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化粧品検定 薬機法

薬機法を学べる?化粧品検定とは

化粧品検定 薬機法

化粧品に関連する検定で化粧品検定というものがあるのをご存知でしょうか。 化粧品業界に務める方や会社経営者、美容家、エステティシャン、さらには薬剤師まで多くの方がこの検定を取得されています。この化粧品検定というものはどの様な検定なのでしょうか。

今回の記事では、化粧品検定について詳しくご説明したいと思います。

 

化粧品検定とは

化粧品検定とは、一般社団法人日本化粧品検定協会(JCLA)が実施する文部科学省後援の民間検定試験で、コスメ検定とも呼ばれています。この検定は、美容関係者をはじめ学習目的とした一般の方や学生など、幅広い年齢層の方が受けることができ、化粧品や美容に関する知識の普及と向上を目指した検定となっています。

この検定のための学習を通じて化粧品の基礎的な知識や成分、働きなどを正しく学ぶことができ、適切な商品を選択できる力を身につけることができます。

さらにこの検定で使用されるテキストは、化粧品の基礎知識から専門的な分野まで、各分野の専門家40名以上が監修した内容となっており、幅広い知識を学ぶことができます。

またこの検定を取得することで、化粧品の基礎知識を身につけることはもちろんですが、家族や友人へのアドバイスなど、日常における様々な場面で役立てることもできます。

化粧品検定は内容によって3種類に分けられており、一番難易度の高い1級の検定を取得した方は、化粧品のスペシャリストであるコスメコンシェルジュの資格も取ることができます。

コスメコンシェルジュとは?

コスメコンシェルジュとは「コスメが読める美容の専門家」として認定される資格です。この資格を取ることで、肌悩みの対処法はもちろん、化粧品の中身の特徴や成分を理解し、安全性や薬機法、メイクの仕方まで正しく伝えることができる美容の専門家として活躍することができます。

さらに、コスメコンシェルジュの資格を取ることで日本化粧品検定協会より様々なサポートを受けることができます。

例えば、美容業界に関する最新知識の提供を受けることができ、常に最先端の美容情報をインプットすることができます。また、求人情報の配信なども行われているため、自身のキャリアアップに繋げることもできます。

コスメコンシェルジュの資格を取得するためには、化粧品検定1級に合格し、日本化粧品検定協会の会員になった上で、コスメコンシェルジュ認定プログラムを受講することにより取得することができます。

化粧品検定を活かせるお仕事とは?

化粧品検定は化粧品全般に関する知識を習得できるため、主に化粧品や美容関係の業界で働いている方が基礎知識の向上やキャリアアップを目的として受けることが多いそうです。さらに、化粧品を多く販売するドラッグストアやバラエティショップなどの小売業の方、ECサイト運営を行う方なども専門知識を得るために受けているそうです。

また、一部の化粧品メーカーや百貨店、各種サロンなどでは社員教育の一環として化粧品検定の取得を推奨しているところもあることから、美容業界への就職や転職を検討されている方にも有利な検定であると考えられます。

3級:ワンランク上のキレイを目指す方にオススメ

一般的にはついつい間違えてしまいそうな化粧品や美容に関する正しい知識を習得することができます。

日々感じている化粧品への疑問点などを解消することで、正しい知識とともにワンランク上のキレイを目指すことができます。

2級:美容を語れる人を目指す方にオススメ

3級の内容に加えて、肌の機能や構造を踏まえた美容皮膚科学や肌悩みの原因、紫外線の肌への影響に関する知識を習得することができます。

さらに、正しいメイクアップ方法や生活習慣が肌に及ぼす影響、正しいマッサージ方法、などに美容に関して幅広い知識を深めることができます。

1級:化粧品の専門家を目指したい方にオススメ

2級の内容に加えて、化粧品の中身の特徴や配合成分の役割についての正しい知識を習得することができます。1級では対象となる化粧品の範囲も更に広がり、スキンケアからメイクアップ、ヘアケアなど化粧品全般について学ぶことができます。また、化粧品以外のオーラルケアやサプリメント、さらには化粧品の歴史や安定性、そして化粧品に関連する法律についても知識を深めることができます。

 

化粧品検定で薬機法については出題される?

先述の通り、化粧品検定には3種類の検定試験が設けられていますが、1級では化粧品にまつわる関連法規についても出題されます。

主に出題される範囲としては「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(通称「医薬品医療機器等法(薬機法))」や「景品表示法」、化粧品の安全性に関連する「製造物責任法(PL法)」などであり、広告表現やPRのためのルール、商品の表示ルールについても含まれています。

更に、薬機法が定める化粧品の効能効果の範囲(56項目)についてや、薬用化粧品、医薬部外品(化粧品以外の医薬部外品)の効能効果の範囲について出題されることもあります。

化粧品にまつわる関連法規については、内容も多岐に渡るため特段深く掘り下げて出題されることは少ないと考えられますが、各関連法規における基本的な考え方は覚えておいた方が良いでしょう。

化粧品検定の勉強法

化粧品検定の問題は、問題文に対して4つの選択肢から答えを選ぶマークシート方式で出題されます。

また、化粧品検定の問題は対策テキストやテキストに基づいた検定対策問題集から出題されるため、テキストをしっかり読み込んで理解すれば合格できる確率は高くなります。

対策テキストは「1級の検定公式テキスト」と「2級・3級の検定公式テキスト」の2種類、検定対策問題集は「1級対策問題集」と「2級対策問題集」の2種類があり、日本化粧品検定協会のホームページや書店などで購入することができます。

化粧品検定の1級では、化粧品だけでなく肌や髪など化粧品を使用する箇所についてのある程度の基礎知識が必要となってきます。もともと化粧品業界で活躍されていてある程度の知識をお持ちの方は、思い切って1級から挑戦してみるのも良いと考えますが、化粧品は好きだけど肌のことや中身については詳しくないという方は、まずは2級取得を目指して挑戦してみるのも良いかもしれません。

オススメの勉強方法は一度テキストを読んでから、問題集を解き、間違った箇所や苦手な分野について再度テキストを読み込む、を繰り返す方法です。また、問題文に対しての4つの選択肢のそれぞれの意味が分かるまでインプットができると、知識の幅も広がるため更に効率的に学ぶことができるでしょう。

化粧品検定の試験情報

「化粧品検定1級」と「化粧品検定2級」は毎年5月と11月の年2回で開催されています。

主な開催場所としては、毎回開催される「定期開催地」と不定期で開催される「特別開催地」があります。

定期開催地は札幌、仙台、東京、横浜、さいたま、千葉、静岡、名古屋、京都、大阪、福岡の11箇所となりますが、特別開催地は開催する年によって異なるため、適宜公式ホームページで確認を行う必要があります。

その他の詳しい検定内容については下記となります。

受験資格:年齢・性別を問わず、化粧品に関心のある方ならどなたでも受験できます。 ※1・2級併願受験もできます。 試験方式:マークシート方式(60問) 試験時間:1級 60分/2級 50分 合格基準:正答率 70%前後 ※問題の難易度により多少前後します。 受験料:1級 13,200円(税込)/2級 6,600円(税込) ※併願受験可能(同日に2級と1級それぞれ受験していただきます) ※お支払い方法はクレジットカードまたは銀行振込となります。

出典:日本化粧品検定協会 受験案内・実施要綱

また、「化粧品検定3級」については随時オンラインで無料で受けることが出来ます。

間違えがちな化粧品や美容に関する知識から出題されるので、まずは力試しとしてこちらを受験してみるのも良いかもしれません。

まとめ

今回は化粧品検定についてご説明させていただきました。

化粧品検定は文字通り化粧品の基本的知識を幅広く身に付けることができるものとなっており、化粧品業界で働く方や化粧品をもっと知りたいという方にはオススメの検定となっています。

化粧品検定について知りたい、取得を検討してみたいという方は、是非この記事を参考にしてみてください。


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