サプリメントのOEMで失敗したくない!
OEMでサプリメントを作ったら費用はいくらぐらいかかるだろうか?
サプリメントのOEMを検討するためにどこから手をつけたらいいだろう?
そのような疑問ももち、サプリメントのOEMを初めて制作を検討していて、何から手をつけていいのかわからないというお客様はいらっしゃると思います。
またすでにOEMでサプリメントを商品化したことがある企業様でもなかなか理想通りな結果にならず、もっといいOEM先を探している場合もあるかと思います。
この記事ではサプリメントを製作するにあたって必要になる費用の相場や失敗しないために必要なポイントをご紹介していきたいと思います。
健康食品OEMのサプリメントを作るためにかかる費用
健康食品OEMのサプリメント制作費用相場
目安になりますが、相場は一つの商品につき最低50〜100万円くらいと思っていただければ良いと思います。
また、会社様によっては一概にはお答えできない場合があるようなのでお問い合わせするケースもでできます。健康食品・サプリメントの製造・加工は全てオーダーメイドが基本になっています。それゆえにお客様の目的とされる理想の形(製品)がどのようなものかご要望をヒヤリングした上で設計される形になっています。
健康食品は、剤形によって大きく相場が異なります。カプセルの場合もあれば小瓶のドリンクのようなものもあります。外箱パッケージ、ラベル代も必要になります。
サプリメント試作の回数やデザイン費用、資材の品数によって製作費は大きく変わります。事例では本品・トライアルを含めた2アイテムで12万円程度。デザイン代のみで20万円程度を持ち掛けるクライアント様もいらっしゃるようです。
健康食品・サプリメントの原料には、貴重な天然食品等を丁寧に加工(抽出、濃縮、精製など)したものが多く非常に高価なものから安価なものまでさまざまです。
そのため、一つの商品を作るのに生産ロット数や商品設計によって差があります。
そこで具体的な食品の種類とそのその費用の例をご紹介します。
サプリメント・健康食品の製造に必要な4つの費用
サプリメント、健康食品の製造するにあたってかかる費用は大きく分けて4つあります。
- 初期費用(サンプル代やパッケージデザイン開発など)
- 健康食品の中身(バルク代)
- 健康食品の外側(容器やラベル印刷代など)
- 包装や配送代
1.初期費用の目安
サンプル製作は無料という会社様もありますが、高価な原材料を使用、数量が多いという場合は有料になることが多いようです。
OEMメーカーが自社でパッケージデザイナーを雇用している場合はデザインからパッケージでお願いできる場合と、お客様の持ち込みの場合もあります。どちらの場合でもデザイン代やパッケージ製造、印刷の費用は別途必要になってくるかと思います。
パッケージ製作の費用を抑えたい場合は、既存の容器を使用し印刷やラベル添付で対応するなども方法はありますので受託先にご確認や相談をしてみてください。
2.健康食品の中身(バルク代)
バルクは完成した健康食品を容器詰めする直前のものを指します。ゼロから処方を考えて製造する場合、独自原料を使用する場合には研究開発費・加工費・品質や安全性の検査も必要になってきますので、その分の費用・時間もみておきましょう。
時間や費用を抑えたい場合は、OEMメーカーが保有している既存の処方をベースに工夫する方法もあります。
食品の場合、原料である食材をそのまま使用できないことが多いため、加工が必要になるケースがほとんどです。その場合は加工費が必要になってきます。
配合されている成分と配合率によっても費用が変わっていきます。例えば、天然食品になると抽出したり、濃縮したりといった加工が必要になるものについては特に高価になるなる傾向があります。つまり、費用は成分の選定や一粒または1包あたりの配合割合によって変わってきます。
またサプリメントにおいてはソフトカプセル、ハードカプセル、錠剤などによっても加工費が変わってきます。特殊皮膜原料を使う、コーディングする、腸溶性を付加するといった特殊な技術や行程を追加する場合にも加工費が追加されます。
3.健康食品の外側(容器やラベル代など)
包装形態によっても容器代などが変わってきます。健康食品の形状がドリンクなら瓶、缶、ペットボトル、粉末状ならパウチ袋、アルミチャック袋というように中身によって、どの容器に入れるによるため最適な容器を準備しなければなりません。
また、手に取ってもらい興味を持ってもらうためにはデザインやメッセージを工夫をして消費者の心中に届くパッケージに仕上げることが重要です。
どこまでこだわるかによって費用も変わります。発売当初はシンプルなデザインや中身にしてあまり費用をかけずにスタートして分析や検証をしながら改良していくというのもおすすめです。
4.梱包や配送代
完成した健康品にラベル貼りやシュリンク包装、倉庫やお店に配送するための箱詰めをするなど最終行程でかかる人件費、配送代をみておきましょう。基本的には見積もり時に提示されることがほとんどだと思います。
サプリメントをOEMで依頼する際のポイント
小ロットから発注可能かどうか
ロットとは一回で生産する製品数量のことです。ごく少量での製造も不可能ではありませんが、コストが割高になりがちです。食品の場合は最低でも100個や10㎏など、ある程度のロット数が必要になってきます。
サプリメントをOEM製造する際にも、発注個数が多い方が一つあたりの原価を下げることができます。
しかし、実際OEMを発注する企業の多くは売れるかどうかは不確実が高い状況です。
小ロットから発注してうまく行かない場合のリスクを減らすとともにテストマーケティングをして市場のニーズを事前に確認することができます。
小ロットから発注できることによって発注側の事業リスクを減らすことができます。
最初からある程度売れることを見込める場合には、カプセルだけではなく梱包原料なども含めてボリュームディスカウントが効く量の発注をすることがいいと思います。
サプリメントのOEMに対する実績と経験が十分にあるかどうか。
OEM製造する会社の実績が多いことで、作りたいと考えているサプリメントの製造に対してより助言がもらえる可能性が高まります。
サプリメントのOEM製造を依頼する上で、サプリメントに対しての実績や経験が充実しているかどうか確認しましょう。
OEM企業の実績が多いことでサプリメントの材料や梱包資材のメーカーや製造工場などの提携先が多いとが期待できると思います。
取扱いしている原料が充実しているか
健康食品OEM企業によって取扱いしている原料が異なります。中には独自の仕入れルートを開拓しないと手に入りにくい原料などもあります。
原料を指定してOEM製造をご相談いただくケースもありますが、効果や香りなど出来上がったサプリメントを参考にご相談いただく企業の方が多いです。
顧客支給の原料を使っての製造が可能かどうか、取扱いのない原料を仕入れてもらえるかどうかなど原料に対して融通が効くか確認してみましょう。
自社で案内できる原料が少ないとOEM企業からの提案の幅が狭くてなってしまうため、取扱いしている原料の幅が広いということが大切になります。
まとめ
食品OEMの費用相場と制作するにあたってかかる費用、依頼する際のポイントについてご紹介してきました。
費用は原価だけではなく受託加工する企業の体制、何を作るかによって大きく変わってきます。作りたいサプリメントのコンセプトや形態等を明確化してから最適な受託メーカー、製造者に見積もりをして良質なサプリメントを制作できるように依頼してみましょう。