エアゾール・スプレー製品の化粧品OEM

エアゾール製品を化粧品OEMで作る方法

エアゾール・スプレー製品の化粧品OEM

 

近年は新型コロナウイルスの影響で市場に大きな変化が見られるなか、市場の変化に対応し、順調に売り上げを伸ばしているものがあります。それが「エアゾール製品」です。

今回はエアゾール製品を自社ブランドで作りたい!という方向けに、エアゾールの仕組みと製造・販売を委託できるOEMメーカーの選び方と注意点を詳しく解説していきたいと思います。

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エアゾール(スプレー)製品とは?

そもそもエアゾールとはなんでしょうか。エアゾールとは、容器の中に、噴射剤(LPGや窒素など)と内容物(ヘアスプレーの原液など)が詰まっており、ボタンを押すことで、内容物が霧状または泡状に噴出する製品のことです。

原液と液化ガスを容器に充填し、バルブを取り付けることで、液化ガスの一部が蒸発させ(常温下が条件)、容器内で圧力を生みます。の状態で噴射ボタンを押すことでバルブが解放され、液化ガスの上記圧力により、原液と液化ガスの混合液が放出されるという仕組みです。

これについては、容器に充填した噴射剤と共に、一定量の有効成分を噴射する定量噴射式吸入剤と、容器に充填した液化ガスまたは圧縮ガスと共に有効成分を噴射するスブレー剤の2種類があります。ちなみに製剤角条ではこれら以外の剤形についても、必要に応じて適切な剤型を作ることができます。

エアゾールタイプの商品は非常に多く、主に製薬(水虫薬、喘息薬など)や、殺虫剤、化粧品(ヘアスプレー、ヘアムースなど)、ペイント、ガラスクリーナー、消臭剤、艶出し剤などがあります。

チューブやポンプタイプのものなどに比べて、エアゾールタイプは手が汚れにくく、衛生面も安心して使用することが可能です。また、泡や霧タイプもきめ細かい噴射が可能なこともあり、使用する液量を最小限にしつつ、最大限の効果を得ることができます。

 

エアゾールタイプのメリット

  1. 必要な分だけを使用することができる。
  2. 空気に触れないので中の液が変化しにくい。
  3. 内容物で手や周囲を汚すことがない。
  4. 持ち運びに便利
  5. ポンプタイプでは得ることができない細かい霧が作れる。
  6. ムースタイプはきめの細かい泡ができる。
  7. 連続噴霧ができる。
  8. 指先で押すだけで使用できる。
  9. 品質を維持したまま長期間使用が可能である。

 

エアゾールタイプのデメリット

  1. 廃棄処分の時、分別に困る。
  2. 高温の場所におくと破裂することがある。

 

市場の変化に適応するエアゾールタイプ

近年はコロナによる外出自粛の影響でUVスプレーなどの受注は落ち込みましたが、アルコール消毒・除菌関連の製品の生産受注で好調に成績を伸ばしているOEM会社も存在しています。

 

エアゾール製品の構造

エアゾール製品は、大きく分けてキャップ、ボタン・バルブ・ディップチューブ、耐熱容器の3つの部分からなります。アクチュエーターと呼ばれるボタンを押してバルブを開くと、容器内で圧力をかけられている原液と噴射剤の混合内容物が、ディップチューブを通ってボタンの孔からいっきに放出されます。放出された内容物は、減圧による噴射剤の急激な膨張によって細かい霧や泡になる、という仕組みです。

エアゾール製品はすべて内圧を有するため、容器は内圧に耐える耐圧性と、内用液が漏れない気密性が条件になります。容器も様々な種類があります。

バルブについて

エアゾールバルブは、エアゾール製品にとって重要な材料の一つです。 内容物を自在に、かつ容易に取り出せるばかりでなく、用途に適した状態で放出できます。

アクチュエーターについて

アクチュエーターはバルブ本体と連結し、内容物を放出させるための作動部の総称です。 その役割は、エアゾール製品の噴射量、スプレーパターン、噴霧粒子径、噴射圧等の特性に影響する重要なものです。

アクチュエーターには大きく分けて霧やジェット状に噴射させるための『ボタン』と泡沫状に噴射させるための『スパウト』があります。

噴射剤

噴射剤は「液化ガス」,「圧縮ガス」の2つに分かれます。

液化ガス

液化ガスは以下のような特徴をもっており、エアゾールの噴射剤としては主に液化石油ガス(LPG)とジメチルエーテル(DME)が使用されています。

  • 臨界温度が高い。
  • 常温付近で加圧することにより簡単に液化される。
  • また液化ガスが大気中に噴出させると容積が200〜300倍の気相のガスになるという特性により非常に細かい粒子を形成できるため、代表的な噴射剤となっている。
圧縮ガス

圧縮ガスの持つ以下のような特徴から、液化ガスとの差別化を図り使用される場合が多くなっています。 エアゾールの噴射剤としては炭酸ガス(CO2)や窒素(N2)が多く使用されています。

  • 臨界温度が低い。
  • 常温近くで加圧しても液化しにくい。
  • 液化ガスと比較し製品温度による内圧変化が少ない。
  • 環境に優しいエコ製品化に役立つ。

容器の種類

ぶりきサイドシーム溶接缶(AEW缶)
  • 大量生産に最適
  • 低価格
  • 美しい印刷仕上がり
  • 比較的化学安定度が高い(内面コートが自由)
アルミモノブロック缶(AL缶)
  • ぶりき缶にくらべて軽量
  • 成型加工が容易なため、小型容器を作ることができる。
  • 高級品イメージがあり、全面印刷が可能
  • 錆びない
特殊容器(二重構造容器)
  • 腐食性の強い内容物に使用できる
  • 原液と噴射剤との適合性の悪いものでも、エアゾール化できる
  • 金属との接触を嫌う内容物に使用できる。
  • 高粘度物(ジェル、クリーム)も吐出可能。
  • 正立、倒立、横向きで噴射できる
プラスチック容器
  • 重量が比較的軽い
  • 100ml未満なら形態は自由※1
  • 腐食の心配がない
  • デザイン的に差別化ができる。 ※1圧縮ガスを用いた製品については220mlまでの容器が使用できる。(エアゾール業界自主基準)

化粧品、健康食品ビジネスマッチングサイトBenten

エアゾール製品の製造工程

エアゾール製品はほとんどの工場がコンベアラインによる一連の流れの中で生産を行っています。

製造の主な流れとしてはまず、ラインに供給した容器に原液を充填。バルブを装着し、密封しながら噴射剤を充填します。温水検査で漏洩してないか、重量は問題ないかが確認できたら最後に製品品質をチェックします。包装工程ではアクチュエータやキャップなどを装着し、製造記号を捺印します。付属品等を取り付けた後、搬送のための箱などへ挿入し、お客様のもとに届きます。

 

エアゾール製品 製造の流れ

  1. 缶共有
  2. 缶クリーニング
  3. 原液充填
  4. バルブ取り付け
  5. バキュームクリンチ
  6. ガス充填
  7. 圧力チェッカー
  8. 温水検査
  9. 乾燥
  10. 重量チェッカー
  11. アクチュエーター取り付け
  12. ロット印字
  13. キャップ取り付け
  14. 付属品取り付け
  15. シュリンク包装
  16. 集積包装
  17. 外箱入れ
  18. カートンチェッカー
  19. 封緘・ロット印字
  20. 積み込み

 

エアゾール製品の関係法規と表示について

エアゾール製品に関わる法律・規定等は、多岐にわたり、それらが複雑に関係しあっています。 噴射剤には高圧ガス保安法、内容液には消防法、さらに製品の種類に応じて、薬機法、農薬取締法、家庭用品品質表示法、労働安全衛生法など、許可・届出を必要とするものから表示の義務づけられているものまで多種多様な法規が関係しています。

さらにエアゾール製品の物流においては、郵便法、航空法、危険物船舶運送及び危険物貯蔵規則などが関係してきます。 当然、これらの法規を所轄する官庁も、経済産業省、厚生労働省、農林水産省、総務省、国土交通省と多岐にわたります。

また、地方自治体の条例等や関連業界団体の自主基準に関わるものもあり、エアゾール製品は幾重もの厳しい管理下に置かれているのが現状ですので取り扱いには十分に気を付けましょう。

 

バリエーション豊富なOEM会社とその選び方

ヘアスプレーやスタイリングフォームのブランドコンセプトについて考えた後、考えなくてはならないのは、製造と販売ですよね。ちなみに、これについては「化粧品製造業」、「化粧品製造販売業」として行政の許可をもらうことができなければ自分で製造し、販売することができない仕組みになっているため、なかなか手を出すことは難しくなっています。そんな時に頼りにしたいのは化粧品OEMメーカーです。

化粧品OEM

化粧品OEMは、化粧品ブランドを立ち上げたけれど、ライセンスがなく製造販売ができないという業者が、ライセンスを取得している会社に依頼することで、オリジナル化粧品の販売ができるようになる仕組みのことを言います。

OEMメーカーの選び方

エアゾールタイプの商品は冒頭に話した通り、製薬品から殺虫剤、清掃用品から化粧品まで様々なタイプのものがあるため、OEMメーカーにもそれぞれに得意不得意があります。自分が作りたい化粧品が作成可能な業者かどうか、必ず確認し自分にあった化粧品OEM会社を見つけましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?本記事ではエアゾールの仕組みと製造・販売を委託できるOEMメーカーの選び方と注意点について詳しく解説しました。

この記事を参考に是非あなたに合ったエアゾール製品を作ってみてくださいね。

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執筆者:OEMビジネスドットコム 編集部(株式会社Cogane studio)

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