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パウチ製品の化粧品OEM

パウチ製品を化粧品OEMで作る方法

パウチ製品の化粧品OEM

 

最近ではドラックストアでもよく見かけることが増えてきたパウチタイプのコスメ。

中でも、お風呂で使える「洗い流すパック」のコスメは、衛生的で使いやすいと消費者からの支持が高くなってきています。今回はそんなパウチ製品の特徴と製造について詳しく解説していきます。

 

パウチコスメとは

パウチとは袋状の容器や入れ物のことを指し、主にはシャンプーの詰め替えなどの容器によく使用されています。ここ数年は化粧品の容器としても人気を集めています。

その理由としては容器の形状に秘密があるようです。

パウチコスメはジャータイプとは違い直接容器に手を入れる必要がないため、湿度の高いお風呂場でも菌の増殖を気にする必要がありません。必要な量を出して手に取ればよいのでとても衛生的です。

さらにチャックやスパウトをつけることで必要な分だけを使用した後も衛生的に保管することができます。

パックコスメの需要増加

容器の形状面でも人気が高いパウチコスメですが、そのの中でも最近人気を集めているのが、シートマスク・パックなどが入ったのパウチです。最近では酒粕パックやもち米パック、クレイパック、あずきパックなどさまざまなパックがパウチタイプで販売されています。

また、需要が増加している理由について4つをご紹介します。

スタンドパウチが使いやすい

シートマスクやパックの容器として主に使わているのが、スタンドタイプのパウチ、通称「スタンドパウチ」です。スタンドパウチとは、自立が可能であり、底部にひだが付いている袋のことです。 特徴としては、商品の陳列性に優れているため、消費者が買った際に収納がしやすく、お風呂場で使用する際も自立して立たせることができるため、ボトルタイプ同様、使いやすくなっています。

自然派で優しいイメージがつきやすい

パウチタイプは食品によく使わているということもあり、自然派で優しいイメージが定着しやすいといった効果もあります。

環境にやさしい

一般的なプラスチックボトルと比べ、プラスチックの使用量を約80%削減することができます。またパウチタイプは食品によく使わているということもあり、自然派で優しいイメージが定着しやすくなっています。だからこそ、先ほどもあった、パックコスメでは酒粕パックやあずきパックなど、自然派の商品が多く販売されているわけです。

他社との差別化ができる

また特殊な毛状のパウチは、陳列時のアピールや他社との差別化が図れ、製品に付加価値を与えることができます。

 

バリエーション豊富なパウチの種類について

パウチのバリエーションは多岐に渡り、現在もおよそ10種類ほどのタイプがあります。あなたが作りたいパウチコスメに合った形状を選ぶことをおススメします。種類は以下のとおりです。

 

平・自立タイプ

多くの製品で使われている基本的な形状です。平面的な平袋と、袋の底が広がる自立袋があります。

センタースパウト(ガセット)タイプ

袋上部の中央にスパウトがついており、袋の左右にマチがある袋です。ゼリー飲料などに多く使われています。

異型タイプ

用途に合わせて様々な形状になっている袋です。デザイン性や利便性を高めることができます。

センタースパウト(平自立)タイプ

袋上部の中央にスパウトがついた自立する袋です。食品からトイレタリー用品まで幅広く使われています。

ツインタイプ

真ん中にミシン目が入っている袋で、2個口に分けることができ、同一製品もしくは別製品を左右の袋に充填することができます。平タイプと自立タイプがあります。

コーナースパウトタイプ

袋上部の角にスパウトがついている袋です。角にスパウトがついているので、注ぐ動作に適しています。

ガセット(シングルレイヤー)タイプ

袋の底が四角く広がり、袋の左右にマチがある袋です。底が広いので安定して自立します。

リンガータイプ

リンガーで封をする包装です。ナイロンポリ袋がよく使われます。

ガセット(ダブルレイヤー)

袋の底が四角く広がり、上部にも折込が入っている袋です。容量を最大限に利用することができます。

トレイタイプ

プラスチック製容器の上部をフィルムでシールする包装です。

 

パウチの製造工程について

それでは次に、パウチの製造の流れについて解説していきたいと思います。

  1. グラビア印刷
  2. フィルム製膜
  3. ラミネート
  4. VOC処理
  5. 検反・スリット
  6. 製袋
  7. 成型・装着

 

①グラビア印刷

振り分け式8色グラビア印刷機で、高品質なパッケージデザインを実現します。 工程内では、自動制御で各色の柄調整およびストロボカメラによる監視を行っております。

②フィルム製膜

用途に応じた複数の樹脂を用いて、積層フィルムを製膜します。 ここで製造されたシーラントフィルムは、後のドライラミネート加工により、更に別のフィルムと貼り合わされます。

③ラミネート

複数のフィルム同士を接着剤により貼り合わせるドライラミネートと、直接フィルムに貼り合わせるタンデム押出しラミネートの2種類の方式で加工を行います。

④VOC処理

ドライラミネート工程で排出される揮発性有機化合物(VOC)を、大気に放出せず回収・精製する装置です。大気汚染防止法のVOC排出規制に対応しております。

⑤検反・スリット

高性能カメラ搭載の検査機により印刷欠点や異物などの発見・除去に努め、お客様へ安心・安全な製品をお届けします。

スリット工程では幅の広い原反を任意の幅に切り分けます。フィルムのどこからでも開封できるフリーカットR加工にも対応しています。

⑥製袋

スタンディングパウチ、チャック袋、三方シール袋、合掌袋、ガゼット袋、大型製袋など、多種多様な用途・形状・サイズなどのご要望にお応えいたします。 パウチ外周をトリミングする加工や、レーザーによるイージーオープン機構を付与する事も可能です。

⑦成型・装着

射出成型機により、キャップ・スパウトの成型を内製化しています。 装着工程では、成型工程で製造したキャップ・スパウトをパウチへ取り付けます。キャップ・スパウトの種類ごとに専用機での加工を行い、効率化を図っております。

※製造や販売については、知識と経験に基づいて製造業を適切に管理するためのライセンスを取得する必要があります。

 

化粧ペンシルOEMメーカーの選び方

ここまでパウチの種類と製造方法について詳しく解説してきました。充填物や用途、特徴に合わせて様々なパウチがあるように、化粧品OEMメーカーも得意としているパウチが違ってきます。スタンドタイプでスパウトがついたパウチが作りたかったのに、リンガーで内装するパウチが得意なOEMメーカーに頼んでしまった!となっては元も子もありません。

自分自身がどのような用途のコスメを作りたいのか、それに合うパウチはどのようなものなのかをまずは明確にしておきましょう。メーカに問い合わせをする際は、充填物の内容とその用途、特徴を詳しく説明し、メーカーにその条件で製造ができるのか問い合わせてみることをおススメします。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。本記事ではパウチ製品の特徴と製造について解説させていただきました。この記事を参考に是非、自社ブランドのコスメに合ったパウチを検討してみてくださいね。

 


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