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子供向けの健康食品OEM

子ども向けの健康食品OEMはどんなのがある?

子供向けの健康食品OEM

子供向け健康食品OEMを考えるうえでまずターゲットがどのようなものを好んで食べているか、さまざまなシーンをピックアップしてみると意外と出てきます。それではどのようなシーンがあるのか市場データを見ながら考えていきましょう。

■主食

小学生がいちばん好きな朝ご飯

第5位:シリアル

第4位:果物

第3位:麺類

第2位:ごはん

第1位:パン

【文献:小学館の学年誌『小学一年生』12月号、読者の保護者950人はがきとwebでアンケート】

というデータがあります。主食に関しては大人も子供も変わらず食べることからこれは全ての年齢層をターゲットにした商品が発売されているケースがあります。

①シリアル

コーン、小麦、オーツ麦、米(玄米)などが原材料です。食物繊維やビタミンやミネラルなどの栄養素が多く含まれています。商品によってはカルシウムが持つ効果をサポートするビタミンを配合してケースもあります。

②麺

麺に関しても近年かなり進んできており、食物繊維入の麺の開発が進んでおります。

例えば全粒粉入りや全粒粉を100%使用した麺などもありますし、子供の摂取量に配慮した脂分、塩分を抑えたスープを使用した商品もございます。乾麺では食塩不使用なものや野菜を練り込んだ変わった麺も発売されており、麺が好きな日本人の主食部分を改善する商品化が進んでおります。

特に麺に関しては炭水化物のみを食べるという傾向が多くみられるため、この麺自体に食物繊維などが多く混入している全粒粉などの使用は食の改善にもつながります。

③パン・ビスケット

幼児用で食べるパンやビスケットなどがありますが、こちらも麺と同様に全粒粉入りにしたり、ビスケット一袋分に牛乳1.5本分のカルシウムが摂取できる商品などがあります。

また、やさいパンと称したパンなどもあり、実際にかぼちゃやにんじん粉末をパン粉に混ぜて使用しているケースもあります。

④ごはん

ごはんには大人もよく通常のごはんに添加するもち麦などはあり、こちらは割愛させていただきますが、幼児用ではご飯にかける幼児用ふりかけがあります。緑黄色野菜を混合したふりかけで鉄分やビタミンB1、カルシウムなどが摂取できるものがあります。ごはんは好きだが、やはり野菜は嫌いという傾向が高いため、ふりかけなどに野菜粉末を混合することは摂取としては効果的です。

 

■お菓子

①せんべい

子供はサクサクした食べ物が大好きです。せんべいなど硬いたべものを食べない子供が増えていることからしっかりと噛む癖をつくるためにせんべいを幼児向けにしているケースもあります。そのせんべいの中に、カルシウムや乳酸菌が摂取できるものも発売されております。

②ゼリー

小学生以上を対象にした商品ではありますが、青汁をパイナップル味にして子供も食べやすい味にしている商品があります。

本来大人でも抵抗のある青汁をパイナップル味にしてゼリーとして摂取できることから子供も食べやすいのが特長です。

③グミ

噛む力をつけるためにグミは子供にとって骨の形成をするためにも効果的なおやつです。そのグミにDHAやEPAが摂取できたり、乳酸菌を配合した商品があります。

■飲料

成長期サポート飲料

成長期に必要な1日あたりのカルシウム量を摂取できるサポート商品。牛乳嫌いにも飲みやすいということで支持率が高い商品です。

お茶

幼児用としてノンカフェインで苦みのない商品開発がされております。

また香料・着色料・乳化剤不使用のものもあり、幼児の体に健康なお茶として開発されております。

ジュース

【子供に野菜を】というコンセプトで開発されている子供が嫌いな緑黄色野菜などのリンゴやオレンジと混合して飲み易くしたジュースがあります。無香料で砂糖不使用。野菜や果汁にそのまま含まれている成分を使用した無添加商品として代表的です。

添加されているジュースもあります。この場合は普段なかなか摂取できないが、ジュースだと飲み易いというユーザーから生まれた商品で、乳酸菌の他、鉄分などが配合された商品があります。

■サプリメント

タブレットタイプ

子供が摂取しにくい、あるいは通常の食事では摂取量が少ない成分をタブレットタイプにして商品化しているケースがあります。

よくある成分としては DHA、EPA、乳酸菌です。いずれも日常の1食あたりで摂取しにくい成分を入れて効果的に取り入れてもらうということに着手しています。また。子供が摂取しやすく、また継続的に食べてもらえるように ラムネなどに混ぜているものも多く存在します。

■アレルギー不使用商品

昨今アレルギー不使用商品の商品群も非常に増えてきております。実際に1992年から1994年にかけて実施された厚生科学研究の全国調査「アレルギー疾患の免疫学研究」によると、日本の約3人に1人がなんらかのアレルギー疾患を持っていることがわかったそうです。 その後、2008年の調査では、日本の約2人に1人がなんらかのアレルギー疾患を持つことがわかりました。食物アレルギーに関しては即時型食物アレルギーの発症が5歳までが全体の80%と非常に多いとされており、アレルギー反応があった子供を持つご家庭の方は商品原料をチェックし、購入する商品カテゴリーとして定着しています。[文献:厚生労働科学研究費補助金免疫アレルギー疾患等予防・治療研究事業「食物アレルギーの発症・重症化予防に関する研究」]

上記に記述した通り5歳以下の即時型食物アレルギー発症率が高いため、このカテゴリーにはベビーフードも含め、アレルギー不使用項目などを強調した商品パッケージにしており、購入者にも分かり易く表現しています。小売業界もこのアレルゲンに配慮した売り場づくりを行っていることからこのカテゴリーは確立されたものとなってきております。

まとめ

子供向けの健康食品OEMに関しては主として栄養摂取型のものと成長を促進させたいなどの特定の目的のために開発された2種類のものがあるとわかります。子供用の健康食品OEMでの錠剤やカプセルタイプのものはまだまだマーケットが少なく、実際には日々の生活で直接子供が食べるものに添加する商品が主となります。背景には親の立場として、子供には日々の食生活のシーンの中で効果的に栄養素を取り入れてほしいと感じていることが大きな要因です。子供が食べることをおいしいと思い、食に対して興味を示してもらえる環境下、いわゆる『食育』を行いながら付加価値として健康を提供するという商品を必要としているマーケットなのです。商品化を考えている企業もこういった親の考えをマーケットととらえ商品づくりをしているのだと思います。また、成人よりも子供はアレルギーに対する耐性も弱いため、購入者にアレルギーの不使用など分かり易く表記することも商品開発時には留意すべき点だとうかがえます。

なお、サプリメントはあくまでも栄養状態の底上げとして使用されるということです。日常の生活のなかで 小食になったり偏食が多かった場合に使用することが一般的で、日々の食事の中できちんと栄養が取れている場合は摂取する必要はありません。栄養素の過剰摂取にならないように成分を配合する対策も必要です。現代社会では偏食傾向の高いお子さんも多くみられるため、必要に応じてこの健康食品を利用していることからマーケット自体は広がりを見せている状況です。


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