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プロテイン

プロテインに関する健康食品OEMを作るには?種類や特徴を解説

プロテイン

ここ最近、メディアやスーパー、コンビニなどでも、プロテインという言葉を良く見聞きします。老若男女問わず、プロテインを積極的に取ろうという風潮が強く、特に健康意識の高い方、筋トレやスポーツをされる方、そしてダイエットをされる方など、幅広くプロテインの需要が増えてきています。プロテイン市場の広がりが顕著な中、新たなプロテインのOEMで波に乗るためにも、プロテインとは何か、その種類や特徴をしっかりと押さえておく必要があります。

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プロテインの重要性

タンパク質は体を維持するために、必須の栄養素の一つであり、肉、魚、大豆製品、乳製品、卵など、一般の食品からも摂取する事が出来ます。タンパク質は人間の生命維持に大切なホルモンや血液、酵素や免疫体を作るのに欠かせない栄養素です。また、私たちの骨、内臓、髪の毛や爪、皮膚にいたるまで、このタンパク質で出来ています。体内からタンパク質が不足すると、筋力不足により体力低下が起こり、体のたるみの原因となります。さらに、過度なタンパク質不足では、体そのものが機能不全に陥ってしまう程、重要で欠かせない栄養素なのです。

近頃はアスリートだけでなく、一般の人々にもプロテイン摂取の重要性が謳われています。多忙な生活の中で簡易的な食事になると、パンや、おにぎり、麺類と行った糖質や脂肪過多に陥りやすくなります。また、スタイル維持のためにダイエットをする人たちの中では、食事量の減少、そして、脂肪分の少ない食事に偏る事で、タンパク質摂取が自然と減少してしまう傾向があります。食品からも取れるプロテインですが、プロテインが多く含まれる食品には脂肪も多く含まれているため、脂肪を減らし筋力をつけるためには、プロテインそのものの摂取が有効的だと言われています。このように、様々な目的に応じた健康、体型維持のため、万人にとって、タンパク質摂取の見直しが大切になります。

プロテインの種類と特徴

プロテインと一言に言っても、いろんな種類があり、それぞれ性質や働きも異なるため、消費者はどのプロテインを取るか、目的に応じて選ぶ必要があります。タンパク質は沢山のアミノ酸が結合して出来る物質であるため、その構造によって、プロテインの種類が分類され、ホエイプロテイン、カゼインプロテイン、ソイプロテインの3種類に分類されます。ホエイプロテイン、カゼインプロテインは牛乳から作られるプロテイン(動物性由来)、ソイプロテインは大豆から作られるプロテイン(植物性由来)です。

ホエイプロテイン

ホエイは、解りやすく言うとヨーグルトの上澄み液「乳清(ほえい)」に溶けているタンパク質で、牛乳に含まれるタンパク質の約20%を締めます。もともと水に溶けているため、吸収されやすいという特徴があり、摂取後約2時間で体内に吸収されます。吸収が早いため、筋トレ後約2時間のアミノ酸の取り込みが高まっている時間での補給に向いていると言われています。一般的にプロテインと言えば、このホエイプロテインを指すことが多いと言われます。

ホエイプロテインは、牛乳からパウダー状にする製造方法の違いによって、さらにWPCとWPIの2つの種類に分類されます。

WPC

一般的によく目にするホエイプロテインは、WPC(Whey Protein
Concentrate)だと言われています。これは、日本語では「濃縮ホエイタンパク質」と表記されます。まず、牛乳をカゼイン(後述する牛乳由来のタンパク質の1種)とカード(一般的にヨーグルトを指す)に分離させ、カードを酵素処理して出て来る水分にホエイが含まれています。この水分から水を抜いて精製したものがWPC(濃縮ホエイタンパク質)です。WPCは、タンパク質の含有量が100g当たり約70~80gと言われており、目標とするタンパク質そのものの摂取量によっては、一度に沢山の量を飲む必要性がありますが、比較的コストを安く抑えられるのが特徴です。

WPI

もう1つはWPI(WheyProtein
Isolate)と呼ばれ、日本語では「分離ホエイタンパク質」と表記されるものです。上記に説明したWPCからさらに乳糖、乳脂、灰分を取り除き、タンパク質含有量を更に高めたものがこのWPI(分離ホエイタンパク質)です。WPIのたんぱく質含有量は、100gあたり90g以上で、WPCよりも高くなります。また精製度が高い分、WPCよりも消化吸収速度は早くなるという特徴もあります。その分、コスト面では比較的高価になっているのが特徴です。WPIは、さらに細かく分類されます。

WPCからWPIへと処理する過程に、「フィルター膜処理」と「イオン交換樹脂処理」と言われる方法があります。それぞれの特徴として、「フィルター膜処理」は、「イオン交換樹脂処理」よりもタンパク質をより低温で処理できるため、熱によるタンパク質の変性の心配が少ないと言われています。一方で、余計なものを除去して純粋なたんぱく質だけを取り出すという点では、「イオン交換樹脂処理」の方が優れているという特徴もあります。その為、より高いたんぱく質含有率を求めるのであれば、WPIの「イオン交換樹脂処理」が勝っているといえます。


ホエイプロテインのまとめ

  • 世間一般的にホエイプロテインと言われるものは、WPC(濃縮ホエイタンパク質)です。
  • WPCから不純物を取り除き、よりタンパク質濃度を高めたものが、WPI(分離ホエイタンパク質)と呼ばれています。
  • WPIは処理する過程によって、さらに2種類に分類されており、ホエイプロテインの中で最も高いタンパク質含有量を持つものが、イオン交換樹脂処理されたWPIです。

カゼインプロテイン

ホエイプロテインと同じく牛乳由来のタンパク質です。牛乳に含まれるタンパク質のうち、80%がこのカゼインプロテインで、バターやチーズの原料となる部分です。こちらは、水に溶けにくく吸収が遅いという特徴があり、摂取後約7~8時間かけて体内に吸収されます。吸収が遅いため、胃に溜まる時間が長く、腹持ちが良いため空腹を満たすことができ、ダイエット時のタンパク質補給に向いていると言われています。

また、就寝中はタンパク質の分解が亢進するため、特にアスリートなど、長時間かけて少しづつアミノ酸を供給し続け、さらにタンパク質の分解を抑制させるために、就寝前にプロテインを摂取することもあり、その際のプロテインとして、このカゼインプロテインが向いていると言われています。

ソイプロテイン

これは、大豆由来のタンパク質です。比較的吸収が遅く、摂取後5~6時間かけて体内に吸収されます。カゼインプロテインと同様、満腹感を維持したい方におすすめです。また、ホエイ、カゼインに比べて脂質の含有量が少ないことも特徴であり、ダイエットを目的とする方に推奨されます。ソイプロテインの一番の特徴として、女性の味方である大豆イソフラボンが含まれているため、女性らしい美しさを維持したい方にもおすすめです。

大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに近い構造であるため、肌の新陳代謝を促進し、髪にツヤやハリを保ち、女性らしいふくよかさを体に与え、骨を丈夫にする働きがあります。そのため、ソイプロテインの過剰摂取は、ホルモンバランスに影響する危険性もあり、注意が必要です。その他、日本人の体質の特徴として、乳糖を消化吸収出来ない乳糖不耐症の人が多いとされているため、牛乳由来のものを避けたい方にもおすすめです。

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プロテインを使用した商品について

  • パウダー

最も馴染みのあるパウダーです。これは水やジュースに溶かして飲むタイプのものが一般的です。昔は、ソイプロテインが一般的でドロドロと粉っぽく、大豆特有のクセのある味で飲みにくかったイメージが強かったですが、今はどの種類のプロテインも飲みやすく改良されており、チョコレート、ココア、ミルクティー、抹茶、ストロベリー、バナナ味など、ジュースやデザート感覚で万人に飲みやすいように、改良されてきています。

  • 粉末

日常生活の中で、普通の食事にプラスして手軽にタンパク質不足を補うことが出来るように、粉末のものを味噌汁やヨーグルトに混ぜて摂取出来るような健康食品も開発されています。

  • ゼリー、清涼飲料水

スポーツドリンクタイプのものや、エナジーゼリー状のタイプなど、手軽に補えるものがあります。

  • バー

プロテインバーという、バー状のお菓子になっているプロテインです。今ではコンビニなどでも見かけられ、パウダーを溶かしたりする手間も省け、手軽にタンパク質を補えるようになっています。このプロテインバーにも色々なタイプがあります。中までギッシリとチョコレートが入ったベイクドタイプ、クリームが挟まれている軽めの食感なウエハースタイプ、パフが入ってザクザク食感のクランチタイプ、グラノーラを固めてバーにしたグラノーラタイプ、その他、甘くない、魚肉ソーセージ風やササミを模したものなどがあり、間食に楽しめるものが多く出回っています。

プロテインを使用した商品の中には、先に示したどういった形状かだけでなく、何が含まれているかも重要になります。運動する際、糖質をエネルギーに変換するため、体内に糖質が不足していると、生体は筋肉を分解してエネルギーにするため、せっかく作った筋肉がすぐに落ちてしいます。このように筋肉を落とさないためには、タンパク質と糖質を一緒に摂取する必要があります。

そのため、商品によって、プロテインだけのものもあれば、その他の成分(主に糖質)と配合されているものも多くあります。

  • 糖質メインの商品

「ウエイトアップ」や「ウエイトゲイナー」などの名前がついている事が多く、糖質:タンパク質が、4:1や3:1など、糖質がメインの商品です。これは、主にエネルギーを多く使うウエイトトレーニング直後や、持久トレーニング時に適している商品です。

  • 糖質とタンパク質の配合がバランスの取れている商品

捕食や間食として取り入れる目的の方には、糖質:タンパク質が1:1で配合されているものがあり、ミールキットリプレイスメントと呼ばれることがあります。

  • タンパク質のみの商品

食事の捕食として不足しているタンパク質だけを補うための、糖質を配合していないタンパク質のみの商品があります。これが、「ホエイプロテイン」「大豆プロテイン」などと表記されているものです。プロテイン商品に配合されている主な成分は、マルトデキストリンという糖質が一般的です。その他、ビタミンやミネラルも配合されていますが、僅かな量であるため、プロテイン摂取の際には、食事と併用して、また目的に応じて上手に使いこなしてもらう事が大切です。以上、プロテインの種類と特徴、そして、プロテインの商品例をおおまかに説明しました。

最後に、健康食品OEM会社に依頼する際、発注から納品までの流れを簡単に記載しておきます。

健康食品OEMのおおまかな流れ

OEM商品の考案

健康食品OEM会社への問い合わせ

(具体的なイメージが出来ていない場合でも、相談可)

打ち合わせ

(原料の選定、製品の形状や成分の決定、製造ロットや概算見積もりの提示、パッケージデザイン、サンプル品について、など、具体的な企画を進める。)

正式な契約後、納期など細かいスケジュールの決定

OEM会社にて製造開始

納品

アフターフォロー

(ご要望に応じ、宣伝資材の作成・提供、勉強会や説明会での講師の派遣、販売促進のお手伝いなど)

まとめ

本記事では、プロテインに関する健康食品OEMを作りたいと考えている方に向けて、プロテインの種類と特徴について説明させていただきました。

今後の商品開発の参考にしていただき、消費者の方々のニーズにあった新たなプロテイン関連商品開発を検討される方は、是非、健康食品OEMを活用してください。

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