Google広告は種類も配信枠も充実していて、コストパフォーマンスの良い広告です。
自社ブランドもGoogle広告に掲載したいという方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事ではGoogle広告の特徴と、化粧品メーカーが使いやすい「リスティング広告」と「ショッピング広告」について解説します。
化粧品メーカー向けのGoogle広告の種類
Google広告には4つのタイプの広告があります。
テキスト広告
広告の見出し、表示URL、広告文、ランディングページの4つの要素で構成されています。文章のみの広告で、主に各種検索エンジンの検索結果のページに表示されます。
検索をよく行う購買者層に有利な広告です。
イメージ広告
画像を使用したイメージ広告で、検索結果ではなくディスプレイネットワークで表示されます。
ディスプレイネットワークとは、Google広告を掲載する領域があるウェブサイトや動画、アプリのことです。
さまざまなサイズの静止画像、アニメーション画像、GIF を使用でき、画像で訴求する商品に向いています。
イメージ広告を掲載するには、画像を作成して Google 広告アカウントにアップロードします。Google の無料ツール「広告テンプレート」を使って、既製のテンプレートから画像を作成することもできます。
リッチメディア広告
テキストや画像、動画やアニメーションを組み合わせて表示でき、ヤフーのトップやニュースサイトなどで表示される広告で、主に2つのタイプがあります。
動画タイプ
動画やアニメーションが自動再生され、再生後にバナーとなるものと、バナーにマウスをのせると大きな画面で動画が再生される、もしくはメッセージが表示されるものなどがあります。
アクションタイプ
クリックやマウス移動などのアクションを起こすと反応するので、インパクトが強く、ユーザーの目を惹き付ける効果が高いのが特徴です。
クリックで変化していき、最後のリンク先を自社LPにするなどアクセスを誘導しやすい構成にすると成果が出しやすいでしょう。
動画広告
YouTubeに掲載される広告です。
化粧品メーカーがGoogle広告を使うメリット
Google広告には5つのメリットがあります。
最初は0~10万円/月で広告の設定から配信が可能です。
キャンペーンで全体の予算を設定すれば、予算を使い切った時点で配信が終了するため、予想外の出費になることもありません。
Googleでの検索キーワードや、提携Webサイトの内容を選んで広告出稿できるため、あらかじめ設定したユーザー層にだけ報告を配信できます。
また、地域、時間帯、デバイスを限定して広告出稿できることも特徴です。
検索している人のいる地域や時間帯を決めて広告出稿したり、モバイルのみに配信したりといった細かな設定をすることも可能になります。
設定した広告の情報や予算などは、広告アカウントでいつでも調整できます。
配信の停止や再開、広告の差し替えなども簡単です。
有名なサイトの広告バナー掲載費は数百万円、数千万円といったケタ違いの金額です。
しかし、Google広告であれば、ディスプレイネットワークによって有名サイトにもクリック課金制で表示することができ、効果が薄いと感じたらすぐやめることが出来ます。
検索キーワードは検索ボリュームの多い順にビッグワード、ミドルワード、スモールワードに分類できます。
ビッグワードになるほど競合も多く、コンバージョンレートが低くなります。
逆にスモールワードになるほど検索回数は少なくなるものの、競合も少なくコンバージョンレートは高くなりやすいといわれています。
競合の少ないミドルワードやスモールワードで表示すれば、効率のいい広告運用できるでしょう。
リスティング広告
リスティング広告はテキストタイプの広告で、検索エンジンの検索結果に連動して表示される広告のことです。
リスティング広告の特徴
ニーズが顕在化している商品やサービスに向いています。
検索エンジンを利用するセグメント層がターゲットになり、そのキーワードをユーザーが検索している関心が高いときに広告が表示されるため、コンバージョン率が高くなりやすい傾向があります。
テキストタイプの広告で、オーガニック検索の上下に表示されます。
「広告見出し」「リンク先のURL」「説明文」の3つの要素で作られている広告です。
リスティング広告のメリット
購買意欲の高い見込み顧客に直接アプローチできるのが、リスティング広告の一番のメリットです。
オーガニック検索(自然検索)よりも上のエリアに表示できるため、クリックされやすいです。
また、オーガニック検索と表示形式が変わらないので、慣れていないユーザーは広告だと気づかずにクリックし、サイトを良く見てくれます。
そこで商品が気に入れば購入するといった流れができるので、成約率が高くなりやすいです。
他にも
- 自由度が高く即日配信可能
- 表示させるテキストを自由に設定できる
- リンク先を自由に設定できる
- すぐに(即日)表示をスタートできる
- リアルタイムで改善できる
- 1,000円からスタートできる
といった特徴があります。
リスティング広告のデメリット
最大のデメリットは、ユーザーの視覚に訴える訴求はできないということです。
表示される短いテキストでは伝え切れないので、クリックしてもらわないと商品の良さが伝わらないのがデメリットです。
他にも
- 広告慣れしているユーザーのクリック率が低い
- 競合他社との競争が激しい
などのデメリットがあります。
リスティング広告掲載の手順
①アカウントを作成
Google広告のアカウントを作成します。すでにGoogleアカウントがあればそれを使って大丈夫です。
②Google広告のキャンペーン画面から広告を作成
キャンペーンの目標を選び、キャンペーンタイプを「検索」にします。
ターゲットや配信方法、予算などを入力し、広告文を作成して保存しましょう。
この後Googleによる広告審査後に、入札が開始され、落札できれば配信されます。
Googleショッピング広告
Googleショッピング広告は、販売する商品の詳細情報を含む広告で、主にGoogle 検索に表示されます。
Google 広告でショッピング広告を配信するためには、Google広告とGoogleマーチャントセンターを連携し、Google広告に商品情報を送信する事が必要です。
フィードの商品情報とユーザーの検索語句の関連性が高いとGoogleに判断された場合に対象の商品が表示される仕組みになっています。
Googleショッピング広告の特徴
ユーザーの故買意欲が高い
ユーザーがクリックする前に「商品の写真」「名前」「価格」「店舗名」などの商品詳細情報が表示されるため、ユーザーは商品の形や色、価格などを理解して広告をクリックします。
そのため、実際に購入する可能性の高いユーザーを集客することができます。
表示される場合は、検索結果の上部で、テキスト広告やオーガニックよりも上の位置になります。
特にスマートフォンの検索結果では、画面占有率が高いため目立ちます。
一番先に目に飛び込んでくる情報になるため、クリクされる可能性が高いです。
ショッピング広告はテキスト広告にくらべて、導入ハードルがやや高く競合が少ないことが特徴です。
このため、広告の入札単価が低めでクリック単価が抑えられる傾向があります。
Googleショッピングの掲載手順
Googleショッピングの掲載は以下の手順で行ないます。
①Google マーチャントセンターへ商品情報と自社販売サイト(LPやECサイト)を登録
②Google広告とGoogle マーチャントセンターの連携
③google広告上でキャンペーン目的「販売促進」キャンペーンタイプ「ショッピング」で設定
マーチャントセンターの情報が精査されて、問題がなければ広告が表示されます。
まとめ
Google広告は、検索結果ページやディスプレイネットワークを配信先に持ち、豊富な掲載先が魅力です。
この記事を参考にして、Google広告を上手に活用して、販売促進につなげてください。