健康食品OEMで顆粒は作れる?

健康食品oem 顆粒

健康食品OEMを検討する際には、どのような形状の製品にするかどうか熟考する必要があります。成分の有効性を過不足なく発揮するためにも、それぞれのメリットやデメリットを抑えておきましょう。今回は各種形状の中から「顆粒」の健康食品についてご紹介します。そもそも顆粒とはどのようなものを指すのか、また既にある製品にはどのようなものがあるのかも併せて見ていきましょう。

 

顆粒の定義とは

そもそも「顆粒」とは医薬品に使われることの多い用語であり、以下のような意味を持ちます。

顆粒剤とは医薬品の剤形の一種で、散剤と呼ばれる粉末状の薬よりも粒が大きく、大きさも揃っている薬を指す。粒の直径が0.1~1mm程度に成形されている。 粉末を成形する点では錠剤と似ているが、錠剤は高圧で打錠して作る一方、顆粒剤は粒子と粒子の間に空気を多く含んでいる。顆粒剤のなかには、においや苦味の抑制や、薬が溶ける時間を調節する為に、表面にコーティングが施されているものもある。薬が溶け出す時間を調節しやすいため、腸溶性や効果を持続させる製剤を作りやすいという特徴がある。

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顆粒と形状が似通っている「粉末」は、さらに粒子が細かいものということになります。目で見える程度に粒が大きいため、味を感じやすいという特徴も挙げられます。

顆粒の大きな特徴としては、錠剤やカプセル剤と比べ成分が早く崩壊しやすいという点があります。摂取後に体内で吸収されやすく、効果を早い段階で感じやすいのもメリットの一つ。中には表面をコーティングしたものもあり、体内で溶けるタイミングを調整することも可能です。

また、上記引用文からわかるように、顆粒は粒の大きさがそろっているのが特徴。これを押し固めれば「打錠」となり、カプセルに詰めれば「カプセル剤」へと変わります。

顆粒のメリット・デメリット

顆粒といえばサプリメントや医薬品というイメージがありますが、これらの製造方法は粉末だしなどの食品や粉末洗剤などにも利用されています。錠剤よりも小さく、かつ粉末よりも大きい顆粒には、どんなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。

メリット

顆粒タイプの健康食品を摂取するメリットには、以下のようなものがあります。

  • 一度に多くの量を摂取しやすい
  • 2種類以上の成分を混ぜ合わせられる
  • 体内での吸収性が高い
  • さまざまなフレーバーをつけられる
  • 水を加えても固まらないため、水に溶かしても飲める
  • スムージーやシェイクにも応用できる
  • 錠剤が大きくて飲めない人でも飲みやすい
  • 粒子が細かすぎないため粉塵が起きにくい

多くのメリットがある顆粒タイプですが、中でも水に溶かしても固まらず成分が変化しないという特徴があります。これにより錠剤やカプセル剤が大きくて飲みにくい人、小さな子どもや高齢者など嚥下機能が弱い人でも比較的飲みやすいといえるでしょう。

また、顆粒タイプの健康食品に水や豆乳などを加え、スムージーやシェイクとして楽しむ方法も人気を集めています。医薬品とは違いさまざまな食品と同時に摂取できるため、ホウレン草やバナナなどと一緒に混ぜても美味しく飲めるのが嬉しいですね。

さらに、2種類以上の成分を混ぜ合わせて同時に摂取が可能。あれもこれもとさまざまな種類のサプリメントを摂取するのは身体的にもコスト的にも負担となります。一度に複数の効果が期待できる顆粒タイプならば、消費者の負担も最大限に減らせますよ。

デメリット

顆粒タイプの健康食品を摂取するデメリットには、以下のようなものがあります。

  • 独特の匂いや粉っぽさが苦手で飲みにくいと感じる人もいる
  • 十分な水と共に摂取しなかった場合、喉に張り付きやすい
  • 湿気に弱く、管理状態が不十分だと品質が低下しやすい

顆粒タイプに限ったことではありませんが、医薬品やサプリメントなどは「高温多湿」「直射日光」などを避けて保管することを推奨されています。中でも顆粒タイプは湿気に弱いため、表示されている使用期限よりも早く劣化してしまうことを覚えておきましょう。

また、糖分でコーティングし苦みを抑えることは可能ですが、どうしても粉っぽさや薬のような風味が残ってしまう場合があります。どうしても苦手な人はゼリータイプの服薬補助食品と併用するなどし、なるべく喉越しを良くする工夫をするのが大切です。

顆粒タイプの健康食品の一例

錠剤やカプセル剤に比べ、顆粒タイプの健康食品はそれほど種類が多くありません。今回は、その中からメジャーなものをピックアップしてご紹介します。

  • アミノ酸
  • プロテイン
  • 食物繊維
  • ビタミンC、クエン酸
  • 乳酸菌、ラクトフェリン
  • ウコン
  • コラーゲン
  • グリシン
  • マカ
  • グルコサミン
  • コンドロイチン

ラクトフェリンなどの乳酸菌類、食物繊維などは、食道や胃を通りすぎて腸内ではたらくことを目的とするもの。糖などのコーティングを施すことで溶けるまでの時間を調整し、腸に対しダイレクトにはたらきかけます。コーティングが剥がれてから吸収するまでの時間が錠剤などに比べて速いため、より即効性を求めたい成分にも顆粒が向いているといえるでしょう。

また、美容目的で摂取する人も多いコラーゲンの中には、サラダや味噌汁に入れるアレンジ法が推奨されているものも。サッと溶けて味に違和感を覚えにくい顆粒タイプならば、3食連続しての摂取も負担がかからずに済みます。

 

顆粒タイプの健康食品における注意点

2019年に国民生活センターが調査した「錠剤・カプセル状の健康食品の品質等に関する実態調査」の中には、各種健康食品やサプリメントのパッケージについて報告されています。

それぞれの製品を見ると、まず第一に「摂取方法」や「一日に摂取する目安」が記載されています。しかし、どの程度長く飲み続けてよいのか、また上限や摂取を中止する目安などについては記載されている製品が少ないという結果に。現在も変わらずに摂取し続けている消費者の中には、効果を実感できていないまま飲み続けている……というケースも見られました。

消費者にとってもっともベストとされるのは、効果を実感できるまで摂取を続け、健康な状態を保つことにあります。しかし長期間飲み続けても効果が実感できないのならば、そもそもその製品が身体や状態に合っていない可能性もあります。ある程度の目安をしっかり記載し、消費者が自分に合った製品を見つけられるような手助けができると良いですね。

また、顆粒という形状がゆえに、医薬品と混同しやすいという点も注意しなくてはなりません。同じ場所に保存することによって飲み間違えが発生したり、医薬品と思って症状の緩和を目的としてしまったりする可能性があります。健康食品はあくまでも健康の維持が目的であり、身体に重大な不調がある場合は医療機関の受診が必要であることを明確に記載しましょう。

健康食品OEMの大まかな発注手順

健康食品OEM、つまり「受託製造」を検討する場合、いくつかのポイントに注意する必要があります。今や大手メーカーだけでなく、中小企業もOEM制を導入しており、受託先にいくつかの依頼が集中することも少なくありません。人気の商品が集中し納期が遅れることのないよう、あらかじめ理想とするスケジュールについて書面を作成しておくと安心です。受託先のキャパシティを理解するため、どの程度の製造ラインを有しているかなどのキャパシティもおさえておきましょう。

また、どれだけ付き合いの深い受託先であったとしても、同時に複数の企業に相見積もりを取ることは必須です。中でも企業によって価格に差が出やすいパッケージや容器、梱包材などの価格は要チェック。契約前に確認し、考慮した上で発注書を作成しましょう。

その他健康食品OEMの大まかな発注手順は以下の通りです。

  1. コンセプト、内容、成分などの話し合いとレビュー
  2. サンプリング
  3. 一度持ち帰りサンプルのチェック
  4. 最終的な仕様やデザイン、単価などを決定
  5. 正式発注
  6. 製造開始
  7. 検査、検品を経て納品

まとめ

今回は数ある健康食品の中から顆粒タイプの特徴や注意点などをご紹介しました。成分の吸収性が高い分、飲み方や保存方法に気を配る必要がある顆粒タイプ。飲みやすさやパッケージのわかりやすさを意識した製品づくりを心掛けましょう。

執筆者:OEMビジネスドットコム 編集部(株式会社Cogane studio)

OEMビジネスドットコムのコンテンツ作成を担当しています。株式会社Cogane studioでは、化粧品や健康食品ビジネスに関するマッチング、専門的な情報発信を行っています。

 

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