消費者の健康志向や野菜不足の解消、腸内環境の改善などへの関心が高まり、注目が集まっている「青汁」。
飲みにくいや粉末青汁のイメージが強いですが、この記事では「青汁」がどんな成分なのか、どんな効果があるのか、また、OEMをする際の流れなどを解説します。
「青汁」と市場の動向
新型コロナウイルスの感染拡大で消費者の健康志向への関心が高まったことを背景に、青汁の販売は売り上げを伸ばしています。
健康産業新聞によると、2020年には前年比102%の推計1,071億円となり、市場は1,000億円に達しています。
出典:健康経済新聞
在宅勤務で食生活を見直す人の増加や、野菜不足の解消や腸内環境の改善などの目的で青汁製品の売り上げが拡大しています。なかでも各社、乳酸菌を配合した青汁製品の売れ行きが好調で、今後も伸びていく市場となる予測が容易にできますので、「青汁」に関連する知識や製品を持っておくことは非常に重要になってきます。
「青汁」のメリットとデメリット
メリット
低予算
5大栄養素のうち不足しがちなビタミンやミネラルを果物や野菜から摂取しようとする場合、多くの食材を購入しなければなりません。
そのコストだけでなく、農薬などの化学肥料などの危険性を考えると、青汁で栄養を補給することは、コストパフォーマンスが非常に優れています。
栄養素
現代にあふれるファーストフードやコンビニなど手軽にとれる商品は、高糖質・高脂質のものが多く、タンパク質・ビタミン・ミネラルが不足しており、5大栄養素のバランスが崩れています。
そのような中でも青汁は緑黄色野菜が原料となっていますので、ビタミン・ミネラルを摂ることができますので、野菜不足の解消に効果的です。
腸内環境改善
食物繊維が多く含まれる原料が使われておりますので、腸内環境改善にも効果的です。 腸内が整うことで便秘の解消や栄養をしっかり吸収できるようになります。
デメリット
飲みにくさ
使用している原料の苦味やなどによって、飲みにくいと感じられる方もいらっしゃいますが、最近ではスムージーなどにアレンジした製品も多く開発されており、一昔前の「飲みにくい」というイメージは払拭されつつあります
「青汁」のOEM
「青汁」の効果を最大限発揮するためには、OEMを活用することが最善の方法の一つとなります。
OEMは、世の中にない価値を作りだしたい企業と、自分達の技術を広めたい企業、それぞれの想いをつなぐパートナーシップ
OEMとは、世の中にない価値を作りだしたい企業(発注元)と、自分達で築いてきた技術や知識、ノウハウを広めたい企業(OEMメーカー)それぞれの想いをつなぐWin-Winのパートナーシップです
さまざまな企業で「PB(プライベートブランド)商品」が開発されており、コストパフォーマンスの高さから多くの消費者に受け入れられています。PBもOEMのひとつの形となります。
発注元がオリジナルブランドをOEMで開発することは、そういった時代の流れに乗るだけではなく、発注元の認知を広げて、ブランド力を高める手段になります。
OEMメーカーにとっても販売ルートの拡大や技術力の向上、工場の稼働率アップなどの有効な手段になります。
青汁とOEMを組みあわて、企業理念の発信や実現、ブランド力の向上を目指す
青汁は、免疫力の向上や健康的な体作りの意識が高まっている現代社会で、必要不可欠な製品として地位を確立しています。
最近では青汁単体だけではなく、アレンジされた製品も多くあります。
- 便秘やダイエットのための、食物繊維を加えたもの
- さらなる栄養補給のための、緑黄色野菜以外のさまざまな野菜を加えたもの
- 野菜が苦手なこどものための、フルーツ果汁を加えたもの
- 美容効果を高めるための、ビタミンやコラーゲンを加えたもの
- 血糖値が気になる方のための、難消化性デキストリンを加えたもの
- コレステロールが気になる方のための、キトサンを加えたもの
など、多くの消費者に届けることができるだけなく、発注元の企業理念を発信・実現するのに非常に効果的な手段の一つになります。
また、オリジナルのパッケージやラベルを作成することにより、認知度の向上やオリジナルブランドとして発信することもできます。
初期コストの大幅な削減
食品を扱うには専門的な知識が必要となるため、OEMメーカーに製造を依頼することで、工場などの設備投資や人材確保の手間やコストが発生しない分、初期コストを大幅に削減することができます。
発注元は、専門的な知識がなくても、専門性のあるOEMメーカーからのアドバイスを受けることで、「最新の流行などに関する情報」や「より効果的な販売ルートや販売方法の提案」を受けられることもOEMのメリットです。
OEMビジネスドットコムの活用
OEMをはじめたい発注元やOEMメーカーにとって、「OEMビジネスドットコム」は多くの情報や知識を得られる場所となっておりますので、ご活用ください。
OEMの流れ
商品コンセプト・仕様・金額の打ち合わせ
発注元は、OEMメーカーに製品のコンセプト、仕様、数量、納期、金額などの希望を伝え、どういった製品をどのように作るかを決めていきます OEMメーカーは、自社の経験をもとに、良い製品を好条件で提供できるよう提案します。
開発、試作
OEMメーカーは、試作品を発注元に提出し、発注元はチェックをします。 製品の仕様仕上がりについて、お互いが納得するまで改良を繰り返していきます。
製造、品質管理、納品
OEMメーカーは、試作品の最終チェックが完了したら本格的に生産を開始し、品質や納期の管理をしっかりと行って進めていきます。 無駄を極力カットして、高品質で効率的な生産の工夫を随所に取り入れます。
OEMメーカーだけでなく、発注元は、できあがった製品を仕様書通りに出来ているか、動作不良はないか、納品する数量が足りているかなどを慎重にチェックします。 製品の外観や梱包に汚れやゴミの付着はないかなども検品時のポイントになります。
アフターサポート
販売後においてもお客様の反応やご意見によって改良すべきところがあれば、双方で対応します。 また、次の商品開発やリニューアル商品の提案など企画案のご提案など、継続した関係性を築いていくことが大切になっていきます。
●法律等の関係法令
青汁を取扱う際は、複数の法令に注意を払う必要があります。
OEMメーカーと綿密な打ち合わせを行いましょう。
- 食品衛生法
- 食品表示法
- 健康増進法(栄養成分表示、誇大広告の禁止)
- 医薬品医療機器等法
- 景品表示法
- 特定商取引法
●製品開発マネジメントについて
OEMメーカー選びのポイント
- 独自成分
- 技術を公表しているか
- 小ロット対応などの個別対応を公表しているか
- トラブル対応や補償などの対応を公表しているか
- 海外展開なども見据えている発注元に関しては、海外展開対応、輸出サポートを公表しているか
などがOEMメーカーの選ぶ基準になってきます
信頼関係の構築とチェック体制
発注元は、OEMメーカーに丸投げをすることなく、品質管理や進行管理などチェック体制を充実させることが、双方の信頼関係の構築と危機管理に対するマネジメントとなります
アフターフォロー、ファンづくり
製品を販売して終了ではなく、その後のフォロー次第でお客様がファンになるかどうかが決まってきます。 お客様との良好な関係を継続することで、お客様との信頼関係や口コミが広がっていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「青汁」のメリットや可能性を感じていただけたと思います。
OEMビジネスドットコムでは、OEMに関する情報だけでなく、具体的な企業をつなぐマッチングサービスやコンサルティングサービスも行っておりますので、まずは行動を起こしていきましょう
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