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健康食品oem ゼリー

健康食品OEMでゼリーは作れる?

健康食品oem ゼリー

ゼリー状の健康食品といえば、さまざまなフレーバーがついており、デザート感覚で食べられると人気のものばかり。一方でOEM販売する際には、いくつかの点に注意する必要があります。今回はそんなゼリー状健康食品の概要やメリット・デメリットをご紹介していきましょう。

 

ゼリー状の健康食品とは

「ゼリー」と聞くと菓子のゼリーをイメージすることが多いですが、ゼリー状の健康食品も比較的食べやすい味付けがされていることがほとんどです。水分を多く含んでいるため、喉に張り付いたり水と一緒に摂取しなくてはならなかったりといった心配もありません。

そもそもゼリー状の健康食品は、有効成分をゼラチンや寒天で固めたものを指します。1包ごとスティック状のパッケージになっていることが多く、スプーンや容器等も必要ないという手軽さで人気を集めました。

同じタイプの健康食品に「ジュレ」と記載のあるものがありますが、そもそもゼリーとジュレは明確に区別されるものではありません。一般的には以下のような認識で区別されていることが多いため、頭に入れておくと良いでしょう。

  • ゼリー:英語でゼラチンを溶かして固めた菓子の意。比較的硬めで弾力のあるものを指すことが多い。
  • ジュレ:フランス語で冷やし固めたものの意。水分を多く含み、液状に近いものを指すことが多い。

そのため、厳密にいえば日本で販売されている多くのゼリー状健康食品は「ジュレ」に近いといえます。「ジュレ」は医薬品に使われることがほとんどないため、飲みやすさやフレーバーを売りにする際にもおすすめのワードです。

ゼリー状のメリット・デメリット

錠剤やカプセル剤と比べて、登場してからそれほど時間が経っていないゼリー状の健康食品。当初は若い世代の女性を中心に広がり、今では幅広い年齢層に愛されている製品でもあります。そんなゼリー状健康食品のメリット・デメリットをそれぞれ把握し、消費者の立場に立った企画製造を心掛けましょう。

メリット

ゼリー状の健康食品を摂取するメリットには、以下のようなものがあります。

  • 口内や喉、胃などの粘膜に刺激を与えにくい
  • 水分を多く含むため、水なしでも飲み込める
  • スティックタイプで持ち運びやすく、サッと取り出して短時間で摂取が可能
  • デザートのようなフレーバーをつけることで、美味しく摂取できる
  • 嚥下機能が弱い人でも飲み込みやすい
  • 薬や錠剤タイプのサプリメントなどを多用しており、これ以上錠剤の数を増やしたくない人にもおすすめ
  • パッケージやゼリーの見た目が可愛らしく、SNSなどで広まりやすい

ゼリー状の健康食品の中には、主に女性向けに開発された美肌系やダイエット系などの製品も多く見られます。これらは続けやすさや味の美味しさだけでなく、見た目の可愛さも重要なポイント。まず手に取ってみなければ何も始まらないため、若い世代の女性たちが心惹かれるパッケージであることが重要です。

また、既にいくつも錠剤を服用しており、これ以上粒やカプセルを増やすのは大変……という人にもゼリータイプがおすすめ。「薬」というイメージを抱きにくく、高齢者にも勧めやすいのが特徴です。

スティックタイプの健康食品の場合、1包1包が小さくカバンに入れておいても場所を取りません。昼食時にオフィスで摂取していても、医薬品と似ているサプリメントに比べて周囲に注目されにくいといえるでしょう。

デメリット

ゼリー状の健康食品を摂取するデメリットには、以下のようなものがあります。

  • さまざまなフレーバーの中には、糖分が多く含まれているものもある
  • デザート感覚で摂取でき、1日の摂取目安を大きく超えてしまう可能性がある

美容に効果があると謳う製品の中には、飲みやすさを重視するため糖分を多く含んでいる製品も存在します。ダイエット目的で摂取する場合、糖分の摂り過ぎは本末転倒となるケースも。摂取カロリーや有効成分だけでなく、他の成分表示も確認しておかなければなりません。

また、まさにデザートのような美味しい健康食品も多いため、ついいくつも手が伸びてしまう可能性もあるでしょう。1つ多く摂取したからといってただちに健康に害があるわけではありませんが、胃が荒れたり下痢をしたりする場合があります。

ゼリー状の健康食品の一例

ゼリー状の健康食品には、主に以下のような成分が含まれています。

  • コラーゲン
  • ヒアルロン酸
  • ローヤルゼリー
  • ビタミンA
  • ビタミンB
  • ビタミンC
  • 亜鉛
  • アントシアニン
  • 乳酸菌、プロバイオティクス
  • カフェイン

中でもコラーゲンやヒアルロン酸、ローヤルゼリーなどといった美容目的の成分は、ゼリー状にすることでイメージがわきやすくなります。錠剤やカプセル剤と比較しても、ゼリー状の方が「有効成分を直接摂取している」という認識になることが多く、手に取りやすい製品といえるでしょう。

また、液状に近いため成分の吸収が速く、疲労によるだるさや目の疲れなどに効果が期待されるカフェインやアントシアニンにも適しています。医薬部外品のドリンク剤やエナジードリンクよりもはたらきがなだらかであるため、初めて摂取するという人でも安心ですね。

 

ゼリー状の健康食品における注意点

ゼリー状の健康食品OEMにおける注意点として、まず第一にコストがかかりやすいという点が挙げられます。錠剤やカプセル剤とは異なり、パッケージを密閉しながら1包1包仕上げる必要があるのがゼリー状の健康食品。さらには切り口の形状や刻印の有無などの詳細部分も検討しなくてはなりません。

しかし、ゼリー状の健康食品は1包ずつバラバラにして持ち歩く人が多いという特徴があります。外装から出して冷蔵保管するケースも多いため、個々のパッケージに期限を刻印することは必須といえるでしょう。

加えて、先ほどもご紹介したように、若い世代を中心にSNSで人気を集めやすいのがゼリー状の健康食品のメリットです。裏を返せば、SNSを使用しなければなかなか手に取ってもらえないということ。マーケティング戦略を見直し、どの層をターゲットとしていくのかを熟考しなくてはなりません。

健康食品OEMの大まかな発注手順

健康食品OEM、つまり「受託製造」を検討する場合、いくつかのポイントに注意する必要があります。今や大手メーカーだけでなく、中小企業もOEM制を導入しており、受託先にいくつかの依頼が集中することも少なくありません。人気の商品が集中し納期が遅れることのないよう、あらかじめ理想とするスケジュールについて書面を作成しておくと安心です。受託先のキャパシティを理解するため、どの程度の製造ラインを有しているかなどのキャパシティもおさえておきましょう。

また、どれだけ付き合いの深い受託先であったとしても、同時に複数の企業に相見積もりを取ることは必須です。中でも企業によって価格に差が出やすいパッケージや容器、梱包材などの価格は要チェック。契約前に確認し、考慮した上で発注書を作成しましょう。

その他健康食品OEMの大まかな発注手順は以下の通りです。

  1. コンセプト、内容、成分などの話し合いとレビュー
  2. サンプリング
  3. 一度持ち帰りサンプルのチェック
  4. 最終的な仕様やデザイン、単価などを決定
  5. 正式発注
  6. 製造開始
  7. 検査、検品を経て納品

まとめ

今回はゼリー状の健康食品の詳細やメリット・デメリットなどをご紹介しました。食べやすいフレーバーと目を引くパッケージにすることで、幅広い世代から需要を見込めるゼリー状健康食品。万人受けするフレーバーはもちろん、期間限定フレーバーなどを盛り込むことで話題性も狙える製品といえるでしょう。


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