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健康食品OEMの睡眠サプリ

睡眠サプリも健康食品OEMで作れる!おすすめの原料も紹介

健康食品OEMの睡眠サプリ

健康を意識して摂取が推奨されている健康食品の中でも、現代人の間で需要が急増しているのが「睡眠サプリ」です。睡眠の悩みといえば、多忙により短時間の睡眠しかとれない場合や、寝付けない・途中で起きてしまうといった不眠の悩みまでさまざま。医薬品に頼るほどではないけれど、ぐっすりと快眠できるようになりたい……といった願いにピッタリな製品として注目を浴びています。今回はそんな睡眠サプリの原料や、開発時に注意したい点などをご紹介しましょう。

昨今需要が高まっている「睡眠サプリ」

総務省統計局の調査によれば、10歳以上の人々の平均睡眠時間は7時間42分という結果になりました。一般的には8時間程度が理想といわれている睡眠時間ですが、平均値ですら理想時間を下回る結果に。多忙な方の中には1日3~4時間しか睡眠をとっていないケースも珍しくなく、健康に著しい影響を与えている可能性があります。

そもそも睡眠には、大きく分けて3つの役割があります。

  • 1日の記憶を整理し、保管する
  • 身体や脳の疲れをとる
  • 細胞を修復する

つまり睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪かったりすると、物忘れが頻繁になるなど脳機能の低下も危惧されているのです。またしっかりと疲れがとれなければ、日中の眠気やだるさ、頭痛や肩こりなどの身体症状にもつながりかねません。

たとえ8時間以上寝ている場合でも、眠りの浅い睡眠が続いていれば疲れはとれません。中には睡眠時に呼吸が不規則になる・止まるといった症状が現れる「睡眠時無呼吸症候群」、不快感から足を動かしていないといられない「むずむず脚症候群」などといった病により、睡眠の質が低下する可能性もあるでしょう。深刻な睡眠不足に陥っている場合は、健康食品ではなく医薬品に頼らなくてはならない場合も。不安な点がある方は、まず医療機関に相談してみてくださいね。

睡眠サプリに使われる主な原料

続いては、睡眠の質改善や入眠しやすくなる効果が期待できるサプリメントにおいて、使われることの多い原料をご紹介します。これらが単独で使われている場合はもちろん、複数の原料を組み合わせてより効果の期待できる製品としているものも少なくありません。一度きりではなく継続して飲むことが推奨されるため、錠剤やカプセル剤のサイズ・飲みやすさも気にしておきたいポイントといえるでしょう。

GABA

チョコレートなど、手軽に摂取できるものも多い代表的な成分・GABA。アミノ酸の一種であり、そもそもカカオに多く含まれている成分です。身体を休めるために重要な副交感神経を優位にするはたらきがあり、睡眠の質改善のほかにもリラックス効果やストレスの緩和に効果が期待できるでしょう。

GABAを摂取すると、人間の脳波はβ波からα波へと変化します。β波は活発に活動するための脳波、α波は睡眠に入るための脳波であるため、GABAの力を借りればスムーズな入眠ができるでしょう。

また、GABAを摂取した際の睡眠は、脳波が安定し深い眠りができるといわれています。途中で頻繁に起きてしまう人や、よく夢を見て起きてしまうといった人などにも摂取していただきたい成分です。

サフラン・クロシン・クロセチン

サフランといえば、綺麗な黄色をした植物の一種です。食欲をそそることから、サフランライスなどでも楽しまれていますね。そんなサフランから抽出される成分「クロシン」「クロセチン」にも、睡眠に役立つ効果が期待されているのです。

そもそもクロセチンは、カロテノイドと呼ばれる色素の一種です。同じくカロテノイドであるβ-カロテンやリコピンなどと同じく、強い高酸化力を持っている成分。身体の細胞が老化するのを防ぐため、シミやシワなどはもちろんがんの予防にも役立つといわれています。

そんなクロセチン、実は睡眠の質を高めるためにも重要な成分。深い睡眠の目安である「ノンレム睡眠」の時間を増やし、すっきりと起きられる手助けをしてくれるのです。

L-テアニン

GABAなどと同じくL-テアニンも、交感神経を抑制しリラックス効果を高めるといわれています。お茶などに含まれており、日本人にとってはなじみの深い成分ともいえますね。一度入眠した後は頻繁に起きることなく、朝までぐっすりと眠れるようになるでしょう。

一方緑茶などのお茶類には、脳を活性化させるカフェインが含まれているものも多いのが事実。お茶からL-テアニンを摂取し睡眠不足を改善しようとすれば、同時にカフェインも摂取することになり効率的ではありません。逆に入眠しにくくなってしまう可能性もあるため、サプリメント等での摂取がおすすめです。

トリプトファン

脳を活性化させるドーパミンやノルアドレナリンが分泌されたままでは、人はなかなか入眠することができません。これらを制御しリラックス状態へと導くのが、「セロトニン」という成分です。別名「幸せホルモン」と呼ばれており、睡眠以外にもストレスの緩和や精神の安定などに大きな役割を担っています。

セロトニンを分泌するためには、「トリプトファン」という成分が必要不可欠です。摂取したトリプトファンは脳内でセロトニンに変化し、適切な睡眠へと導いてくれるのです。トリプトファンは体内で生成することができないため、食事やサプリメントから定期的に摂取しなければ不足してしまうでしょう。

メラトニン

トリプトファンがセロトニンの材料となるのはご紹介した通りですが、セロトニンは「メラトニン」というホルモンの分泌を促すはたらきも担っています。そもそもセロトニンが足りなければメラトニンの量も不足してしまうのです。

メラトニンは夜暗くなると分泌され始めるホルモンであるため、夜勤などで明るい時間帯に眠らなくてはならない人ほど補給を心掛けましょう。眠る前に摂取すれば、深い眠りへと導いてくれます。より多くのメラトニンを分泌するため、昼であってもカーテンを閉めるなど暗い環境で眠ることを意識してみてくださいね。

ラフマエキス

ラフマは中国原産の植物であり、お茶や漢方、エキス、粉末などにて利用されています。中国では薬として認可されており、リラックス効果や生活習慣病の改善効果などが期待できるでしょう。

また、心を落ち着かせ入眠しやすくする効果のほかに、うつ状態の緩和にも役立つといわれているラフマ。精神に不安があるが薬を使うのは心配だという方や、一時的な不安感などに悩んでいる場合などは試してみてもいいかもしれません。

ネムノキ

「ネムノキ」と聞けば、何だかぐっすりと眠れそうな気がしてきますよね。ふわふわとしたピンク色の花をつけることから、多くの場所で観賞用植物としても楽しまれています。

ネムノキから抽出された成分を摂取すると、睡眠の質を向上させるだけでなく、日中の体内リズムを正常化させる効果も報告されています。日中に襲ってくる眠気や食欲不振なども改善が期待されるため、1日を活発に過ごせるようになるでしょう。朝にだるさを感じにくく、スッキリと目覚められるのもネムノキの大きな利点といえます。

グリシン

通常はゆっくりと睡眠に導入していくものですが、グリシンの場合は比較的早く眠くなりやすいという特徴があります。人が眠くなる時には、体内の深い部分の温度が徐々に下がっていきます。グリシンは、手足など末端の血流を促進して深部の体温を下げ、睡眠へ誘ってくれるのです。

小さな子どもの場合、手足が温かいのを眠くなったサインと考えているお父さんお母さんも多いでしょう。実は、大人であっても仕組みは変わりません。手足が冷えやすい女性などは特に、グリシンの補給で血流を促進させてあげましょう。

クワンソウ

クワンソウはユリ科のハーブの一種であり、「オキシピナタニン」と呼ばれる成分を豊富に含んでいます。オキシピナタニンの睡眠誘発効果はグリシンの100倍ともいわれており、より効率的に入眠できる成分といえるでしょう。オキシピナタニンは数々のユリ科植物の中でクワンソウにもっとも多く含まれていますが、一般的な食品から摂取することはできません。沖縄などではクワンソウの花や茎をそのまま食用とする地域もあるようです。

CBD

大麻由来の成分であるCBDは、「カンナビジオール」と呼ばれ近年注目を浴びています。大麻由来と聞くと安全かどうか心配になってしまう人もいるでしょうが、大麻で問題視されているのは「テトラヒドロカンナビノール」。CBDとはまったく異なる成分ですが、大麻の成分からCBDのみを抽出するのは苦労を要するでしょう。そのため厳正な検査の元製造されていることがほとんどであり、販売までのコストがかかりがちな成分ともいえます。

CBDは睡眠の質を高めるだけでなく、日中に襲ってくる余計な眠気を抑える効果も期待できます。アメリカなどでは不眠症の薬としても使われており、仕事中の眠気に悩んでいる人にもおすすめの成分といえるでしょう。

まとめ

健康食品OEMでもぜひ開発を進めていただきたい「睡眠サプリ」。忙しい現代人にとって欠かせない製品となることは間違いありません。悩みに特化したサプリメントを作る際は、保健機能食品に申請するなどして効果・効能をはっきり記載できるよう工夫するのも良いでしょう。


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