自社でオリジナルアイライナーを作りたいと思っても、わからないことばかりですよね。
また、アイライナーの種類や特徴、OEM製造の流れなどがわからないと思っている方も多くいると思います。
そこで本記事では、アイライナーの化粧品OEMをはじめて検討している方に向けて、アイライナーの種類や需要、化粧品OEMで作るポイントについて説明していきます。
アイライナーとは
アイライナーとは、目を大きく、くっきりと見せたいときに使う化粧品です。
目尻や目の周りにアイライナーを引くことで、目力をアップさせます。
アイライナーの引きかたによって、優しい目元やかっこいいクールな雰囲気を演出したりと、大きくイメージを変えることができるアイテムです。
化粧品OEMで製造できるアイライナーの種類
アイライナーには4つの種類があります。
- ペンシルタイプ
- リキッドタイプ
- ジェルタイプ
- パウダータイプ
それぞれの特徴を紹介します。
ペンシルタイプのアイライナーは、鉛筆のような形になっていて、削って使うタイプとリップのように繰り出して使うタイプがあります。
自然な柔らかいラインを描くことができます。
ペンシルタイプは使いやすくラインが引きやすいので、初心者の方におすすめです。
リキッドタイプのアイライナーは、ペン先にリキッドが染み込んでいます。くっきりとした細いラインを描くのに適しています。
ペン先はフェルトタイプと筆タイプの2種類があります。
肌に密着しやすいので、アイラインを長くキープすることができます。
デメリットは、一度失敗してしまうと直すことが難しいということです。
ジェルタイプのアイライナーは、柔らかいテクスチャーで濃くはっきりとしたラインを描くのに適しています。
リップのように繰り出して使うタイプと、小瓶に入ったジャータイプがあります。
発色が良く、落ちにくいので汗や水から守ってくれます。
ジャータイプは筆にとって使用するため、筆の選び方次第で描きやすさや仕上がりを調整することができます。
パウダータイプのアイライナーは、ブラシを使って塗るタイプです。
アイシャドウのように使用します。
量の調整がしやすく、ふんわりとした仕上がりになります。
アイライナーの色の種類
アイライナーの色味は様々です。5種類に分けて見てみましょう。
- ブラック
- ブラウン
- ネイビー
- カラー
- ラメ
ブラック
もっとも一般的なカラーです。目元をはっきりとした印象にしたい方におすすめです。
クールで大人っぽい雰囲気にもなります。
ブラウン
2番目に多いのはブラウンで、優しく柔らかい印象になります。
黄みがかったブラウンや赤みがかったブラウン、ブラックに近いダークブラウンなどがあるので、肌の色や好みに合わせて選ぶことができます。
ネイビー
ネイビーのアイライナーは、知的で涼しい雰囲気になります。
白目をきれいに見せる効果があるので、透明感をだしたいときにおすすめです。
カラー
その他のカラーアイライナーは、目元を華やかにしたいときにおすすめです。
ピンク色やブルーなどさまざまな色があるので、気分で色を使い分けるのも楽しみのひとつです。
ラメ
ラメアイライナーは、キラキラと目元にツヤ感をだすことができます。
クリアベースにシルバーやゴールドなどのラメ単体のアイライナーもあれば、カラーのアイライナーにラメが混ざっている場合もあります。
黒やブラウンにさりげなくラメが混ざっているものは派手すぎないので、普段使いにおすすめです。
アイライナーの需要の高さ
コロナ禍により、マスクをつけるのが当たり前の現在、マスク着用時に一部のみメイクを行っているという女性も少なくありません。
中でもアイメイクに力を入れている女性が多く、
「マスクをしていて目元が目立つため、目元を以前より濃いメイクにした」
「マスクをしているのでアイライナーで目元をはっきりくっきりさせている」
という声があるようです。
このことから、アイライナーの需要は高くなってきていることがわかります。
しかし、マスクの湿気からアイライナーが落ちやすくなってしまうことも。
そのため、消費者からはメイク崩れのしにくい、落ちにくいアイライナーが求められています。
マスクが必須な現代、目元で大きく印象が変わるため、大事なのはアイラインです。
このように、消費者の求めているものやニーズを考え、オリジナルアイライナーを製作することが大切です。
アイライナーを製造するプロセス
全体のスケジュール感をつかむために、OEM会社の製造プロセスを見ていきましょう。
- 打合せ
- 試作品の提出
- 製品仕様の検討
- 製品処方の決定
- 契約
- 製造・生産
- 納品
打合せから納品されるまで約6ヶ月がかかります。
企画や開発に3ヶ月、製造に3ヶ月かかると考えると、1つのオリジナル製品を開発するにあたり、約半年ほどかかります。
全てがスムーズに進むとは限りませんので、トラブルや予想外のできごとに備えて余裕を持ったスケジュールを組み立てましょう。
アイライナーを化粧品OEMで作るポイント
オリジナルアイライナーを化粧品OEMで検討している方にとって、依頼する際のポイントは気になるところではないでしょうか。
オリジナルアイライナーを化粧品OEMでつくるときのポイントを3つ紹介します。
まず最初にすべきことは、製造先を決めるためにさまざまなOEM会社にアプローチすることです。
OEM会社によって、得意分野や実績が異なるため事前にリサーチをしたり、展示会に参加することをおすすめします。
希望に合ったアイライナーを製造できるかどうかはOEM会社にかかっているため、とても重要なポイントです。
信頼できるOEM会社を選びましょう。
オリジナル製品の種類やコンセプトを明確にする
販売されているアイライナーの種類は非常に多く、ただ作るだけでは競合製品に埋もれてしまいます。
製品のアピールポイントや、パッケージデザインなどの見栄えも売上に大きく影響します。
ターゲットはどんな人なのか、消費者はどんなものを求めているのかなど、コンセプトを明確にして、OEM会社に伝えることが大切です。
適切なロット数の設定
初めてのOEMは販売予測が立てにくいため、基本は小ロットからのスタートになります。
小ロットのメリットは、トータルでかかる製造費用を抑え、在庫をかかえるリスクが少ないことです。
しかしロット数があまり小さいと割高になってしまい、利益が出にくくなってしまいます。
製造コストと販売価格をよく考えて、適切なロット数を設定することが大切。
ロット数をいっしょに考え、親身になってくれるOEM会社を選ぶことがポイントです。
実績のあるOEM会社を選ぶ
アイライナー製作の実績のある企業を選ぶことで、スムーズな取り引きができる可能性が高いです。
また、選択できる原料が豊富だったり、コストを抑えられたり、マーケティングのアドバイスを受けられるというメリットがあります。
OEM会社を選ぶ際には、実績について詳しく調べましょう。
信頼できるOEM会社を見つけたあとも、スムーズにやりとりができるように心がけましょう。
お互いの意思疎通がうまくとれないと、理想のオリジナルアイライナーを製造できないということも考えられます。
要望は具体的に伝え、確実に伝わる方法で進めていくことが大切です。
まとめ
本記事ではアイライナーを作りたいと考えている方に向けて、アイライナーの種類や特徴、需要について、化粧品OEMで作る際のポイントをご紹介させていただきました。
ぜひ参考にしていただきながら、素敵なアイライナーを作ってくださいね。