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女性向け

女性向けの健康食品を作るポイント

女性向け

2019年に発表された厚労省による「国民生活基礎調査」によれば、サプリメントタイプの健康食品を定期的に摂取している人の割合は男性が21.7%、女性が28.3%でした。ゆえに、健康食品OEMにおける女性へのアプローチは必須ともいえるでしょう。今回は女性向けの健康食品をターゲットに、どんな種類があるのか、または理想的な打ち出し方などを解説していきます。10代から高齢者まで幅広い女性を対象に、どんな健康食品が求められているのかを見ていきましょう。

女性向けの健康食品で意識すべき点

まず、男性と女性で大きく異なる点は「美容への関心度」や「筋肉の有無・太りやすさ」などが挙げられます。特に肌トラブルなどについては外的要因だけでなく内面からの影響も大きく、慢性的なニキビやシミなどにお悩みの方も少なくありません。さらにダイエットにチャレンジする場合、男性に比べて筋肉量が少なく、「痩せにくく太りやすい」状態になっている女性も多く見られます。過剰な食事制限で肌が荒れたり、ストレスを抱えたりすることのないよう、健康食品を上手くプラスして健康的に痩せる必要があるでしょう。

また、一般的に月に一度程度やってくる生理は、日によって大きくホルモンバランスが崩れ、身体的にも精神的にもトラブルが起こりやすい時期。このようなトラブルを避けることは難しいですが、少しでも大きな変化が起こらないよう毎日の健康食品を利用したい……という女性も多く見られます。男性視点からではイメージしにくいことも多数ある女性向け健康食品。それぞれどんな製品があり、メインとする有効成分は何が含まれているのかを確認していきましょう。

美容に関する健康食品

美容に関する健康食品は幅広い種類が開発されており、お悩みに即したものを摂取できるようわかりやすいパッケージになっていることも多くあります。まずはトラブルが起こりやすい「肌」についてまとめました。

どのような成分が含まれているか

美容に関する健康食品に多く含まれているのは以下のような成分です。

  • プラセンタ
  • ローヤルゼリー
  • ピクノジェノール
  • コラーゲン
  • ビタミンC
  • ビタミンE

中でも消費者にとって聞き馴染みがあり、体内で生産できないため積極的に摂取したいのが「ビタミンC」。強い高酸化力を持ち、日々酸化する体内の細胞を若々しく保つはたらきがあります。紫外線によって増殖するメラニン色素の生成を抑えることで、シミやニキビ跡を防ぐ効果も期待されています。

また、「胎盤」から摂取される成分として注目を浴び、現在も変わらずに需要のある成分が「プラセンタ」です。こちらは既に炎症を起こしている細胞を修復し、跡の目立たない健やかな肌を保つ成分。同時にかゆみを抑えるはたらきがあるため、アトピー肌を改善するためにも摂取したい成分です。

どんな層に需要があるか

美容に関する健康食品は、10代から60代など幅広い世代に愛用されています。中でも紫外線などによるダメージがトラブルとなって表れやすい20代後半~30代にかけて、健康食品を初めて手に取るという人が増えてくるでしょう。

打ち出し方のポイント

SNS世代と呼ばれる若い世代は、自分が何のトラブルを抱えていて、それを回復するために何が必要なのかを調べて購入する傾向が強いといえます。そのためSNSで「バズった」製品が注目されがちですが、パッケージデザインの可愛さや粒が小さく飲みやすいかどうかが購入のポイントとなることも。

一方シニア世代などにとって、どの成分が何に効果を発揮するかがしっかり記載されたものでなければ手に取りにくくなってしまいます。同時に摂取したい成分が一度に摂れるものや、「シミにはこれ!」「シワにお悩みの方!」などわかりやすい表記を心掛けましょう。

身体の機能に関する健康食品

身体の機能に関する健康食品は、「身体の痛みやこわばり」「疲労」「腸内環境」などさまざまなものが開発されています。医療機関に通うほどではない、マイナートラブルに対応しているものが多く、健康寿命を延ばすために欠かさず摂取している人も少なくありません。

どのような成分が含まれているか

身体の機能に関する健康食品に多く含まれているのは以下のような成分です。

  • カルシウム
  • イヌリン
  • グルタミン
  • カロテン
  • アントシアニン
  • GABA
  • コエンザイムQ10
  • DHA、EPA
  • ポリフェノール
  • 乳酸菌
  • ビフィズス菌
  • ラブレ菌
  • プロバイオティクス、シンバイオティクス

中でも種類が豊富なのが、腸内環境を整える「菌」を利用した健康食品。メジャーな乳酸菌やビフィズス菌を始め、特に酸や塩分に強く腸内に留まりやすい「ラブレ菌」などが注目されています。男性に比べ腹筋が弱いことの多い女性は、十分な腹圧がかからず便秘になることも多いもの。「菌」に加え、イヌリンなどの「食物繊維」を同時に摂ることで理想的なお通じを目指します。

また、近年は女性であっても膨大な仕事量に翻弄されたり、職場で重役となることでストレスが溜まったりするケースが増えてきています。血流を活発にすることで脳を活性化するGABAや、疲労回復に効果があるとされるコエンザイムQ10なども日常的に摂取したい成分といえるでしょう。

どんな層に需要があるか

身体機能を維持する目的の健康食品の場合、主な購買層はシニア世代です。これまでは数日経てば気にならなくなっていた不調が慢性化し、サプリメントに頼るケースも珍しくありません。一方ストレス緩和や身体機能向上を目的とする製品は、働き盛りの20代~40代がターゲットとなります。健康食品以外にも、睡眠の質を向上させたり寝つきを良くするサプリメントも注目を浴びていますね。

打ち出し方のポイント

身体の機能に関する健康食品の場合、目的となっているのは「トラブルの緩和」であることがほとんどです。これは健康食品を一時期摂取しただけでは緩和できないため、「長期間の摂取」&「日常で気にすべきポイント」を一緒に打ち出さなくてはなりません。サプリメントを飲む以外にどんな生活をすべきなのか、またこのような症状があれば病院へ、といった誘導文も掲載しておくと安心です。

痩身に関する健康食品

ダイエットに挑戦する女性は数多くいますが、そのほとんどが基礎体力が少なく、筋肉量も多くないのが特徴です。そのため最初は定期的に運動をしていても、長く続かず億劫になってしまう……ということも。手軽に摂取できる健康食品に食事制限をプラスし、身体にできるだけ負荷をかけずに痩せたいと思う場合が多いといえるでしょう。

どのような成分が含まれているか

痩身に関する健康食品に多く含まれているのは以下のような成分です。

  • 桑の葉エキス
  • キトサン、リポサンウルトラ
  • ギムネマ
  • イノシトール
  • カルニチン
  • アミノ酸

血糖値やコレステロール値を抑える桑の葉エキスやキトサンは、食べたもののエネルギーを吸収しにくくするため食事量がなかなか減らせない人におすすめです。辛い食事制限でストレスが溜まり、結果多く食べすぎてしまう人などにピッタリの成分といえるでしょう。一方既にある脂肪が気になっている人は、脂肪を燃焼したり代謝を促進するイノシトールやカルニチンの摂取が推奨されています。中でもカルニチンは体内から減ると太りやすい体質へと変わってしまうため、理想の体型をしている人でも定期的に摂取したい成分の一つです。

さらに、メリハリのあるボディラインを目指すためには筋肉の増加が必要不可欠。運動量を増やせない場合や負荷をかけられない場合は、適度な運動にアミノ酸をプラスして筋肉を育てなくてはなりません。

どんな層に需要があるか

こちらもまた、幅広い世代に取り入れられている製品です。中でも運動をしにくくなる40代以降は、食事制限やサプリメントでのダイエットにチャレンジする人が多く見られます。代謝が下がり脂肪が落ちにくくなるため、腹回りや下半身に脂肪がつきやすくなることも。

打ち出し方のポイント

痩身を目的とした健康食品を購入する女性は、それと同時に「美しくなりたい」という願望を兼ね備えていることも多いもの。そのためスキンケアブランドが打ち出したアイテムなど、「いつも使っている化粧品の会社である」というポイントを意識して選ぶ女性も多いといえます。

まとめ

今回は女性に特化した健康食品にはどのようなものがあるのか、またどのような層が健康食品を購入しているのかをご紹介しました。定期的に健康食品を摂取する女性の中には、いくつかの悩みを抱え複数の製品を愛用していることも多いでしょう。パッと目を引き、思わず手が伸びるようなデザインであることも重要といえますね。


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