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化粧品oem 整髪剤 スタイリング剤

ヘアスタイリング剤を化粧品OEMで作る方法

化粧品oem 整髪剤 スタイリング剤

整髪剤・スタイリング剤には多くの種類があり、それぞれ仕上がりや質感に違いがあります。

種類が多すぎて、どのような商品展開すればいいのか悩んでしまいますよね。

そこでこの記事では、整髪剤・スタイリング剤の基本の知識とOEM生産する方法を解説します。

 

整髪剤・スタイリング剤とは

スタイリング剤や整髪剤は、乾いた髪に付けることでヘアスタイルを保持しやすくするものや、濡れた髪に使用してから乾かすことで髪を整えやすくするものなどがあります。

その他にも、髪の手触りを良くしたり、絡みにくくしてダメージを防いだり、ヘアスタイルを作ったり、髪の質感に変化を与えたりします。

整髪剤・スタイリング剤の種類

一口にスタイリング剤といっても、水性のもの、油性のもの、濡れた髪に使用するものや乾いた髪に使用するものと多彩です。

ヘアウォーター・ヘアミスト

ヘアウォーター・ヘアミストは、水が主体のスタイリング剤で、少量ずつ出せるディスペンサーや、ひと押しで多量に噴霧できるトリガーなどのスプレータイプが主流です。

髪を濡らしてヘアスタイルを整えやすくしたり、寝ぐせを直したり、髪の手触りをなめらかにする効果があります。

スタイリング時の髪を扱いやすくし、スタイリング前の下地として使用することもあります。

ヘアオイル

ヘアオイルは液状の油を主成分としたスタイリング剤です。

髪になめらかさや柔軟性を与え、まとまりやすくするために使われます。

高分子シリコーンを揮発性溶剤に溶解した処方では、塗布時はなめらかで伸びが良く、揮発すると高分子シリコーンが残留し、なめらかさと適度なまとまりを感を与えることができます。

アルガンオイルなどの天然オイルを配合して、髪への優しさを訴求している製品が多くなっています。

ヘアクリーム・ヘアミルク

油性成分を乳化させて使いやすくした製品で、髪になめらかさや柔軟性を与え、まとまりをよくするために使われます。

ヘアミルクはヘアクリームよりも粘度が低いので、髪に付けたときに伸ばしやすく、髪の美容液として、髪に栄養を与えるといった訴求もなされます。

ヘアワックス

基本的にブローした後の乾いた髪に使用します。

髪の毛を束ねて形をキープするもので、毛流れをつけたり際立たせたりします。

髪の毛を逆立てたり、髪の流れに沿って持ち上げたりしてボリュームを出すのにも、逆に毛先を押さえてコンパクトにまとめるのにも使われます。

セット保持力や質感など種類が豊富で、ヘアクリームに近いものもあります。

ヘアジェル

ヘアジェルは乾いた髪に使用する粘性のあるジェル状の水性整髪剤で、強い整髪力があるものが主流です。

毛束感を出したり、流れをつけたり、立ち上げたり、なでつけてコンパクトにまとめるなど、髪の表面をきちんと整えたいときに使用されます。

髪に塗布してから乾くまでの間に、髪同士を固め、乾くことで皮膜になります。

硬めの仕上がりで崩れにくいものが多く、濡れたようなツヤを出し、フォーマルな印象になります。

ヘアフォーム

水分を含んだ泡であるため伸びが良く馴染みやすくなっています。

髪と髪の間にも入りやすく、水分が多く含まれているため、くせ毛やパーマスタイルとの相性が良いのが特徴です。

ヘアケアに使えるトリートメント系も人気があり、ストレート用、パーマヘア用、ダメージケア用、ハードセットタイプなど、さまざまなタイプが販売されています。

エアゾールタイプはLPGなどの噴射剤が用いられていて、成分を比較的高濃度に配合することができ、泡質も設定範囲が広いため、幅広い用途に向けた製品設計が可能です。

ノンエアゾールのポンプフォームタイプは、ノズル部分のメッシュで泡にするタイプになります。

ヘアスプレー

スタイリング成分などを霧状に噴射する製品で、ヘアスタイルを整えて保つために使います。

ほとんどがエアゾールタイプで、水分が少ないため、乾かして整えたヘアスタイルを崩さずに保持できます。

ヘアスタイルの保持の強さや毛髪の粘着の強弱で、スーパーハード、ハード、ナチュラル、ソフトなどのバリエーションをつくることができます。

 

化粧品OEMでスタイリング剤を作る方法

スタイリング剤はファッション性が高い化粧品ですので、ターゲットに向けてメッセージを打ち出すコンセプトづくりが大切になってきます。

コンセプトと商品ラインナップ

オリジナル化粧品では、まず初めに商品コンセプトの決定をします。

販促につながるとても重要な作業です。

ヘアケア製品として作る場合、シャンプーやリンスとともに商品展開することもあります。スタイリング剤は香りや使用感に変化をもたせたシリーズ展開も可能なため、商品のラインナップも考えましょう。

最低でも以下の点について明確にしておくことが必要です。

  1. ターゲット層(男性・女性、年齢層)
  2. 作りたい商品(スタイリング剤の種類)
  3. 商品の目的(寝癖直しなどのエチケット、おしゃれ目的など)
  4. ラインナップはどうするか(ほかのヘアケア製品やシリーズ展開)
  5. どこで、どのように販売するか(ECサイトや実店舗、サロンへの卸販売など)
  6. 予算(販売価格や利益率などを踏まえ、具体的にかけられる金額を計算しておく)
  7. その他(◯◯成分を配合したい・容器デザインにこだわりたいなど)

OEM会社の選定と情報共有

スタイリング剤のOEM会社選びや実際の契約で気をつけたいポイントは、以下の3つになります。

ヘアケア製品の製造実績があるか

化粧品OEMを行っている会社は数多く存在しますが、会社によって製造できる化粧品の種類も異なり、得意不得意があります。

初めてのOEM製造ならば、実績のある会社を選びましょう。処方やパッケージなど、経験を踏まえたアドバイスが貰えます。

予算やロット数が希望にあっているか

初めて化粧品を作る場合には、小ロットで始めたいと考える方がほとんどです。

コンセプトのときに考えた商品の販売価格や予算をもとに、小ロットでも生産が可能かOEM会社に相談します。

そこで予算内でどの程度の製品が製造できるのか、希望がどの程度叶えられそうかなど、具体的に提案してもらって検討をします。

商品イメージをお互いに共有できているか

商品コンセプトを化粧品OEM会社ときちんと共有できるかどうかが、思い描いた化粧品を作るための最大のポイントになります。

お互いに密なコミュニケーションを取ることができそうかも、OEM会社を選ぶ基準にするといいでしょう。

そのためにはコンセプトをしっかり伝えることも必要です。製品の試作や、商品のパッケージデザインを決めるためにも、ターゲット層やブランドイメージは明確に文章やイラストにしておきましょう。

販売方法

化粧品はつくるだけでは売れません。最初の段階で、販売の方法や広告も準備しておきます。

スタイリング剤は、顧客は2種類になります。

  • 個人客(直販)
  • サロンや企業(卸売)

販売方法も、店舗での販売にするのか、通販にするのかで必要な準備が変わります。

化粧品を簡単に売り出す方法としては、ECサイトを利用しての直販がメインになります。

しかし、ネットショップやSNSを利用して個人に販売するのも工夫がいります。

同じような化粧品がありふれている中で、ただ販売ページをつくっただけでは売れません。

また、どんなに素晴らしい化粧品でも、その良さが消費者に伝わらなければ購買につながりません。

化粧品が売れるためにはプロモーションが絶対に必要です。

オリジナル化粧品を売るために、広告や販売チャネルを開拓しましょう。

まとめ

スタイリング剤は、種類も豊富で処方のバリエーションも多い製品です。

どのような商品にすればいいのか悩んだら、OEM会社に相談してアドバイスを受けることもいいでしょう。

この記事を参考にして、素敵なスタイリング剤をつくってください。


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