のOEM業者などに依頼して、まずは試作品を作ってもらいます。

  • テストを行う

試作品が完成したら処方の安全性の確認や安定性試験などのテストを行い問題ないかを検証していきます。

  • 評価する

テストの結果、試作品を評価し商品企画そのものが問題ないかなど、あらゆる観点から検証していきます。問題があれば修正して再度、試作品を作ることもあります。問題がなければそのまま商品化し製造を行います。

もし、健康食品企画開発の知識やデータがない場合には、健康食品のOEMメーカーなどに企画開発から受託する方法もあります。マーケティングデータなどを多く保有し経験豊富な会社を選ぶことでより優れた健康食品を企画開発することができると思います。

4.健康食品の開発を行うために必要なこと。

目的とターゲットを明確にする

健康食品は現在、非常に種類が豊富です。そのため選択肢が多く消費者から選ばれにくい状況になっています。そのような中、健康食品のコンセプトや目的、ターゲットを明確にすることによってオリジナルの特徴を出すことができます。

そうすることにより、購買していただけるターゲットの対象者からは選ばれやすくなります。また、目的とターゲットを明確化していれば数あるOEMメーカーの会社様選定にも役立ち、目的に沿った商品を制作する依頼もやりやすくなると思います。

マーケティングデータと原料の知識を得る

健康食品はこれまでさまざまな企業が企業開発、製造、販売に取り組んできたことからマーケティングデータが蓄積され存在します。

売れる健康食品を開発するためには、どのような健康食品が売れているか、消費者のニーズに沿っているかといったマーケティングデータを得ることが重要です。また健康食品に使う原料や成分の知識をしっかりと入れておき、これから開発する健康食品に使用するものをある程、候補にあげておくことが大切です。

5.サプリメント開発をOEMで受託する時の注意点

メーカーに発注する量

事業が軌道に乗って商品を大量に確保する場合は、OEMメーカーに大ロットの発注を掛けます。ですが、受託したOEMメーカーが大ロットの製造しか受け付けておらず、小ロットの対応をしてくれなければ商品が売れ残った場合は大量の在庫を抱える恐れがあります。

少ロットで発注が可能なOEMメーカーでも市場の感触(世間的なニーズ)を掴めていない状態で大ロットの生産をすればうまくいかなった場合のリカバリーがしづらくなります。

そのため、OEMメーカーで受託生産を行う時はテストマーケティングをかねて小ロットの発注が可能かどうか確認するようにしてください。

サプリメント開発の信頼できる実績の有無

たとえOEMメーカーであっても、企業ごとでサプリメントの開発に関する実績に差があります。取扱商材の数や提携している工場・原料・資材メーカーの数が少ないと受託者の要望に柔軟に応えることがむずかしく、完成品のクオリティが当初考えていた水準をクリアできないケースもあります。

まとめ

健康食品の企画開発の開発期間また、その際に受託する場合の注意点についてご紹介してきました。健康食品は人々の健康に役立つ優良な食品の一つです。サプリメントは、使用する原料や発注数で委託の際にコストが大きく変わりOEMを行う企業の実績次第で安心して任せられるかどうかも変わってきます。受託を検討する際はこれまでお話しした内容を参考にして目的に合致したOEMメーカーを選ぶようにしたらいいと思います。

ぜひポイントを押さえて優れた健康食品を企画開発してください。


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