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健康食品OEM ドリンク 費用

ドリンクの健康食品OEMの費用はどれくらい?

健康食品OEM ドリンク 費用

コンビニエンスストアなどでも見かけることの多いドリンクタイプの健康食品。栄養補給と水分補給が一度にできることから、忙しい現代人に必要不可欠な製品といえるでしょう。今回はそんなドリンクタイプの健康食品を製造する上で、どのくらいの費用が発生するかを確認していきます。

ドリンクの健康食品OEMで費用が発生するポイント

それでは、実際に健康食品OEMで費用が発生するポイントについて見ていきましょう。発案から実際にサンプルを作り、製品となって自社や小売店等に配送されるまでの流れを追いながら、それぞれにかかる費用を確認していきます。

サンプルの製作

新製品を製作する際は、まずサンプルを作ることが必要不可欠となります。中身だけでなく容器やパッケージなども含めて形にし、依頼側の企業とOEMメーカーの意見をすり合わせていきます。この際、実際に製造する際の費用や時間を確認し、当初の目的や計画に沿っているか確認しておきましょう。

そもそもサンプル制作は、善意で無料製作してくれる企業と、しっかり費用が発生する企業に分かれています。納得のいくまで作り直せば、それだけ多くの費用がかかることもあるため注意しておくと安心です。もっとも手を抜くわけにはいかない工程のため、ここに費用が割けるかどうかも検討のポイントといえるでしょう。

サンプル製作が有料となりやすいのは、これまでOEMメーカーが使うことの少なかった材料や機材を使った場合、また原料の価格が高い場合などが挙げられます。該当するOEMメーカーが他社との取引があるかどうかも、価格帯の決定に大きな影響を及ぼす場合があります。

中身代

実際の中身にかかる費用は、原料にかかる費用はもちろん、製品にするまでの「処方料」を加味しなくてはなりません。健康食品は身体に対しどのような効果があるのか見定めながら原料の量を調整する必要があり、該当するOEMメーカーが今までに処方したことがあるかどうかも金額の分かれ目となります。

つまり、これまでに多くのメーカーが処方し製造してきたものは、ある程度の情報が出揃っているため比較的安くなり、独自の成分を配合する場合などは一から研究するため価格が高くなる傾向にあるということです。

もちろん、そうしてできた新製品については、安全かどうかを確かめるために何度も検査をせねばなりません。これに対する検査費用も追加されるほか、実際の販売までかなり時間を要する場合もあるためあらかじめ確認しておきましょう。

パッケージ代

ドリンクタイプの健康食品の場合、多くはペットボトルや瓶、缶などのパッケージです。これらはOEMメーカーが取引している資材メーカーから仕入れており、OEMメーカーごとに価格が異なるのも特徴です。該当するOEMメーカーが普段どんな製品を作っているか、またはどんな企業と取引しているかなどを踏まえ、コストとの兼ね合いからパッケージを決定しなくてはなりません。

これに加え、各製品のデザイン代も検討しておきたいところ。自社でパッケージのデザインができない場合は、OEMメーカーにて請け負ってもらえるかどうか確認しておきましょう。もしOEMメーカーでデザイン製作を承っていない場合は、別途他企業にデザインを依頼しなくてはなりません。

配送にかかる費用

最終的に製品が出来上がったら、段ボール等に詰めて配送するまでがOEMメーカーの仕事となります。緩衝材やラベルなどの梱包資材代はもちろんですが、配送にかかる費用や人件費などはメーカーによって大きく異なる可能性があります。

ドリンクタイプの健康食品の場合、重量やサイズが大きくなりがちです。その分配送料も高くなりますので、相見積もりでより安価なメーカーを決めると良いでしょう。

特に配送費用については、OEMメーカーと契約している業者を使うのか、別途指定業者を利用するのかといった問題も出てきます。指定倉庫や小売店が既に決まっている場合は、そこまでのルートをあらかじめ提示し、見積もりの段階で配送代を決めておくことが重要です。

健康食品OEMのメーカーを選ぶには?

健康食品OEMを検討する際、どのメーカーを選べばよいのかという点は多くの企業が頭を抱えるポイントでもあります。それぞれのメーカーで得意な製品タイプが異なることもあり、製造を依頼する製品タイプと相違がないかどうかも注意しておきましょう。

どんな製品が得意なのかで決める

OEMメーカーを視察する際は、工場のラインや今までの受注実績がどんな製品タイプに偏っているかを確認しましょう。別途新しいタイプの製品を依頼するよりも、これまでの実績があるタイプの方がコストもかからずに済みます。既に知識が入った状態でプロジェクトが始動するため、物事がスムーズに進みやすいのもメリットといえるでしょう。

また、製品の形状だけでなく、「どんな消費者を想定しているか」といった点も確認しておきたいポイント。高齢者向けの健康食品を多く担っているのか、はたまた若い世代向けの美容系健康食品を主に扱っているのかでは製品の内容に大きな違いが出てくるはずです。

地元に根強いメーカーを選ぶ

依頼側企業とOEMメーカーが同じ地元にあり、その土地ならではの原料を使うなどすれば製品のアピールにもなります。各自治体では「地産地消」と題して地元食材の消費を促進しているところも多く、それぞれの取り組みに協力する形での販売が可能となるでしょう。

また、高齢化が進むなどして地元メーカーが危機に陥っている場合、手を取り合って危機を脱却するきっかけにもなります。製品がヒットすれば社員として若者を雇用する機会も増え、地元を活気づける未来も期待できそうですね。

「保健機能食品」の製造が可能かどうか

さらに、健康食品OEMのメーカーの中には、基準値が決められている「特定用途食品」や「栄養機能食品」、「特定保健用食品」の製造を得意とするメーカーも多数存在しています。消費者にとっても安心して摂取しやすい製品といえるため、これらの製造を検討する場合は特化したメーカーを選ぶことをおすすめします。

「特定用途食品」とは、乳児・妊産婦・授乳婦・嚥下機能の弱い方・病気に罹患している方などを対象とした健康食品です。一般的な食事をとることができず、必要な栄養素が不足しがちな方向けに作られており、それぞれの状態に合わせてペースト状やドリンクなど幅広い形状の製品があるのも特徴です。

続いて「栄養機能食品」は、あらかじめ決められた栄養成分を補給する目的で作られた食品のこと。n-3系脂肪酸や6種類のミネラル、13種類のビタミンを基準値内の成分量で含んでいるものを指します。

そして「特定保健用食品」は、一般的にも広く普及している「トクホ」のこと。どのような成分が入っていて、さらに身体機能がどうなるかといった内容を記載できるものを言います。おなじみのマークが記載されるため、消費者にとっても安全性がわかりやすくなりますね。商品ごとに許可を得る必要があり、安全性や有用性が認められなければ販売に至りません。

ドリンクの健康食品OEMで注意すべき点

ドリンクタイプの健康食品をOEM製造したいと考えた場合、錠剤やカプセル剤などがOKだったメーカーも、「ドリンクは製造できません」と断られてしまう可能性があります。製法やパッケージも錠剤とは大きく異なりますので、ドリンクタイプに特化したメーカーを選ぶと良いでしょう。

また、他にもドリンクタイプの製品を製造しているメーカーであっても、希望する原料が使えなかったり、他の製品に匂い移りするような成分は不可としているところも少なくありません。OEMメーカーを決定する際は必ず複数に相見積もりを取り、あらかじめ不安な点は確認しておくと安心です。

まとめ

手軽に摂取でき、かつ成分を早く吸収できるドリンクタイプの健康食品。サプリメントなどとは異なる点が多いため、ドリンクタイプに特化したOEMメーカーを探すところから始めましょう。パッケージデザインや配送なども一括で請け負ってくれるメーカーであれば、より一層開発やマーケティングに注力できますね。


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