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健康食品OEM チョコ

チョコの健康食品OEM開発のまとめ

健康食品OEM チョコ

仕事中の気分転換やちょっとした休憩時、手軽に口にできるおやつとしてチョコレートが人気です。しかし最近のチョコレートは、美容や健康などの目的をもって食べるオヤツに進化してきているようです。そこで本記事では、健康効果が期待できるチョコレートの特徴成分を紹介していきます。

また、チョコレートの健康食品に可能性を感じてオリジナル商品の製造をお考えの方のために、OEM開発の流れも解説していきたいと思いま[afTag id=1963]す。

 

チョコレートに含まれる成分

チョコレートの健康効果は、主にカカオポリフェノールによるものであることが知られています。しかし、カカオポリフェノール以外にも、テオブロミンや食物繊維などの機能も重要です。ここでは一般的なチョコレートに含まれる成分について解説いたします。

カカオポリフェノール

チョコレートの原料であるカカオ豆に含まれる成分で、20種類以上のポリフェノールが混在しています。数多くの動物実験や臨床試験により、次に示すような健康効果が明らかになっています。

  • 脂質代謝を改善し、動脈硬化の発症を遅らせる
  • 血管内皮機能を改善することにより血管拡張物質である一酸化窒素(NO)産生能が上昇し、血圧を低下させる
  • 糖代謝を改善し、糖尿病発症を遅らせる
  • 心筋梗塞の発症が抑制される
  • 脳卒中の死亡リスクが低くなる

テオブロミン

カカオ豆特有の苦味成分でカフェインに構造がよく似たアルカロイドの一種です。テオブロミン(Theobromine)という名称は、「神様の食べ物」を意味するカカオの学術名Theobroma cacao に由来するものです。動物実験により、学習、記憶、高度な思考や長期記憶に関与すると考えられている脳内の脳由来神経栄養因子(BDNF)の量を増加させることがわかっています。

また、しあわせホルモンとも呼ばれ、リラックス効果の期待できる脳内ホルモンであるセロトニンも増加させます。それ以外にも、がんを抑制する可能性や老化や発達障害の予防や治療にも有効であることが期待されています。

食物繊維

カカオ豆を処理して得られるカカオマス中には、不溶性食物繊維のリグニンが含まれています。不溶性食物繊維には、整腸作用や排便促進効果などが期待できます。さらに、リグニンは発がん物質と結合することが知られており、特に大腸がんの予防に効果的といわれています。

脂肪酸

カカオマス中には、数種類の脂肪酸が含まれています。主に含まれているのは、飽和脂肪酸であるパルミチン酸やステアリン酸、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸です。脂肪酸は、生物の細胞膜を構成したり、脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)の吸収を促進したりするなど、生きていくうえで欠かせない成分です。

【参考文献】

夏目みどり, カカオポリフェノールの包括的研究, 化学と生物 56(7): 490-495 (2018)

杉本直俊, メチルキサンチン誘導体と健康, 金沢大学十全医学会雑誌, 第127巻 第1号 16-20 (2018)

水野かおり, カカオ製品の生理効果, あいち産業科学技術総合センター 食品工業技術センターニュース, 平成18年1月号(2006)

健康系チョコレートの特徴成分

チョコレートは「気軽に食べられるオヤツ」から「美容や健康のために食べるオヤツ」に変化してきています。その呼びかたも、「健康系チョコレート」、「健康志向チョコレート」、「機能性チョコレート」などさまざまです。健康系チョコレートの先駆け的なものが高カカオチョコレートですが、最近では独自の特徴成分を配合したさまざまな商品がどんどん増えてきています。

ここでは、健康系チョコレートの特徴成分をいくつか紹介していきます。

高カカオポリフェノール

カカオポリフェノールが70%以上含まれるものが、高カカオチョコレートとよばれています。通常のチョコレートに含まれるカカオポリフェノールが30~40%なので、約2倍以上含まれていることになります。このカカオポリフェノールは体内に貯めておくことができないため、健康効果を実感するためには毎日規則的に摂取する必要しなければなりません。こういった理由もあり、市場では大袋商品が人気のようです。

乳酸菌

乳酸菌は腸内善玉菌の一種です。機能性表示食品としても販売されており、主に腸内環境の改善を目的に配合されています。

GABA

ɤ-アミノ酪酸(gamma-Aminobutyric acid)の頭文字をとってGABAとよばれています。

アミノ酸の一種で、神経伝達物質として脳や中枢神経系に存在することがわかっています。事務的作業による、一時的・心理的なストレスを低減する機能があることが報告されています。

オリゴ糖

オリゴ糖の一種であるフラクトオリゴ糖が使われています。

砂糖のように胃や腸で分解・吸収されないため血糖値が上がることはありません。また、腸内善玉菌の栄養として利用されるので、腸内環境の改善も期待できます。

難消化性デキストリン

難消化性デキストリンは食物繊維の一種で、糖と脂肪の吸収を抑える機能があります。チョコレートで初めての機能性表示食品となった商品の訴求成分は、難消化性デキストリンでした。

チョコレートOEMの流れ

機能性表示食品などの健康系チョコレートが人気ですが、一般のOEMメーカーでの製造対応は、まだあまりされていないようです。しかし、オリジナル商品OEMの流れを把握しておくことはとても大切ですので簡単に説明します。

1.打ち合わせ

どのような商品をイメージしているか、以下のような具体的な情報を伝えましょう。販売するターゲットや売り場、商品のパッケージ、イメージに近い商品名、販売数量、希望価格

2.試作依頼

打ち合わせの内容をもとにしたレシピから試作を開始します。

3.味見・評価・再度試作

味や食感など、納得できるところまで繰り返しましょう。

4.最終チェック

最終的なレシピが決定します。

5.包装決定

パッケージによっても売り上げは大きく変わるので、こだわりを持って作ることは大変重要です。

6.本製造

7.発送・納品

チョコレートOEMメーカーを選ぶうえで重要なポイント

高い技術力があること

チョコレート製造にはとても高度な技術力が求められます。チョコレート製造に特化して積み重ねてきた独自の技術やノウハウを持ったOEMメーカーが望ましいです。高い技術力があることで、あらゆる商品イメージを実現できるうえに、さらに競争力のある商品にするための提案もしてもらえるでしょう。

原料へのこだわりがあること

思い描いたチョコレートを作るためには、原料へのこだわりも重要です。なぜなら、カカオ豆は原産地や種類、さらには収穫した年の気候によっても大きく風味が異なるからです。苦みや渋み、酸味や香りなど、イメージ通りのチョコレートを作るためには、普段からカカオ豆にこだわりを持って状態を把握しているOEMメーカーが望ましいでしょう。

パッケージの企画・製作までしてくれること

商品のパッケージは、商品の売れ行きを左右する重要なファクターです。チョコレートを購入する割合は女性のほうが高いうえに、昨今のSNS映えの影響も相まって、こだわりのあるパッケージまで企画・製作しているOEM工場も増えているようです。しかし中には、包装まではやっておらずバルク納品というOEM工場もあるため、事前の打ち合わせでパッケージまで対応しているかどうかの確認は必要です。

衛生・品質管理が充実していること

食品を取り扱っている以上、衛生・品質管理の徹底は基本であり重要です。衛生・品質管理に関する、以下に示すような規格の認証を受けていることを、OEMメーカーのホームページなどで確認しておきましょう。

  • ISO22000
  • FSSC22000
  • JFS-B, JFS-B

まとめ

本記事では、健康志向の高まりとともに、近年需要を伸ばしている健康系チョコレートとその特徴成分についての解説と、チョコレートのOEM開発の流れをご紹介しましてきました。健康系チョコレートは、今後さらに注目度が上がってくることが予想されます。自社でオリジナル商品をお考えの方は参考にしてみてください。


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