働き盛りの世代でネットに触れていない人はいない……といわれるほど、現代でなくてはならないツールとなったPCやスマートフォン。当然自社製品を売り込む場合にも、ネットを介した広告でPRすることは必要不可欠です。しかし、そんな中でも従来のPR方法である「オフライン広告」も見逃せません。今回は健康食品OEMを広く知ってもらうため、オフライン広告の利点や特徴をご紹介します。
健康食品OEMを広めるためのオフライン広告にはどんなものがある?
主にネット上で見かける「オンライン広告」に対し、ネットが普及する前からの方法として続いているのがオフライン広告です。健康食品OEMを広めたい場合も、オンライン広告とオフライン広告を両立させることが近道といえるでしょう。
とはいえオフライン広告にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。足りないところを補い合い、幅広いターゲット層に余すことなく伝えるためにも、まずはオフライン広告の特徴をおさえておきましょう。
オフライン広告の例
一言で「オフライン広告」といっても、どのツールを用いてPRするかによって効果が大きく変わる可能性があります。健康食品OEMを広めたい場合、ターゲットとなるのは健康食品関連企業に属する人々。彼らがどんなツールを使いやすいのか、通勤形態や生活習慣などを考慮しなくてはなりません。
オフライン広告の特徴として挙げられるもののうちに、「不特定多数が目にしやすい」というポイントが挙げられます。一見多くの人の目に留まりやすいように見えますが、生活に溶け込んでしまうがあまり記憶に残りにくいというデメリットもあるのです。
そのため、広告出稿は必ず複数を組み合わせて行うことが大切です。オンライン広告とオフライン広告のバランスを取ることはもちろん、オフライン広告の中でも特徴の異なるもの同士を選びましょう。
テレビCM
オフライン広告といえば「テレビCM」といえるほど、多くの人におなじみの媒体です。近年、若い世代になるにつれテレビ離れが深刻化していますが、事業運営にかかわる中堅層はテレビ真っ盛りの世代。家にいるときは常にテレビがついている……という家庭も少なくありません。
テレビCMを目的としてテレビを見ているわけではなくても、無意識のうちにBGMやセリフが頭に残り、蓄積されていきます。食品業界のことを考えるとそのCMが思い浮かぶ……というように、知らず知らずのうちに刷り込みができるのがポイントです。
一方、テレビCMは製作に時間がかかる・製作費用が高額になりやすいというデメリットも存在します。どのテレビ局に売り込むかでも変わってきますが、基本的には数百万円のコストがかかると見ておきましょう。
ラジオ
ラジオCMはテレビCMよりもターゲット層を絞れるのが特徴です。ラジオ局によっては地域に根強いところもあり、会社の周りで目的とするユーザーを見つけやすいともいえるでしょう。
ラジオCMの場合、広告を流す時間帯を検討しなくてはなりません。通勤時間帯などは人気が高く、出稿料が高くなりやすいため注意しましょう。多くのリスナーが車内でラジオを聞いていることも考慮しておいてくださいね。
また、テレビCMと大きく異なる点として、「音声のみで魅力を伝えなくてはならない」という点が挙げられます。どれだけ魅力的な内容であっても、文章を詰め込みすぎたり、要点が伝わっていなかったりすると意味がありません。数十秒の中にどれだけメッセージを込められるか、念入りに検討しなくてはならないでしょう。
とはいえ出稿料の平均は数十万円程度。コストをできるだけ抑えたい方や、最初のステップとして始めたい方に向いた方法といえます。
雑誌
特定の雑誌に広告を載せてもらうという方法もあります。イメージしやすいファッション雑誌などではなく、健康食品をはじめとする食品業界専門誌がおすすめ。既に食品業界に興味のあるユーザーが利用しているため、他の方法に比べて興味を引きやすいのがポイントです。
雑誌に広告を出稿する場合のコストは、少なくて数万円、高くても数十万円程度です。他の方法よりもリーズナブルに済む一方で、デザインや文面を工夫し、目を惹くものにしなくてはなりません。
フリーペーパー
地域独自のものが発行されているフリーペーパーは、ラジオCMと同じく狭い範囲をターゲットにしやすいのが特徴です。全国で健康食品OEMを検討している企業に向け発信するのは難しいですが、都道府県の中でもさらに狭い範囲で密なやり取りを行いたいという場合に向いているでしょう。
フリーペーパーはその名の通り無料で配布されるもののため、しっかりと細部まで目を通してもらえるかどうかはデザイン性や文章にかかっています。小さな範囲であれば10万円以下で出稿できることが多いため、第一段階として検討してみるのも良いでしょう。
看板
専門の業者に依頼し、看板を設置するのも一つの方法です。地方でよく見かける野立てタイプの看板であれば数万円から、建物の壁面に配置するタイプの看板であれば数十万円程度で出稿できます。自然と多くの人の目に留まりやすく、記憶に残りやすいという特徴があります。
看板広告とは、いわば企業をアピールする名刺や表札のようなものです。見やすさや目に留まりやすさはもちろんですが、「この企業はこんなところだ」というイメージを植え付けなくてはなりません。
オフライン広告のメリット・デメリット
続いて、オフライン広告のメリット・デメリットを確認しておきましょう。
メリット
オフライン広告の大きなメリットとして挙げられるのは、地域性が強くエリアごとにターゲット分けしやすいという点です。同じ地域で提携する企業を探したい場合や、一定の需要が見込める媒体へ出稿したい場合はオフライン広告を利用すると良いでしょう。
また、地域によっては競合が少なく、自社の広告が目立ちやすいという点もメリットの一つです。オンライン広告では目立つ広告枠に人気が集まり、出稿料がかさんでしまうケースも珍しくありません。広告に多額の費用を割ける大企業であれば良いですが、中小企業でチャレンジするのはハードルが高くなりがちです。
オフライン広告ではコストを抑えつつ、限られた枠内とはいえ伝えられる情報が多くなるのもポイント。デザインや文章を工夫し、強い印象を与えられる広告を作りましょう。
デメリット
大企業はもちろん、特に中小企業に利用していただきたいオフライン広告。しかしオンライン広告に比べて注意すべき点がいくつかあるのも事実です。
まず最初に、オフライン広告はその特性上「変更しにくい」という点が挙げられます。一度掲載してしまうと、情報に変更があった場合に上書きすることが難しくなります。新たにPRしたい点ができた場合でも、既存の広告を変更するのではなく、新規出稿を検討する必要があるかもしれません。
また、ネット上にアップするオンライン広告に比べ、一つひとつの広告が完成するまでに時間がかかるのもデメリットです。顕著なのはテレビCMの場合で、数十秒の間に過不足なく情報を入れ込みながら撮影をしなくてはなりません。
オフライン広告を検討する場合、その道に通じる人材を確保すると安心です。オンライン広告と両立して利用するためにも、社内での広告担当は充実させておきましょう。
まとめ
近年主流となっているオンライン広告に加え、オフライン広告の活用も必要不可欠です。健康食品OEMを利用し革新的な新製品を生み出すためにも、委託先と委託元をつなぐ効果的な広告作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。