twitterに化粧品広告を掲載する方法
Twitterはアカウントを作り、無料で広告運用することも可能ですが、有料広告を掲載することも可能です。
しかし、掲載のやり方やコストなど、注意すべき点もあります。
そこでこの記事では、Twitter広告の掲載の手順やポイントについて解説します。
Twitter広告の特徴
Twitterは、LINEやInstagramをはじめとした主要なSNSの中で最も拡散性が高い特性を持っています。
広告出稿をした後は、フォロワーによる「引用ツイート」「リツイート」などをされることによって、連鎖的な情報拡散(二次拡散)が期待できることが大きなメリットです。
Twitter広告の二次拡散のメカニズムは以下の通りになります。
- 最初のユーザーAさんが「リツイート」や「引用ツイート」「いいね」などのアクションを起こす
- アクションした投稿が最初のユーザーのフィード上に表示されて、それを見たユーザーBさんが「リツイート」や「引用ツイート」「いいね」などのアクションを起こす
- Bさんのフィードを見たCさんが「リツイート」や「引用ツイート」「いいね」などのアクションを起こす
これらの行動が繰り返されることにより、情報が広く拡散していきます。
Twitter広告の特徴は二次拡散には課金がない点です。
先程の例だと、課金されるのは最初のAさんのアクションのときのみで、それ以降のBさんやCさんが広告に対してアクションをとっても課金されません。
そのため、二次拡散されるほど広告効率が高まり、最終的に広告費を抑えることができます。
Twitter広告の種類
Twitter広告には「プロモアカウント」「プロモツイート」「プロモトレンド」の3種類があります。
プロモアカウント
プロモアカウントとは、フォロー数の増加を目的に使用されることが多いです。
プロモアカウントは、「おすすめユーザー」やアカウント検索画面、スマートフォンアプリのタイムラインに表示されます。
ユーザーが広告を見て興味を持ったら、「フォローする」ボタンをクリックして、アカウントをフォローします。
プロモアカウントでは、フォロワーの獲得ごとに課金されます。
広告のクリックやプロフィールの表示、リツートやいいね!などのエンゲージメントでは課金が発生しません。
フォロワー獲得単価は、管理画面で希望の単価を設定できます。
プロモツイート
プロモツイートは、低コストで多数のユーザーに対する訴求力が期待できる広告です。
「ツイート」という名前がついているくらいですので、通常のツイートと同様にタイムラインに広告が表示されます。
プロモツイートの費用が発生するのは、ユーザーがプロモツイートに対して動画を再生させたり、コメントやリツイートをしたりした場合のみです。
表示されただけでは課金されません。
Twitterマーケティングを活発に行っている企業にとって、プロモツイートはコストを抑えながら自社の知名度を上げられる便利なツールだと言えるでしょう。
プロモトレンド
プロモトレンドとは、1日1社限定でキーワードやハッシュタグをトレンドに表示できる機能です。
ハッシュタグを活用して表示させることができ、検索タブをクリックすると表示されるトレンドリストの最上部に広告を配信することができます。
ハッシュタグを利用して拡散を促し、商材や企業を認知してもらうほか、話題性に繋げることができます。
化粧品のTwitter広告の掲載方法と料金
Twitterでは広告はオークション形式で入札されるため、費用は流動的になります。
広告を作るときに予算や入札方法の設定もあるので、よく理解しておきましょう。
Twitter広告の掲載料金
Twitter 広告の予算は、自分自身や競合企業が設定した予算や入札額、広告の質等によってリアルタイムに金額が変動していきます。
広告は事前に設定した予算と入札額によって掲載が決まるため、あらかじめ1日あたりや全体の予算設定をしておけば予想外の出費を防ぐことができます。
最低利用額、最低利用期間もないので、料金はかなり自由度が高いです。
Twitter広告の入札
広告キャンペーンを実施すると自動的にオークションに入札されるので、設定さえしてしまえば特にやることはありません。
広告のオークションは広告キャンペーンのターゲティング条件によって決められます。
そのため、同じ興味関心でターゲティングしている他の広告と比較され、落札した広告がユーザーに表示されます。
Twitter 広告の入札では
- 広告の価格
- 広告の品質
の2つが評価されます。
広告がオークションを落札するたびに、Twitterユーザーに1回表示されます。
入札を効率的におこなうには自動入札を選択します。
自動入札は予算内で最低限の金額のみを自動入札してくれる機能で、費用対効果が高く、特にこれといった理由がない場合には自動入札を利用するのがおすすめです。
オークションで競り勝つ広告を作るには
Twitter 広告はオークションで落札しなければ表示されませんので、オークションで競り勝つためにスコアを上げる必要があります。
これは「品質スコア」と呼ばれ、「ユーザーからの共感」「ツイートとユーザーの関連性」「ツイートの鮮度」の3つの要素によって構成されています。
このスコアを上げるためには、広告のCTR(クリック率)を上げる事が重要です。
クリックしてもらうために、広告にはユーザーを引きつける工夫を凝らし、定期的にブラッシュアップします。
化粧品のTwitter広告掲載の手順
Twitter では以下の手順で広告を作成し、掲載していきます。
1. Twitterの広告アカウント作成
広告に使うアカウントを作成します。すでにあるアカウントでもOKです。
2. キャンペーンの作成
目的に合った広告のキャンペーンを選択し、そこからキャンペーン内容である予算や開始日時などの入力を行います。
キャンペーンの目的の例
- フォロワーを獲得
- プロモビデオ再生数を伸ばす
- ツイートのエンゲージメントを伸ばす
- ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョンを増やす
- ブランド認知の向上
3. 広告グループの作成
広告名を決めて、以下の項目について入力します。
どのようなターゲティング手法を採用したら多くの見込み客に広告が届くか、あるいは無駄な支出を抑えられるかをしっかり考えて広告グループを作成しましょう。
- 期間:省略可能。その場合キャンペーンで設定した期間が適用
- 総予算:省略可能。その場合キャンペーンで設定した予算が適用
- 入札タイプ:「自動入札」「目標コスト」「上限入札単価」から選択
- 入札額:1クリックの単価を設定。初心者は60円から80円くらいがおすすめ
- オーディエンス:配信先ユーザーの居住地や性別、キーワード、興味と感心などをターゲティング情報として登録します。
4. クリエイティブの作成
広告として使用するツイートのことで、設定方法は以下の2つです。
- 広告用ツイートを新規で作成する
- 既存のオーガニックツイート(通常のツイート)を使用する
どちらを使うにしても、Twitter広告では言葉のインパクトやおもしろさを重視して広告を作ります。
拡散されやすい広告にするには
- 最初に「共感」を得られる文にする
- メリットを具体的に伝える
- 具体的なアクションを促す
- 記号や絵文字を使う
- 画像や動画、アニメーションなどを活用する
といったポイントがあります。
5. 広告の配信と定期的な分析
広告を作成し終わったら、キャンペーンを実施して広告を配信します。
配信後のトラッキングはTwitterの広告画面から行うことができるので、定期的にチェックして広告の効果を確認しましょう。
まとめ
化粧品のTwitter広告は、ターゲットに届きやすい、効果の高い広告です。
しかし、入札で競合に勝たなければいけなかったり、広告の「スコア」を求められるため、効果を出すためには工夫も必要です。
この記事を参考にして、Twitter広告を上手に活用してください。