化粧品OEM,健康食品情報サイト | OEMビジネスドットコム

コスメ薬事法管理者 資格

コスメ薬事法管理者とは?資格取得と仕事内容

コスメ薬事法管理者 資格

課徴金制度が始まり、SNSや動画サイトの広告により認知度が上がった薬機法。 毎年多くの商品が発売される中で、広告で宣伝するさいに薬機法が関わってきます。

薬機法に関する資格の中に「コスメ薬事法管理者」という資格があり、化粧品関連で薬機法に詳しくなりたいという方にぴったりな資格なのです。 この記事では、コスメ薬事法管理者について詳しく解説します。

コスメ薬事法管理者とは?

健康食品や化粧品、医薬部外品の広告に携わっている方にとって、切っても切れない薬機法。 薬機法を少しは知っているけれど隅々までは知らないという方もいらっしゃると思います。 コスメ薬事法管理者とは、化粧品関連の薬機法に精通していることを証明できる資格です。

コスメ薬事法管理者の資格は国家資格?

コスメ薬事法管理者は、国家資格など国が認めた資格ではなく民間の資格となっています。 国家資格ではないものの、しっかり薬機法を学んで身につけて取得する資格なので薬機法に精通できるのです。 コスメ薬事法管理者は、民間の薬事法有識者会議という薬事法に精通している方や、薬機法を基に仕事をしていた方たちが運営・認定試験を実施しています。 コスメ薬事法管理者は、広告に携わっている方が持っていて損はない資格となっています。

コスメ薬事法管理者の講座で学べる内容とは?

薬機法においては、明確に「これはダメ」という決まりがなく、謳える内容も決まっている事も多いため、表現が難しいという方が多いです。 薬機法だけではなく、薬機法でNGとされる表現をどのように言い換えたらいいのかも学ぶことができます。

  • 化粧品と一般化粧品と薬用化粧品
  • 効能PRに関するルール、適正広告基準
  • シワや若返りなどの関心の高い効能キーワード
  • PRの手法
  • 美白などのケーススタディ

化粧品の基礎から効能効果、言い換えや対策など、化粧品に関する薬機法を網羅できるようになっています。 これらの5章の内容はeラーニング形式で学べるので、24時間いつでも自分のペースで進めることができるのです。 テキストを別途買う必要もなくネット環境があれば受けられるので、余分な出費もなく資格を取ることができます。 章ごとにチェックテストがあるので、進めながらわからないところや苦手なところを再度復習することもでき、自分の苦手なところも無くせるのもeラーニング形式の良い所です。

講座の価格や試験日、合格率はいつ?

講座を受講し修了試験に受かった方が、資格試験へ進むことができます。 毎月試験がオンラインで実施されており、6がつく日が試験日です。(6日、16日、26日) 合格発表は翌月の15日となっており、もし万が一不合格だった場合には再度申し込みをして試験を受けることになります。

薬事法管理者の講座の価格や合格率

薬事法管理者の試験の合格率は50%ほどと言われています。 人によっては、試験内容が難しく感じることもありますが、もし一度目の試験で不合格だった場合でも再度試験を受けることもできるのです。 合格率の他に講座や試験代などどのくらいの金額がかかるのか気になりますよね。 資格を取得するにあたり以下の金額がかかります。

  • 講座代:20,000円(税込)
  • 修了試験料:10,000円(税込)
  • 資格試験料:10,000円(税込)
  • 登録講座料:10,000円(税込)

講座の有効期限は1年間で受講し始めてから資格を取得し終えるまでに、50,000円(税込)の金額が必要です。 支払い方法は、銀行振り込みとクレジットカードのどちらかで、講座代から登録講座料まで一括もしくは、講座ごとに支払いが可能となっています。 資格取得後は、1年ごとに資格の更新が必要となり、毎年10,000円(税込)の更新料が必要です。 試験に落ちてしまった場合には、その都度資格試験料として10,000円が必要になるので、その点は注意しましょう。

コスメ薬事法管理者の仕事内容や活かせる職業

コスメ薬事法管理者の仕事内容は、薬機法のチェックや提案、企画など多岐に渡って活かせることができます。 化粧品の広告に関して、薬機法に触れる表現をアドバイスしたり、薬機法を守る広告を書いたりすることもできるのです。

活かせる職業は?

薬事法管理者の資格は、広告を出す企業で働いている方におすすめです。

会社内に薬機法に詳しい方がいることで、外部の方に依頼することなく薬機法表現のチェックや書き換えなどができます。時間の短縮やコストの削減になるので、化粧品の広告を出す企業に勤めている方におすすめなのです。

また、企業で働いている方だけではなく、以下のような職種の方でもコスメ薬事法管理者の資格は活用することができます。

  • ライター
  • 個人のアフィリエイター
  • デザイナー
  • 美容業界
  • インフルエンサー

個人のアフィリエイターやインフルエンサーの方であれば、企業からのPR案件を受注して仕事の幅をさらに増やすことができます。 薬機法疑いで指摘や炎上するケースもがあり、PRするさいにも薬機法を守れることで仕事の依頼も増えることになるのです。

デザイナーでライティングができる方は、広告の作成を一から全て自分で担えるので収入も増えやすくなります。

このように、色々な職種の方が学んで損することなく、今後さらに仕事の幅を広げられるのです。

コスメ薬事法管理者の薬機法資格を取るメリットとは?

コスメ薬事法管理者の資格を取ることで得られるメリットがあります。

1. 課徴金制度の対策ができる

2021年8月1日より、罰則が総売り上げの4.5%の課徴金制度となった薬機法は、これまで以上に知識を持っている方が必要とされています。 今までは、罰則が上限200万円でしたが、新たに始まった課徴金制度は上限が決められていません。そのため、総売り上げが多いほど薬機法の違反のリスクが高くなるのです。 この課徴金は、5000万円以下の場合には免除となりますが、調査が入った時に薬機法を知らなかったでは遅いですよね。 この課徴金制度が始まったことにより、さらに薬機法の地域を持っている方のニーズが高まっています。

コスメ薬事法管理者の資格を持っていると、広告を依頼する企業の方も「この方は薬機法に詳しくて安心」と安心感を持ってもらうことができるので、仕事を得やすくなりのです。

②告発を防ぐことができる

薬機法の違反をしていると調査が入るのですが、その調査に至るまでの原因に関係があります。 その調査が入る原因として以下の3つが考えられます。

  • 行政のパトロール
  • 同業者の告発
  • 消費者からの苦情

これらの中で、一番多いのが『同業者の告発』なのです。 同業者から告発があり、行政が調査に入るケースが最多となっているので、前もって対応できるように薬機法の知識を持っている方が必要とされるのです。

薬事法管理者の資格があるということで、続けて仕事をもらえることもあります。

薬機法にもっと精通するなら薬事法管理者

化粧品の薬機法に詳しくなれるコスメ薬事法管理者の他に、薬事法管理者の資格を取得することもできます。 美容ライターや化粧品の通販で広告を出す方や個人で仕事をしている方は、薬事法管理者とコスメ薬事法管理者の両方資格を取得するのもオススメです。

薬事法管理者については、講座から資格取得まで89,800円(税込)が必要です。 コスメ薬事法管理者より講座代が高めですが、薬機法だけではなく、広告において大切な景品表示法やサプリについても学べるので、より薬機法に精通できます。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: