免疫力UPや筋肉女子などでも注目が集まっている「プロテイン」。プロテインパウダーが市場の多くを占める中、手軽に摂れる「プロテインバー」が人気となり多くの企業が参入し始めています。この記事では、「プロテインバー」がどんな成分なのか、どんな効果があるのか、また、OEMをする際の流れなどを解説します。
「プロテインバー」と市場の動向
男女年齢関係なく、免疫力の向上や美ボディを目指す筋肉女子ブーム、高齢になっても自分の足で歩き続けられる体づくりなど「筋肉」に注目が集まっています。その筋肉の材料として必要不可欠なのが「プロテイン(タンパク質)」です。富士経済によると、二桁成長続くプロテインパウダー市場は、2021年に930億円、2026年には1,500億円規模となり、パウダーだけでなくさまざまな製品に広がりをみせ、これからも伸び続ける市場です。
出典:[富士総研](https://www.fuji-keizai.co.jp/file.html?dir=press&file=21110.pdf&nocache)
特に「プロテインバー」に関しては、コンビニエンスストアでは必ず見かける国民食として認知されている商品なので、「プロテインバー」に関連する知識や製品を持っておくことは非常に重要になってきます。
「プロテインバー」のメリットとデメリット
メリット
低予算・時短
タンパク質を多く含む食材に関しては、肉、魚、大豆、卵などコストがかかりものも多いです。また、調理が必要となるので、忙しい現代人にとってはなかなか手が出しにくい状況です。その点「プロテインバー」に関しては、コストも抑えられ、プロテインパウダーのように溶かす手間もないため、効率的にタンパク質を補給することができるので、コストパフォーマンスが非常に優れています。
栄養素
現代にあふれるファーストフードやコンビニなど手軽にとれる商品は、高糖質・高脂質のものが多く、タンパク質・ビタミン・ミネラルが不足しており、5大栄養素のバランスが崩れています。そのような中でもプロテインバーは、手軽にタンパク質を十分に摂ることができます。
美容にも効果的
タンパク質は、筋肉だけでなく、内臓、髪、爪、肌などの材料にもなりますので、美容に関心の高い女性のニーズも高まっています。
美味しい
プロテインバーはさまざまなフレイバーがあり非常に美味しく「プロテインはおいしくない」という一昔前のイメージは今はもうありません。期間限定フレイバーなどの開発などにより飽きられない工夫などにも取り組めます
デメリット
人工甘味料
体重やカロリーを気にしてしまう、間違ったダイエット情報が溢れる中で、カロリーを抑えるために、プロテインに人工甘味料が多く使われることが多い状況です。人工甘味料の摂りすぎは、健康被害の可能性もあるので、取り扱いには注意が必要です。
品質管理
あるプロテインメーカーの製品に異物が混入したことによりニュースになるなど、長期間保存できる製品であるからこそ、品質管理には最新の注意をはらう必要があります。
OEMのメリット
「プロテインバー」の効果を最大限発揮するためには、OEMを活用することが最善の方法の一つとなります。
OEMは、世の中にない価値を作りだしたい企業と、自分達の技術を広めたい企業、それぞれの想いをつなぐパートナーシップ
OEMとは、世の中にない価値を作りだしたい企業(発注元)と、自分達で築いてきた技術や知識、ノウハウを広めたい企業(OEMメーカー)それぞれの想いをつなぐWin-Winのパートナーシップですさまざまな企業で「PB(プライベートブランド)商品」が開発されており、コストパフォーマンスの高さから多くの消費者に受け入れられています。PBもOEMのひとつの形となります。発注元がオリジナルブランドをOEMで開発することは、そういった時代の流れに乗るだけではなく、発注元の認知を広げて、ブランド力を高める手段になります。OEMメーカーにとっても販売ルートの拡大や技術力の向上、工場の稼働率アップなどの有効な手段になります。
プロテインバーとOEMを組みあわて、企業理念の発信や実現、ブランド力の向上を目指す
プロテインバーは、単にタンパク質をとるというだけではなく、手軽に健康的に間食できる国民食としても、地位を確立しています。
- 高タンパク、低糖質、低脂質なソーセージタイプ
- お菓子の代わりに満足感があって美味しいチョコバータイプ
- 食事のかわりになるようなエネルギーが補給できるグラノーラタイプ
- ナッツなどを豊富に使った高栄養タイプ
- タンパク質やアミノ酸の含有量が多く含まれる高機能タイプ
- カロリーや糖質を抑えたダイエット特化タイプ
など、多くの消費者に届けることができるだけなく、発注元の企業理念を発信・実現するのに非常に効果的な手段の一つになります。
また、オリジナルのパッケージやラベルを作成することにより、認知度の向上やオリジナルブランドとして発信することもできます。
初期コストの大幅な削減
OEMメーカーに製造を依頼することで、工場などの設備投資や人材確保の手間やコストが発生しない分、初期コストを大幅に削減することができます。
発注元は、専門的な知識がなくても、専門性のあるOEMメーカーからのアドバイスを受けることで、「最新の流行などに関する情報」や「より効果的な販売ルートや販売方法の提案」を受けられることもOEMのメリットです。
OEMビジネスドットコムの活用
OEMをはじめたい発注元やOEMメーカーにとって、「OEMビジネスドットコム」は多くの情報や知識を得られる場所となっておりますので、ご活用ください。
OEMの流れ
商品コンセプト・仕様・金額の打ち合わせ
発注元は、OEMメーカーに製品のコンセプト、仕様、数量、納期、金額などの希望を伝え、どういった製品をどのように作るかを決めていきます。OEMメーカーは、自社の経験をもとに、良い製品を好条件で提供できるよう提案します。
開発、試作
OEMメーカーは、試作品を発注元に提出し、発注元はチェックをします。製品の仕様仕上がりについて、お互いが納得するまで改良を繰り返していきます。
製造、品質管理、納品
OEMメーカーは、試作品の最終チェックが完了したら本格的に生産を開始し、品質や納期の管理をしっかりと行って進めていきます。無駄を極力カットして、高品質で効率的な生産の工夫を随所に取り入れます。OEMメーカーだけでなく、発注元は、できあがった製品を仕様書通りに出来ているか、動作不良はないか、納品する数量が足りているかなどを慎重にチェックします。製品の外観や梱包に汚れやゴミの付着はないかなども検品時のポイントになります。
アフターサポート
販売後においてもお客様の反応やご意見によって改良すべきところがあれば、双方で対応します。また、次の商品開発やリニューアル商品の提案など企画案のご提案など、継続した関係性を築いていくことが大切になっていきます。
法律等の関係法令
健康食品を取扱う際は、複数の法令に注意を払う必要があります。OEMメーカーと綿密な打ち合わせを行いましょう。
- 食品衛生法
- 食品表示法
- 健康増進法(栄養成分表示、誇大広告の禁止)
- 医薬品医療機器等法
- 景品表示法
- 特定商取引法
製品開発マネジメントについて
OEMメーカー選びのポイント
- 独自成分・技術を公表しているか
- 小ロット対応などの個別対応を公表しているか
- トラブル対応や補償などの対応を公表しているか
- 海外展開なども見据えている発注元に関しては、海外展開対応、輸出サポートを公表しているか
などがOEMメーカーの選ぶ基準になってきます
信頼関係の構築とチェック体制
発注元は、OEMメーカーに丸投げをすることなく、品質管理や進行管理などチェック体制を充実させることが、双方の信頼関係の構築と危機管理に対するマネジメントとなります。
アフターフォロー、ファンづくり
製品を販売して終了ではなく、その後のフォロー次第でお客様がファンになるかどうかが決まってきます。お客様との良好な関係を継続することで、お客様との信頼関係や口コミが広がっていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。「OEMでプロテインバーを作る前に知っておきたいこと」をお伝えさせていただきました。今後の市場が伸びる可能性やの取り扱うメリット感じていただけたと思います。
OEMビジネスドットコムでは、OEMに関する情報だけでなく、具体的な企業をつなぐマッチングサービスやコンサルティングサービスも行っておりますので、まずは行動を起こしていきましょう。